幹事さんのひとりごと

秋田市 土崎港 壱騎町一区 壹友会 非公式ブログ 語ったもん勝ち

若く

2013年02月05日 | 土崎港祭り
前に書いたはずの持論。
どこに書いたのかわかんないんで、再度持論書こうと。

曳山の山車の化粧板に書かれている文字。

横の長手には町名が書かれている。
うちの町内の曳山は、昔は「壹騎町」だったんだろうな。
それが昭和6年(おそらくね)に一区と二区に別れ、
昭和9年に壹騎町一区として曳山を奉納してるようだ。
そのときに山車があったのか、それとも借り物だったのかは
定かではない。

戦時中、曳山は防空壕の柱として使用されたようで。
神明社の鳥居の横と、D51公園の裏手の2箇所が町内の防空壕
だったみたい。
戦後派そのまま埋められたようで「曳山を神明社に埋めた」と
いうのは訳ありで埋めたわけじゃなく、掘った防空壕を柱ごと
埋葬したってことになるだろうな。

そして戦後の曳山を造ったのが昭和38年。
現在も使用している。
その曳山にはもちろん「壹騎町一区」と書かれ、正面と後に
「若」の文字がある。

この「若」とはなんぞやという話。

この曳山製造に携わった方はすでに誰も健在ではないので、
誰に聞いても「若」の意味はわからない。
おそらくとして誰もが言うのが「若者」「若い力」「若々しい」
そんな意味だろうと言う。
確かに他の町内では「若い」だの「若者」だの「若若」と書いてる
町内もある。

竿燈の「大若」「中若」「幼若」というのも「若」を使っていて
なぜ「若」なのかと聞いても誰も答えてくれない。
「若々しさ」を表現してるんじゃない?としか。
熟練の技を披露するような竿燈に「若さ」は必要あるのかなと。

そこで持論。

「若く」と書いて「しく」とか「ごとく」と読むことがある。
「・・に近い」とか「・・のように」とかいう意味。
「傍若無人(ぼうじゃくぶじん)」は他人を気にせず自分勝手な
振る舞いという意味で、中国秦の時代に有名なやつが、酔って
歌って、騒いで暮らす生活をしていて、まるで傍に人がいないか
のような振る舞いということで「 「傍らに人無きが若し」。

「若し(ごとし)」なのだ。

そう考えると曳山は山信仰を山車にしてねり歩くもの。
「山の若し(やまのごとし)」でいいんじゃないかと。
竿燈も垂れ下がる実りの稲穂を表すということなら「稲穂の若し」
ととらえれば納得でいるんじゃないかとね。

そうなると、曳山に「若い」と書いてるのは?
「若若」とか「若者」って?

まぁ他町内にけちはつけない。
町内の独自判断でやることだからね。
角燈籠の色だの電飾だの文字だの。
町内ごとに統一する必要のないことだから。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
若い (夫婦岩)
2013-02-05 12:26:54
ってどこの町内だすか?
"い"なんて書いてるとこあったかな…

これは以前から気になってまして。
若には、「もしくは」って意味もあるんですけど
「ごとし」の方が意味が通りますね。
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覚えてないけど (幹事)
2013-02-05 13:05:42
どっかの町内で「若い」って書いてるのを見たことあるよ。
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