朝からうるうるっと

なにげなくつけていたテレビにくぎづけになってしまいました。
福島県南相馬市の小学生のマーチングバンドを取材したもの。
以前被災地の子どもたちもがんばっているといった新聞記事の
見出しをみかけた気がしますが、今日番組で詳しい状況を知って
びっくりしました。

もともとマーチングの有力校だそうですが
今回原発事故もあり子どもたちが４ヶ所以上に分かれてしまいました。
でもみんなでマーチングをやろうとチームが結成され
それぞれの場所でそれぞれの練習を続けました。
お母さんたちが送り迎えをしたり、顧問の先生が
遠くの子どもたちとは携帯電話で演奏をチェックしたり。
そしてたった二人で練習している体育館でも
しっかり線をひいて動きを覚えていました。

我が家の子どもたち、特に次女はマーチングにも
力をいれていましたが、みんなで何回も演奏して
まとまっていくものだし、動きは自分だけでなく
まわりとのからみもあるのでひとりでも練習で欠けてしまうと
大変だといっていました。
だから私は南相馬のメンバーの歯のかけたような状態では
無理でしょうと思ってしまいました。


でも東北大会で代表に選ばれて
全国大会に進めばまた離れ離れのみんなにあえる。
子どもたちは歯をくいしばってがんばりました。

うまく演奏しなくては・・・
絶対動きを失敗できない・・・
すごい不安とプレッシャーのなかで泣きながらの練習に
みているだけで胸がしめつけられました。

東北大会直前、ひさびさに一緒に練習したら
演奏がどうしても合わない。
先生が頭を抱えながらも「きみたちは本番に強いから
先生は心配してないよ！」と子どもたちを励ましていました。


もともと実力校だった子どもたちは
そんな逆境にもめげずに全国への切符を見事勝ち取りました。

その後はちょっと見れなかったけれど
全国でもいい成績をおさめたかな？

ひとりひとりの努力と本番での集中力、すばらしかった！！
日曜日の朝から泣いてしまいました。