告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

極少量抗がん剤療法

2009年04月11日 | Weblog
町田胃腸病院の梅澤充医師は「極少量の抗がん剤を組み合わせた治療」をガン患者に対して行っている。

少量の抗がん剤を用いた治療は、全国的に1つの大きな流れとなっている。少量の5-FU(フルオロウラシル)とブリプラチン(シスプラチン)を用いた「少量FP療法」はすでに全国各地に普及しているそうだ。また、金沢大学の高橋豊医師による「ガンの休眠療法」も注目されている。通常2週間に1回投与するトポテシン(塩酸イリノテカン)を6分の1の量にして、2週間に6回投与する。副作用がほとんど出ない。しかも良好な治療成果があるという。

梅澤充医師はさらに少ない抗がん剤を用いて治療をおこなっている。がん患者の病状や体力に応じて、通常量の10分の1、50分の1という極少量の抗がん剤を用いる。これまで83名の再発・進行がん患者に試みられた。内訳は乳がん55名、肺がん6名、膵臓がん7名、大腸がん4名、胃がん5名、卵巣がん3名、その他3名。83名の患者のうち19名が亡くなられている。


梅澤医師が実践している「少量の抗がん剤と免疫療法を組み合わせた治療法」は、動物実験レベルではその有効性が証明されている。北海道医療大学の細川真澄男教授が動物でさまざまな免疫療法に化学療法を併用した「がん免疫化学療法」を試み、良好な治療成績を得ている。さらに、抗がん剤をたくさん使用した場合よりも少量使った場合のほうが治療効果は高く、治療成績で優れていることも発表している。

がん細胞は生体の免疫力という攻撃をすり抜けながら増殖していく。多くの抗がん剤にはがん細胞の抗原性を認識させたり、免疫感受性を増強したりする作用があるという。つまり、抗がん剤にはがん細胞を異物として認識させる働きがあるようだ。それが、極少量の抗がん剤の投与によって延命効果がある理由になっている。


組み合わせる免疫療法というのが分らないが、丸山ワクチンと組み合わせれば、最強の治療法になるのではないだろうか? という気持ちが起きる。丸山医師が生存であれば、きっと 論外!とお叱りを受けるであろうが。