歌うようにゆるやかに(andante cantabile)

マイペースで歌を歌い続けようっと☆

先生の涙

2024-01-26 09:25:00 | ニュース
少し前に能登地方で
授業が再開された小学校の様子を
ニュース番組で拝見しました。

三年生くらいでしたか
子どもたちは元気で
教科書をみせあったりして
楽しそうに授業を受けていました。

体育館が避難所になっているので
音楽室で走ったり
カラダを使ったゲームをしたり
工夫されていました。

明るく元気な24歳の女の先生。
授業が終わって子どもたちを送り出した後
涙ぐまれていました。
「子どもたちの前では涙を見せられないので…」
先生ご自身も被災者です。

復興まで時間がかかると
子どもたちもどこかに移らなくてはならないかもしれません。


わが家も被災したときに
避難所・友人宅と移動し
校区外の社宅に仮住まいとなりました。

でも通える距離だったので
お借りした軽自動車で
朝、中学校・小学校と送っていき
帰り小学校は次女は授業が終わったら
低学年図書室で待っていてもらい
長女の授業が終わった頃に迎えに行っていました。
長男は帰りだけ電車。

毎日大変でしたが振り返ると
慣れている学校でお友だちと過ごせて
ありがたかったなあと思います。

私としては
大事なものを失ってしまったり
子どもたちにも辛い経験をさせたなあと
思っていましたが
少し前に当時をふりかえって
長男「親は大変だったと思うけど
自分としてはつらい気持ちはなかった。
少しやんちゃな先輩とかも
みんなで力を合わせないといけない状況になって
かえってよかった気がする。」
長女「ランドセルや文房具が新しくなって
うれしかった。」
次女「図書室で待つのも同じような友だちと
一緒に遊べて楽しかったよ。」

そうだったんですね。
子どもって前向きです。
私も子どもたちに励まされて
がんばれていたと思います。



能登半島地震の被災で
中学生が集団で避難生活をする中で
地元に残る人もいると聞きました。

それぞれのご家庭にそれぞれの事情があることと思います。

どうか子どもたちが守られますように。
ご家族や先生方も力がわいてきますように。
寒い季節を無事に乗り越えることができますように。

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