先日買ったCDを聴いた.A.ラザレフ指揮+日本フィルハーモニー交響楽団による,ショスタコーヴィチ・交響曲第10番.
やや速めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで入念に再現した演奏.ラザレフ率いる日フィルは,充実の技術とアンサンブルに一貫し,ライヴに起因する乱れもほとんどない.また,息の長いフレージングや強弱が功を奏し,音楽の横の流れを生き生きと伝えている.ここでのショスタコーヴィチ像は,彼らの明るい音色も手伝って,最後には勝利へと導く,力強い人間賛歌である.ただし,ところどころでブラスセクションに出る,品のない響きは遜色.録音は鮮明で,オーケストラをわりあい近接して捉えたもの.
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番
アレクサンドル・ラザレフ (指揮),
日本フィルハーモニー交響楽団,JPCD-1032
やや速めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで入念に再現した演奏.ラザレフ率いる日フィルは,充実の技術とアンサンブルに一貫し,ライヴに起因する乱れもほとんどない.また,息の長いフレージングや強弱が功を奏し,音楽の横の流れを生き生きと伝えている.ここでのショスタコーヴィチ像は,彼らの明るい音色も手伝って,最後には勝利へと導く,力強い人間賛歌である.ただし,ところどころでブラスセクションに出る,品のない響きは遜色.録音は鮮明で,オーケストラをわりあい近接して捉えたもの.
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番
アレクサンドル・ラザレフ (指揮),
日本フィルハーモニー交響楽団,JPCD-1032
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