( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

奇妙な顔合わせ・後日談

2007-07-06 | Weblog
この間、スーパー銭湯に行ったときのことが気になっていた。
なぜ、MさんとLさんが知り合いだったのか。
その後のMさんの様子がちょっとおかしかったこと、
Lさんがそそくさと帰ってしまったこと。
僕はLさんに話しかけたほうがいいのか気になっていた。

「まさる・・・。ちょっといいか?」
Lさんの方が話しかけてきた。
「何?」
「込み入った話なんだ。ここじゃちょっと。」
二人で別フロアに移った。

開いている会議室に入るなり、Lさんは後ろ手で鍵を閉める。
「話って何?」
訳のわからない僕は少し警戒する。
まさか、転勤?
「この間のことなんだけれど・・・」
「ああ、何?」
「お前、あいつとつきあってるのか?」
「は、はぁ?」
「・・・Mのこと・・・。」
「た、ただの知り合いだけれど?」
僕はゲイなのがばれたのかと思ってびくっとする。
Lさんは訝るような目で僕をじっと見る。

「何?どうしたの?」
僕の声は掠れていた。
沈黙が流れる。
苦しい・・・。

「・・・あいつには、・・・」
「え?」
「・・・気をつけろ。」
「え?」
Lさんも声が掠れていた。僕は意味がわからない。
「とにかく、今はそれしか言えないけど、とにかく、気をつけろ。それだけだ。」
そう言うと出て行ってしまった。

どういう意味だろう。
わからない。