歌うようにゆるやかに(andante cantabile)

マイペースで歌を歌い続けようっと☆

母と濃密な5日間

2013-05-06 21:21:50 | 家庭・子ども
4月30日夜、夜行バスででかけ
5月6日の朝、夜行バスでもどってきました。

前回、事故から一週間というタイミングでは
弟のところでお世話になっている母はとても動けない状態でした。

弟と義妹にも休憩してほしかったので、
一か月たった今回は、母をマンションに連れ帰って
二人で濃密な5日間を過ごしました。

最後にみつかった腰椎の粉砕骨折!
今のところその骨折が一番気がかりだそうです。
まっすぐくっつくように起きている間は
コルセットを装着するようにいわれていました。

2週間後にもう一度診察をして
いい具合にくっついていなければ手術も必要だそうです。

でも杖をつきながら少しずつ歩くことも可能になりました。

2日目には往復100メートルくらいの小さな公園に
お弁当を持ってでかけ、物欲しそうによってくる鳩と戯れたり
ビオラの花壇をながめたり、事故後はじめてお散歩をすること
ができました。

しかし今回じっくり母と向き合ったことで
今まで薄々感じてはいたのですが
母の状況が単なる物忘れではないということを
あらためて思い知らされました。

人間関係(人の名前)
日にちなどが混乱していたりわからなくなったり・・・

とにかく冷蔵庫の中に同じものがいくつも入っていたり
洋服や手紙や書類など、いるものといらないものとの
判断ができなくなっていたようで山のように溜め込まれていました。

とにかく母にいろんな説明を何度も繰り返したり
部屋の片づけ・掃除をしたり、食事を用意したり・・・
短い日にちしかないのでやることがいっぱい。

ときにはストレス解消のため
買い物がてらちょっぴり観光気分も味わいました。
連休中なので街には観光客があふれていました。

(K知駅前 銅像)


(日曜市)

この混乱状態は事故による一過性のものであってほしいとは
思いますが、この3年くらいのいろいろと思い当たることを
考えるとやはり・・・
骨折の具合が一段落したら
脳のほうも一度きちんと診ていただこうと弟とも話しました。

私は長男が進学で家を出たばかりの頃
街で同じ年頃の男の子をみると
「ちゃんとやってるかしら?」と
心配でたまらなかったです。
最初の連休には家族みんなで、息子の下宿に
押しかけたものです。

そこで今回私が母の世話をしている間、
義妹には上京したばかりで心細い姪のところに
いってもらいました。

今回弟宅のワンちゃんに癒されました。
すっかり覚えてくれてしっぽも振ってくれました。

ワンちゃん、そして姪たちにも
「おばあちゃんはみんなの名前もわからないときが
あるかもしれないけれど、病気だから許してあげてね。」と
お願いしました。

母がしきりに「こんなことになってみんなに
迷惑をかけて申し訳ない」というので
弟と「今まで私たちが育ててもらったんだから
これからは私たちがママのことをお世話するんだから
気にしなくていいんだよ」と話すと
「いやあ、あなたたちを育てた覚えはない」と
いうので、やるせなかったです。

最終日、夕礼拝に参加できました。
副牧師K先生のお話が心にしみました。
人生で何を成したかが重要ではない。
神様を指し示すことこそが大切なのだ。

御言葉に満たされて
弟・姪に見送られて夜行バス乗り込みました。
ありがとう~よろしくね~


 *****************

留守宅では長男夫婦が遊びにきて、
妹たちと楽しく過ごしていたようです。
最終日にはN潟から戻った主人も合流。

今回私はおばあちゃんのことを優先させて
もらったので合流できなくて残念!
またの機会を楽しみにしてます。


デザートビネガーのプレゼントありがとう☆
疲れた体にしみ込んでいきます~
プリンター接続もやり直してくれていて
助かりました。

年老いていく親世代と、これから伸び行く子ども世代に
挟まれていろいろあるけれど、果たすべき役割を与えられて
私たちの世代は一番の充実期なのかもしれませんね。
いろいろと考えされられた五月連休でした。
コメント
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