先日実母がお世話になっている施設から
お便りが届きました。
行事の写真を載せた通信と
個別に書いてくださったお手紙でした。
敬老の日にプレゼントをいただいて
穏やかに笑っている写真をみて
ほっと安心しました。
眠気の強い日もあるようですが
みなさんに支えられて
平穏に過ごしているようです。
お手紙に
私たちが送った手紙や写真を喜んではいるものの
「家族の事は忘れてはいません。
ただ、話をすると会いたくなるし
里心がついてしまう」と
職員さんに話しているそうです。
母にとって忘れていない家族とは?
子どものころの実家なのか
私たちのことなのか
定かではありませんが。
寂しさや会いたいと思う気持ちをグッと我慢されているのだと感じましたと
お手紙に書いてありました。
母は小学校一年生で産みの母が
病気で亡くなり
寂しい思いをして育ちました。
私には厳しい母でしたが
それは実の母親に甘えた経験がなかったからなんだろうなあと
今になって母のことが少しわかった気がします。
私たちの近くにくればと
話したこともありましたが
息子が近くにいるのに
嫁に出した娘には頼れませんということでした。
亡くなった父はよく
「もしお世話になるとしたら
お前のところでお世話になりたい」といっていました。
母も本心はそうだったのかもしれませんが。
コロナのこともあり
お世話するどころか
今は面会もできません。
そのうち自由に会える日がくるでしょうか。
私も、会いたい気持ちをグッと我慢してお祈りしています。