ことばと学びと学校図書館etc.をめぐる足立正治の気まぐれなブログ

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学力は生きる力から

2005年01月17日 | 「学び」を考える
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 1月17日付の朝日新聞朝刊に、百ます計算で有名な陰山英男氏の講演記録が掲載されている。私自身は、百ます計算に関心がなかったので、これまで陰山氏のことをよく知らなかったが、この記事に掲載された陰山氏の学力観にほぼ納得。ここにも仲間がいることを発見した。
 陰山氏の主張の骨子はほぼ次のようなものである。学力低下は、体力、気力の低下と関連する、生きる力の低下現象の一つである。その基には、ディスプレー依存と、それに伴う睡眠不足、家族内対話の不足に起因するコミュニケーション能力の低下がある。学力の回復には、まず生活習慣を改善して子どもたちの元気を取り戻し、自ら考え学ぶ力の土台となる基礎基本を身につけさせていく必要がある。まったく同感である。競争原理の導入や全国一斉の学力テストも逆効果になることがある。授業時間を増やす必要はなく、学校週5日制のなかでじゅうぶんやっていける。指導要領を改訂して教育内容や予算について現場に創意工夫をさせてほしいという主張は、15日に掲載された加藤幸次氏の主張とも一致する。

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