今年度の学校図書館自主講座(神戸)は、「探究的な学びと学校図書館の活用」をテーマとして、子どもの探究活動を促進する学校図書館、さらにはそのような学校図書館にかかわる専門職の学びの在り方について様々な側面から検討をつづけています。第7回目の自主講座は、文部科学省が次期学習指導要領への導入を目指しているアクティブ・ラーニングをとりあげて話し合います。
第7回学校図書館自主講座
日 時:11月29日(日)13:00~16:30
場 所:新長田勤労市民センター
(JRまたは神戸市営地下鉄「新長田」駅下車南側すぐ)
プログラム:
報告と振り返り
1.「大阪教育大学池田地区附属学校研究発表会」 報告者:梶木 尚美(大阪教育大学附属高等学校)
11月21日におこなわれるこの発表会では、社会科教員と学校図書館員とのコラボによる小・中・高の公開授業と分科会があります。
つながり、かさなり、ひろがる授業 ~「知」をはかる評価 ~
「問題解決力を磨くために何が必要なのか? パフォーマンス評価の導入によって、社会科的思考力や情報活用力はどのように獲得されるのか?教科のプロである社会科教員と、情報のプロである学校図書館員が、コラボレーションで取り組む探究型学習を提案します」
参加申込(締切11月13日)はwebで行ってください。
2.「読書会 ジョン・デューイ『学校と社会・子どもとカリキュラム』第2回」 報告者:足立正治
9月から京都でジョン・デューイの著作を読み合う読書会をスタートさせ、最初の2回は『学校と社会・子どもとカリキュラム』(講談社学術文庫)を取りあげました。次回は12月20日(日)に『経験と教育』(講談社学術文庫)を読みます。
発 表:
「次期学習指導要領とアクティブ・ラーニングについて」 話題提供者:浦井 康(奈良県教育委員会学校教育課)
指導主事会における文部科学省の説明や研修会等で話し合われた内容などをもとに説明していただき、それをもとに、学校図書館の立場から、どのように関わっていけばよいのかを考える手がかりにしたいと思います。文科省の諮問などでよくわからないこと、導入にあたって危惧しておられることなどがありましたら、あらかじめお知らせください。
(参考)
・初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)
・諮問の概要(PDF)
・文科省の「用語集」におけるアクティブ・ラーニングの定義
・学習指導要領改訂の方向性について(YouTube) 大杉住子(文部科学省教育課程課 教育課程企画室長)
以上、はじめて参加される方は下記までご連絡ください。
学校図書館勉強会(神戸)事務局
holisticslinfo#gmail.com (#を@に変更して送信してください)
第8回学校図書館自主講座の予定
日程と会場は未定ですが、1月末か2月初めに神戸で下記のプログラムを予定しています。
・「総合的な学習の時間」における生徒の「反省的注意」の喚起について-同志社女子中学校での実践事例をもとに(家城清美)
・児童生徒の反省的思考を促す学校図書館専門職の省察的実践(足立正治)
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