先日買ったCDを聴いた.ブルース・リウのピアノ,A.ボレイコ指揮+ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団による,ショパン・ピアノ協奏曲第1番ほか.
終始譜面を正確かつ細部まで丁寧に再現した演奏.リウのピアノは,曖昧さのない明快なタッチで,ややそっけない瞬間がないではないものの,音楽の進行によく耳を傾け,即興的に反応する柔軟さにも事欠かない.ボレイコ率いるワルシャワフィルのバッキングも,整然の技術とアンサンブルであるが,各フレージングやトゥッティの強奏などで,多少の表情の硬さが気になる.録音は鮮明で,個々のプレイヤーとステージ全体の様子とを,ともに十分に捉えたもの.ただし,何やら頻繁にジッタとホワイトノイズが聴かれ,状態の悪い放送用音源のようであるのは残念.
第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ブルース・リウ (ピアノ),
アンドレイ・ボレイコ (指揮),
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団,
東京エムプラス,NIFCCD 638
終始譜面を正確かつ細部まで丁寧に再現した演奏.リウのピアノは,曖昧さのない明快なタッチで,ややそっけない瞬間がないではないものの,音楽の進行によく耳を傾け,即興的に反応する柔軟さにも事欠かない.ボレイコ率いるワルシャワフィルのバッキングも,整然の技術とアンサンブルであるが,各フレージングやトゥッティの強奏などで,多少の表情の硬さが気になる.録音は鮮明で,個々のプレイヤーとステージ全体の様子とを,ともに十分に捉えたもの.ただし,何やら頻繁にジッタとホワイトノイズが聴かれ,状態の悪い放送用音源のようであるのは残念.
第18回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
ブルース・リウ (ピアノ),
アンドレイ・ボレイコ (指揮),
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団,
東京エムプラス,NIFCCD 638
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