みなさん、こんにちは。
今日ご紹介したいのは、ちょっと変わった視点から、古田織部という武将であり、「織部焼き」の創始者ともなった数奇者である男を主人公に、戦国時代を描いた漫画
「へうげもの」(山田芳裕著)です。
「へうげ」とは、ひょうげ【剽軽】ふざけおどけること(広辞苑より)だそうなのですが、この漫画の全体に流れる空気も「へうげ」ています。
物語は有名な「松永久秀の爆死」(織田信長に反逆し籠城するが包囲され、所有する名器「平蜘蛛茶釜」を差し出せば命を助ける、との信長からの申し出を蹴って、茶釜に爆薬を仕込んで自爆した)から始まるのですが、史実の裏を、例えば光秀の信長暗殺の背後には、秀吉←千利休の「美」に対する業に基づいた野心があった…などとする美学(価値観)の衝突、という点から描いていて、独創的且つ説得力があって非常に面白いです。
こんな風に描くと、ちょっと堅いイメージが湧くかも知れませんが、主人公古田が、武将としてよりも天下一の数奇者にならんと邁進する様子が、心打たれる茶器などを見ては、「はにゃあ」だの「ミグッ」だのといったわけのわからない擬音語を発したり、光秀を打つ秀吉の討伐軍の旗を「信の字をハートマークで囲ったもの」に描いてみたり、と、とてもコミカルに描かれていて、思わずブホッと笑ってしまう可笑しさもあります。
また「美」とか「侘び寂び」、といったことに主眼を置いて描かれている漫画だけに、端々にまで細かい心配りがされているようで、各章のタイトルも、古今東西和洋折衷の名曲がもじられていて、それを見るだけでも楽しかったりします。
元々この漫画は、家の旦那さんが買ってきた本で、くまの守備範囲ではなかったんですが、ドキドキハラハラするような面白さではなく、じわっと笑わせてくれるような、ちょっと独特の雰囲気を持った漫画だと思います。
只今5巻まで出版されていて、週刊モーニングにて連載中、のようです。
それでは。
今日ご紹介したいのは、ちょっと変わった視点から、古田織部という武将であり、「織部焼き」の創始者ともなった数奇者である男を主人公に、戦国時代を描いた漫画
「へうげもの」(山田芳裕著)です。
「へうげ」とは、ひょうげ【剽軽】ふざけおどけること(広辞苑より)だそうなのですが、この漫画の全体に流れる空気も「へうげ」ています。
物語は有名な「松永久秀の爆死」(織田信長に反逆し籠城するが包囲され、所有する名器「平蜘蛛茶釜」を差し出せば命を助ける、との信長からの申し出を蹴って、茶釜に爆薬を仕込んで自爆した)から始まるのですが、史実の裏を、例えば光秀の信長暗殺の背後には、秀吉←千利休の「美」に対する業に基づいた野心があった…などとする美学(価値観)の衝突、という点から描いていて、独創的且つ説得力があって非常に面白いです。
こんな風に描くと、ちょっと堅いイメージが湧くかも知れませんが、主人公古田が、武将としてよりも天下一の数奇者にならんと邁進する様子が、心打たれる茶器などを見ては、「はにゃあ」だの「ミグッ」だのといったわけのわからない擬音語を発したり、光秀を打つ秀吉の討伐軍の旗を「信の字をハートマークで囲ったもの」に描いてみたり、と、とてもコミカルに描かれていて、思わずブホッと笑ってしまう可笑しさもあります。
また「美」とか「侘び寂び」、といったことに主眼を置いて描かれている漫画だけに、端々にまで細かい心配りがされているようで、各章のタイトルも、古今東西和洋折衷の名曲がもじられていて、それを見るだけでも楽しかったりします。
元々この漫画は、家の旦那さんが買ってきた本で、くまの守備範囲ではなかったんですが、ドキドキハラハラするような面白さではなく、じわっと笑わせてくれるような、ちょっと独特の雰囲気を持った漫画だと思います。
只今5巻まで出版されていて、週刊モーニングにて連載中、のようです。
それでは。
私がタイトルや作家さんを知っていて、読んだことない物
ナンですよね~、本当に読みたいと思います
諸星さんは、1冊だけ持ってるんですよ~
シリーズでほしかったんですけど、なかなか中古では
みつけにくく、今に至ってるし・・・
どうしても青年誌は少女マンガばかり読んできた私には
絵の華やかさにかけるって思いがちなんですけど、お話は
そのぶん面白そうだと思うんですよね、またいろいろ
チェックしてみます
アッシも以前は絵が好みでないとなかなか読む気にならなかったんですが、最近はストーリーが面白そうだとあんまり気にならなくなったみたいダス。
あ…だけど最近「切ないような恋のお話」が、あんまり新しく読めてないかも…。
先日夜さんにお借りした「エマ」とか、自分で買ってるのでは「放課後保健室」とかくらいかな…?
何だか胸が痛くなるような、そんな漫画が読みたくなってきましたヨ。
私も読み始めたら、続きが気になって気になって、次から次へと買っちゃったもん
戦国武人が血眼になって集めた名物のウンチクもさることながら、登場人物のデフォルメされた表情&性格が面白いですよね~
そして尚且つ、解釈!!
そして何気に潜んでいる遊び心!!
私はあの細川氏の顔がかつて総理大臣だった「細川護熙」さんに似せて書いてあるのには笑いました
確かにご先祖だけどさ(爆)
なかなかこの「へうげもの」を読んだという人がいなかったので、くまさんがお持ちと知ってかなーり嬉しかった私です(笑)
やっぱり面白いのが出てるんだ~
知らんかったぞ~~~
古田織部という人については知らんのだが
彼の作った織部焼きは良いです
織部釉は深い緑
少し薄めの釉薬でボコボコした陶器にかけると
山は薄く谷は濃く陰影が出て良い感じです
私が以前に餃子を乗せるのに作った大皿が
この織部釉を柄杓かけした作品です
一度ならず二度三度とかけていくと
深い緑が落ち着いた雰囲気をかもし出すのだ~~
だから…スットコドッコイな人だった~ってのに
ビックリしましただ~~(笑)
エヘへ、実は前から「次記事にするなら<へうげもの>にしようかな~」って思ってたんですヨ~
で、たれぞ~さんもお好きだってメールでお聞きしてから、嬉しくなって速攻(拙いですが)アップしたんです~
>デフォルメされた表情~
そうですよね!
<丿貫>なんて知らなかったんですけど、あの顔!メチャメチャ良い味出してますよね~(笑)
今ウィキでちょこっと調べてたら、庵の前に落とし穴を作って千利休を落とし入れ、お風呂に入れて着替えを出した…っていう逸話も実際にあるそうです。
面白すぎる…!
「てんとう虫模様」とか「北をハートで囲った図案の描かれた茶碗」とか、5巻も爆笑ポイントいっぱいでしたよね。
そういえば家の旦那さんに聞くところによると、この北の政所と家康の関係は、史実でも頻繁に会っていた…っていう説があるらしく、北の政所に育てられたような加藤清正や福島正則が、彼女の意向による部分も大きくあって関が原の合戦で東軍(家康方)についた…っていう解釈もされているそうです。
う~ん、オモシロ!です!!
>織部焼
そうですよね~!満天さんは陶芸されるんでしたね~
アッシは正直、陶芸の面白さとか茶器などを見る楽しみ、については全然分かってないんですが、家の旦那さんは日本の歴史好きが講じてそういうの見るの好きみたいで、アッシの姉も陶芸やるのでやっぱり陶器とか見るの好きみたいなんですヨ。
だから前よりは少~しだけ、興味が出てきたってところなんです。
あの以前ブログで拝見させていただいた大皿!とても緑が深くて、形も良くって(へうげもの風に言うなら<こたん>とした感じ?(笑))素敵でしたけど、そっか~~あれが<織部焼>だったのか~…!
たしかに古田織部がかなりスットコドッコイに描かれていますけど(そこがまた笑えるんですが)、陶芸される満天さんなら、アッシには気付かない点がさらに読み込めて、面白い漫画かも知れませんね~
例によって(笑)HP見てきました!!
絵も大丈夫そうでした!(笑)
(かなり絵には左右されなくなったんですが、やはりどうしてもダメな絵って未だにあるんですよね~)
ので、BOで探して見まする~。
モーニングって本当に濃いですね~(感心!
ご主人様も本を読まれると、自分の買わない本も読めたりでいいですよね~。
2倍おいしい!! 見たいな?
でも、私は夫の漫画の3分の1は未だに未読なんですよ~。
好みの違いでしょうか(とほほ~ん・泣
>例によって(笑)HP見てきました!!
は!例によってまたHP見るの忘れてました!!(笑)
今見てきました
いつも記事アップしてから思うんですが、ヘタに自分で内容紹介するより、こういうののアドレス貼り付けておけば良いんですよね…ついパソコンの操作が不慣れなもんで忘れちゃうんですけど(ニャハハ)
>どうしてもダメな絵
アッシもありますヨ~
何と言うか「今風過ぎる絵」とか「ロリコンっぽい絵」(どんなだ!(笑))とか…物語に入り込み辛くなる絵柄って人によって色々ありますよね。
>私は夫の漫画の3分の1は未だに未読~
私の夫はそんなには漫画読んでないほうだと思いますが、夫の漫画蔵書で読んでない率、同じくらいだと思います~
ヤンキー漫画?(実家に置いてきちゃいましたが)とか、今のところ興味がないので読めてませんダ。