( leave things ) up in the air

30代後半・既婚・ゲイ。仕事も家庭も人生も全てが中途半端な僕のろくでなしな日々。

8月中旬の話6

2008-01-05 | Weblog
彼が言うことには、すさまじかったらしい。
かわるがわる一晩中犯されていたらしい。
「・・・オナニーショーまでやったんですよ。」

ボディシャンプーで僕のカラダを洗いながら彼は昨夜の僕の痴態を事細かに教えてくれた。
淫獣のような僕の行為を。

乳首への愛撫を「指じゃなくてペニスでやってくれ」と言って、先走りのついたペニスで乳首を弄られて絶叫していたこと。
「ザーメンまみれにしてくれ」と言って何人かにかけてもらってそれをカラダに塗りたくってオナニーしたこと。
自分でアナルに指を入れて開いて見せ、「奥に舌入れて舐めてくれ」って叫んだこと。
二本挿しされて狂ったように腰を振っていたこと。
他にもいろいろ彼は教えてくれた。

聞いているうちにまた僕のカラダは反応してきてしまった。
「まだ、欲しくなってるの?」
彼に言われて赤面する。
「いいよ、俺がやってあげる。」
そのままゆるくなったアナルへ彼のデカマラが侵入してくる。
僕が覚える限り彼のモノが一番でかい。
「ふあぁ!」
風呂場で絶叫する僕。
ケツ穴が熱く感じる・・・。
もっと突き上げてくれ。
腰を振る僕。
串刺しにしてくれ・・・。


「またどこかで会えるといいな」
彼は僕の中で果てるとそう言って帰っていった。
僕は風呂場に残された。
出しっぱなしのシャワーが雨のように僕にかかる。
僕は・・・。

気がつけばほかのオトコ達もいつの間にか帰ったようだった。
僕は全裸のまま熱い日が差すベランダに出た。
デッキチェアーにうつぶせになる。
MさんやKさんはどこへ行ったのだろう。

まどろんでいるとMさんがやってきた。
「オイルでも塗ってやろうか?」
指が背中から腰へおりてきて尻タブへ滑り込む。
僕はまたせつない喘ぎ声をあげる。
Mさんの指が難なく僕のアナルへ侵入して中を縦横無尽に掻き混ぜ始める。
だらしなく喘ぐ僕。
ほどなく僕の中の淫乱スイッチが入る。
「ああああー。くれよー」
いつ果てるともなく太陽の下で犯された。
・・・いいんだ、もう。

熱い日差しに焼かれて、Mさんに串刺しにされ、
このまま死んでしまえればどんなにいいだろう。
ふと思った。



8月中旬の話5

2007-12-22 | Weblog
目が醒めるとカラダが痛かった。
いや、動かなかった。
どうしちゃったんだろう、僕は。

みんなどこへ行ったんだろう。
ヒトの気配がない。

ケツが濡れてる気がする。
やっとのことで手を伸ばして触れてみると
確かに濡れていた。
ベトベトしていた。

だんだん自分の置かれた状況を理解し始める。
さんざん犯されてヤリ捨てされたんだ。
僕のカラダは中も外もオトコ達の汗と体液にまみれていた。

ああ、やっちまったな・・・。
最低?
最悪?
もう自分を表す形容詞がない。
自嘲気味にフッと笑ってみる。

ふと、人の気配を感じる。
「大丈夫ですか?シャワーくらい浴びないと。」
そう言って誰かが僕を抱えてくれた。
見れば20代なかば、かな。
「ありがと。さすがにカラダが痛いんだ。」
「あれだけ派手にやれば、ねぇ。」
彼がクスッと笑う。

風呂場まで僕を支えてくれた彼は
そのまま僕のカラダを流してくれた。
僕のカラダはヌルヌルしていて、
昨夜の行為の激しかったことがわかる。

「ケツよく洗ったほうがいいですよ。」
そう言って彼が股の間にシャワーを押し付ける。
「あ・・・」
「ケツの中も洗ったほうがいいですよ。」
なぜだろう。僕は面識ない彼にケツを洗わせた。
シャワーヘッドを取って僕のケツにあてがう彼。
あたたかい湯がケツの中に入ってくる。
彼が見ているのに僕は臆面もなくケツ洗浄をした。

「昨日は・・すごかった・・の?」
「てかあんな激しいのビデオでも見たことないですよ。」
彼に言われて赤面する。
「やっぱりブットんでたんですね。」
「・・・」

8月中旬の話4

2007-12-14 | Weblog
普通に1対1のセックスではそんなに沢山のことはできない。
3Pでもせいぜい上下の口を犯されて・・・くらい。
でもさすがに大人数で犯されると、すさまじかった。
恥も外聞もなく乱れまくったのはやっぱり仕込まれていたせいなんだろうか。
今となっては取り返しがつくもんでもないけど。

気がつけば
1.ケツ
2.ペニス
3.右の乳首
4.左の乳首
5.口
6.その他に手をのばす
7・・P?
僕は代わる代わるオトコ達に犯された。

オトコ達の責めは容赦がなかった。
まさに性処理道具になりさがったようだった。
それも考えれば当たり前だけれど。
そのために集まったんだから。
快楽をむさぼるためだけに。
普段できない鬼畜のような性のファンタジーを実現するために。

僕は激しい快感に酔いしれていた。
いや、違う。
酔っているのではなくひたすら叫んでいた。
「もっと!あー!んんぐああ!」

「すげえ、こいつエロイぜ!」
誰かの声が聞こえる。
「上玉だな、M。」
「久々にヤリ倒せるなぁ。」
品評なんてどうでもよかった。
犯してくれ。
おかして・・・
オカシテ・・・。

見てるだけでガマンできなくなったギャラリーが
オナニーを始めて僕にザーメンをかけ始める。
僕の意識が飛び飛びになり、
次第に遠くなっていく。
そして記憶が途切れた。

8月中旬の話3

2007-12-07 | Weblog
全裸のオトコたちが僕を囲む。
「廻されたいんだって?」
さっそく乳首を弄られ喘ぐ僕。
「感度いいねぇ!」
別のオトコが言う。
突然、さらに別のオトコが僕の股を開き、
「でかいもの持ってんじゃん。」
そう言ってもう垂れ始めたガマン汁を塗り広げ亀頭を撫で回す。
僕は歓喜の叫びを上げる。
「派手に反応するね~、なんか仕込んでんの?」
これまた別のオトコ。
「さすがにまだ効いてないだろ」
Mさんの声がどこからか聞こえる。
やっぱりなんか仕込んでたのか。
でも今となってはどうでもいいことだった。

少しずつ頭がグルグルしてきて、
僕は手近にいるおとこのペニスに手を伸ばす。
「お、欲しいのかよ。」
いやらしい音をたててしゃぶり始める。
見ていた別のオトコ達が僕の乳首に触れる。
「はあん・・・んっんあぁ!」
カラダがびくんとして
「おお、期待以上じゃん。」
なんて声が聞こえる。

フェラをしていたオトコは今度は僕のアナルを舐め始めて
僕は叫びをあげた。
頭の中で快感がはじけてスパークする。

気がつけば僕はオトコ達に四方八方から弄られ
歓喜の叫びをあげていた。

8月中旬の話2

2007-11-30 | Weblog
Mさん主催の乱交パーティーに出席した。
もう、堕落度も極めたな・・・。

貸し別荘を借り切ってそれは開催された。
敷地に入れば、近隣の視線は気にならない。

だから思いっきりハメをはずせるシチュエーションだった。
貸し別荘までMさんの車で行った。
Kさんも一緒だった。
Kさんの運転中はMさんに車中で弄られ、僕はもだえた。
「今からそんなんでどうするの~もっとスゴイことすんだよ~」
Mさんはニヤニヤしていた。

貸し別荘に着くと、Mさんは僕に言った。
「まさるはずっと全裸ね。」
僕は言われたとおり服を脱いでリビングのでかいソファーにもたれた。
玄関先でいろんな人の声がする。
これからどうなるんだろう。
少し後悔する。
家族のことが頭をよぎる。
子供、
妻、
そして・・・。
Lさんの顔・・・。
そして打ち消す。
いや、いいんだ、もう。
これから起こる快楽の宴に身を委ねればいい。
一時でも忘れられればいい。

扉が開いてMさんがまたあのカクテルを持ってくる。
「さ、これ飲んで。あとこれも。」
これ・・。たびたびくれるカプセルだね・・・。
こんなに沢山飲むの?
「長丁場になるからな。みんなおまえとやりたくてウズウズしてるぞ。」
僕は一気に飲み下す。

「さあ、みんな入ってきて。」
ぞろぞろと見知らぬ男たちが入ってきた。
僕はこれから彼らに抱かれるんだ。
そう思うと期待と不安と少しだけ後悔と・・・。
酔いがまわってきて道徳が吹き飛ぶ・・。
こうして宴は始まったのだった。

8月中旬の話

2007-11-22 | Weblog
あんなことがあったせいで、会社でLさんとも気まずい。
なんで?僕が悪いの?
僕は客観的に見て、総合的に見て悪い奴だろう。
自分でもそうだと思うけど、
ことLさんとの関係に限定すれば、なにも悪いことはないはずだ。
なのに、なぜ避ける?僕を。
なぜ、僕のほうが罪悪感を感じなければいけないんだ!

イラつく僕。
どうしてもLさんにきつくなってしまう。
意見が合わないときも
必要以上に声を荒げてしまう。

腹が立つのが、そんなときLさんが戸惑った表情を浮かべながらも反論してこないところだ。
まるで、自分に非があるような顔して。

やめろ!
いつものように怒ってくれよ!

ひとり相撲で疲れる僕。
それで、今日もゲイセックスに逃げる。

乱交実行日が決まったらしい。
そんなことをしてる自分に罪悪感を感じるけど、どうしようもない。
とことん堕ちてやる。

僕はLさんが行く出張についていくことがなくなって
上司にこっそりまた組ませるように懇願した。
受け入れられたら、あることを実行に移すつもりだ。

8月上旬の話3

2007-11-16 | Weblog
僕は「あること」に対して疑念が確信になって自分で自分が支えきれなくなった。
翌日、「仕事があるから」と嘘をついて家から戻った。
そしてそのままMさんに連絡した。

「まさる、ほんとにセックス好きなんだなぁ。」
のんきに言うMさん。
「だったらもっとスゴイことしたくない?」

Kさんを呼び出して3Pする。
もはや僕には普通のことだ。
このくらい、当たり前だ。もっと堕としてほしいよ・・・。

そんな僕の気持ちを知ってか知らずか、Mさんが言った。
「乱交パーティー行ってみる?」

僕はMさんが出してくれるなぞのカクテルをいつもより沢山飲んでベロベロになっていた。
やけっぱちになっていた。
それで、
「ああ、いいね」
と言ってしまった。

「じゃあ、安全なの、集めとくね」
Mさんはそう言った。

「なんかあったの?」
Kさんが帰り道、僕に聞く。
「尋常じゃないよ、まるでセックス中毒みたいじゃん。昔のまさるはもっと自制が利いてたよね?」
・・・
「オレもガッツリやっちゃってるから言う資格ないのかもしれないけど、大丈夫?」
僕は自分が階段をころげおちるように堕落していくのを感じる。
でも、今はそれでもかまわない。
逃げたい。
逃げたいんだ。
快楽の渦に流されていればなにもかも忘れていられる。
だから・・。

「大丈夫。心配しないで。」
そうKさんに言うのがやっとだった。

8月上旬の話2

2007-11-10 | Weblog
僕はニブイ。鈍感ってよく言われる。
でも、そんな僕にもわかってしまった。

愕然とした。
僕の疑念は確信に変わった。
なんてことだろう。

それはLさん一家と僕の家族が会ったときだった。

え?
こわばった妻の顔。
戸惑ったような笑顔のLさん。
一瞬だったけれど、僕は気がついてしまった。

Lさんの子とうちの子・・・。
似ている。Lさんに。
仲良く遊ぶ子供たち。
Lさんにとてもなついてしまって。
うちの子はいつもは人見知りするタイプなのに。

傍目には楽しく川原でバーベキューに興じる二組の家族にしか見えなかったかもしれない。
みんなどんな気持ちだったんだろう。
必死に取り繕っている妻。
戸惑いを隠すLさん。
気がつかないLさんの奥さん。
無邪気な子供達。
ヤケになってビールをあおる僕。

酔ったふりをして川に飛び込んで
「なにやってるの~」
とみんなに怒られた。

僕は泣きたくなった。

家に戻り、妻が
「今日は楽しかった?」
と訊いてきた。
僕は
「でも疲れちゃった。」
とだけいって寝た振りをした。

8月上旬の話

2007-10-26 | Weblog
妻とどんなふうに向き合っていいのかわからない。
ある疑惑が僕の中に生まれてからは。

実はこの1ヶ月家に戻ってなくて、
どうしたらいいものか・・・。

「子供が寂しがってます・・・。」
留守番電話のメッセージ・・・。

普通に帰ればいいのだろうけど・・・。


Lさんに僕が考えていることを話してみた。
もちろん、核心の部分は避けて、妻とケンカがこじれて、みたいな内容にして。

Lさんの提案で一緒に帰ることになった。
具体的にはLさん一家が僕の妻子のいる街で遊びにいくのでそれに僕が一緒に行くということで。

「ちゃんと話し合わなきゃダメだぞ」
Lさんは言った。
「二人で乗り越えていかないと」

そのとおりなんだけど・・・。
僕はどうしたいんだろう。
これをきっかけに全てを投げ出すことだってできる。
妻は僕側の秘密を知らない。
何かを感じているかもしれないとしても。
僕も証拠はないけれど、妻に疑念を抱いている。
僕の疑念が事実であれば・・。

でも僕は自分でどうしたらいいかもわからないのだ。

この夏のできごと

2007-10-20 | Weblog
やっとブログを書く気になった。
しばらくは過去の話をだらだら書いていくことにしよう。
いろんな変化があって、受け入れがたいこともしてはいけなかったはずのことも。
ここは僕の唯一のはけ口でもあるのだから、
吐き出しておきたい。

何が変わったということもないけれど、
結局、今日現在でどうこうしてない。
中途半端なまんまだけれど、
僕にとってはちょっと書いてなかったこの期間、
いろんなことがあって、心境の変化もあって。

状況としてはかなり情けないんだけれど、
全然ほめられたもんじゃないんだけれど。

ちゃんと記しておきたい。