自分の記録のためにも今年の俳句を振り返ってみたいと思います。
俳句ポスト、俳句生活~よ句もわる句も~、おうちDE俳句、一句一遊で選を頂けた俳句を中心に選びました。今年から NHK俳句、岩波俳句や文春俳壇などにも投句を始めましたのでそこからも何句か選びました。俳句ポストでは今年は一度も並選より上を頂くことはできませんでしたが、並選の中でも自分の好きな句を選びました。順番は選を頂いた順にならんでいますので、季節の順とはずれているところがあります。
フェラガモの靴のつま先雛の客(俳句ポスト並)
優曇華や笑わぬ人の夕餉の灯 (一句一遊木曜日)
グラタンくつくつ三丁目は朧 (よ句もわる句も)
暖かや足した答えは自然数 (俳句ポスト並)
四葩咲く母の縫製二千円 (おうちDE俳句)
炎天の勇者雲梯の攻略 (よ句もわる句も)
鯛焼きのしっぽ恋バナの結末 (NHK俳句高柳克弘先生)
夕焚火石の形の尾てい骨 (おうちDE俳句)
吾子の手にレシートおつり草の花(よ句もわる句も)
カナリアの無精卵冷ややかな笛 (おうちDE俳句 俳句しりとり)
残菊や古い写真の姉きれい (文春俳壇)
あ・・・・11句になってしまった(笑)
どの句も一生懸命考えて、自分では「できた!」と思って投句したものが認められた句です。「よし!えらんでいただけた!」と達成感のある句です。
こういう句がまた来年もっと増えていくとうれしいなあ。
今年はまだ、作ることが楽しくて、句ができるとパズルが完成したという喜びに近いものがあります。もっといろいろなこと(例えば、季語がいきているか、景がみえるか、詩があるか、オリジナリティ―があるか・・・)など、そういうことを考えられるようになりたいものです。
ツイッターを中心に いいねで応援してくださった方がたくさんいてたいへん励みになりました。ブログでも感想を頂いたりして勉強になりました。どうぞまた来年もよろしくお願いいたします。