くまのお気楽日記

好きな漫画や映画の話を主にその日あった事や感じた事等をお気楽に書いていきたいと思います。宜しくお願いします。

「自転車屋さんにて」

2006-10-27 17:35:29 | 日記
みなさん、こんにちは。

今日、近所の自転車屋さんに空気を入れさせてもらいに行ってきました。

奥にいたご主人に
「すみません、自転車の空気入れさせてもらってもいいですか?」
と言うと、こころよく
「どうぞ」
とのお返事。

歩道に面したお店だったので、敷地内いっぱいに置かれた自転車と歩道の間の隅っこギリギリに自転車を止め、早速空気を入れようとした時、

「こっちで入れてもらえます」
と歩道を指差す迷惑そうな若ご主人?の声。

空気入れくらい買って自分の家で入れればよかったかな…でもここで自転車買ったし、自転車屋さんだと素早く空気入れれる機械とかあるところもあるし、言いやすいかと思っちゃったんだよね…
などと、ちょっと複雑な心境になりつつ、狭い歩道なので通行する人の邪魔にならないうちにと慌てて空気入れを完了。

「ありがとうございました」
と声をかけたくまに、店のご主人が、
「あ、ちゃんと入れれましたか?」
とニッコリ。

とたんに何だか気分が軽くなって、空気入れたての軽い自転車で、気持ちよくお買い物に行ってきました。

やっぱり基本、笑顔は大事ですね!
むやみにニコニコしすぎてちょっと引かれてしまうこともあるくまですが、基本的にはやっぱ笑顔の方がいいのかな、と再確認しました。


それでは。

「博士の愛した数式」

2006-10-25 17:25:33 | シネマ好き
みなさん、こんにちは。
先程、映画「博士の愛した数式」をDVDで観ました。

小川洋子さんの原作の方はまだ未読なんですが、「雨あがる」「阿弥陀堂だより」という小林監督、寺尾聰主演の前2作がとても良かったので是非観ようと思いまして。
期待通りとてもいい映画でした。

くまの好みとしましては、「雨あがる」の方に少し軍配が上りますが、
「大事なことは眼にはみえないものだ」
ということを、とても美しく数学の理論に例えて証明してくれる場面等心に残ります。

一番好きなのは終盤大きくなった「ルート」が黒板に書く
「時は流れず」
という言葉。
家政婦であるルートのお母さんが博士の義姉さんに訴えかける場面でも感じましたが、決して過去や先のことがどうでもいいとかいう意味でなく、今の一瞬一瞬がとても大事なんだということ、一瞬は永遠なんだということ、を感じさせてくれるところが好きです。

是非、原作も読んでみたいと思いました。

最後にエンドロール前に流れたウィリアム・ブレイクの詩を。

一粒の砂に 一つの世界を見
一輪の野の花に 一つの天国を見
てのひらに無限を乗せ
一時のうちに永遠を感じる


それでは。

「漫画バトン 初挑戦~!」

2006-10-24 09:30:57 | マンガ好き
みなさん、こんにちは。
満天さんのところで、面白そうなバトンを拝見しました。
早速お願いしまして、いただいてきちゃいました~!
ではでは、早速。

1 本棚にある漫画本の冊数
約2800冊くらいでしょうか…。
これでも、これまでの何度かの引越しの際に泣く泣く売ったり捨てさせられたり、お友達なんかに貸したまま失くしたものもありますし、実家にはまだこの1.5倍はある量がダンボールに入れられたまま物置に眠っていますので、いかに本を捨てられない溜め込んでしまう体質かということが分かりますね…。
自分でも今回ザッと数えてみて吃驚しました…。
(って他人事のようですね…、旦那さん、部屋を狭くしてごめんね

2 今、面白い本
「今」を現在進行中の漫画の中で…という意味に(勝手に)捉えて。

ベルセルク      三浦健太郎  1~31以下続刊
ガッツ×グリフィス×キャスカの愛憎入り混じる関係の行く末と滅びた古代都市と「ゴッドハンド」の謎…がメッチャ気になってる大ベストセラー伝奇ファンタジーコミック。

パーム        獣木野生   1~29以下続刊
以前このブログでも紹介しましたが、「人はどんな風に生きていくのか」そんなことを考えさせられる、主に80年代のアメリカ西海岸を舞台にした、個性溢れる魅力的な人々が繰り広げる大河ドラマ。ウィットにとんだ会話とジェームスの魅力にはまってます。

百鬼夜行抄      今市子    1~14以下続刊
前回のブログでも紹介しましたが、恐さと可笑しさが混在する不思議なお話。
一話完結式で読みやすいですし、文庫版も出版されているようです。

ヒストリエ      岩明均    1~3 以下続刊
「寄生獣」でも有名ですが、この「ヒストリエ」も面白いです!
アレキサンダー大王の書記官エウメネスの波乱の生涯の物語。
この漫画家さんの描く「人間の残酷さ、狂気」に何故か引き付けられます。

JIN-仁ー     村上もとか  1~5 以下続刊
「六三四の剣」「龍(ロン)」の漫画家さんの最新作。
現在から幕末にタイムスリップした脳外科医が、現在の医学知識を駆使して過去に生きる人々を救おうとする医学漫画。ちょっと「ブラックジャック」のようです。

バガボンド      井上雄彦   1~24以下続刊
言わずと知れた「スラムダンク」の漫画家さんの、宮本武蔵を描いた大ヒット作。
現在続刊中の作品には「リアル」1~5もありますが、あえてどちらかと言えばこの「バガボンド」の方が続きが気になるので。
剣の道を通して物我一体の境地を悟ろうとするような物語が面白い!です。

プルートウ      浦沢直樹   1~3 以下続刊
「MONSTER」「MASTER KEATON」が特に好きな漫画家さん。
他にも「20世紀少年」1~21以下続刊中もスッゴイ面白いんですが、これもあえてこちらをあげてみました。
手塚治虫さん原作のロボットSFミステリー。
脇役になんとあのアトムが出てきます。原作の方は読んだことがないんですが、手塚漫画も大好きなくまとしましては、今後の展開も「期待度大」のお話です。

EDEN       遠藤浩輝   1~15以下続刊
人間の皮膚を硬質化させ中身を腐らせてしまうウイルスの為に、殆どの人類が死に絶え、残された人々も二つの大きな政府に分かれて争う近未来のお話。
電脳とかサイボーグとか謎の液晶とか…ちょっと「攻殻機動隊」っぽいところもツボです。

夜刀の神つかい    志水アキ   1~10以下続刊
奥瀬サキ原作。奥瀬サキさんといえば「コックリさんが通る1~3」とか「フラワーズ1」とか以下続刊?な本の続きが長らく出版されていませんが、いづれ描いてもらえるんでしょうか?待ち遠しいです。
現代に蘇った吸血鬼「夜刀の神」に、愛する女を奪われた孤独な殺し屋が闘いを挑む…といった物語です。

7SEED      田村由美   1~9 以下続刊
「BASARA」も大好きでしたが、それ以上に好きになりそうな予感のする作品です。この漫画家さんはドラマチックな描き方が凄く上手い方だな~という印象があります。出身地も同じということで親近感も感じてたりして。
隕石の為人類が滅亡することが予測された未来、人類の存亡を託す為、何も知らされないまま、極秘裏に選ばれた数名の若者達が冷凍睡眠させられた後目覚めた場所は、生態系が大きく変化し殆どの人類が死滅した世界だった…といったお話。
出だしにちょっと「バトルロワイアル」を彷彿としました。

シルバーダイヤモンド 杉浦志保   1~9 以下続刊
前作「氷の魔物の物語」もそうですが、社長の東宮千子さんといい冬水社の作家さんの傾向として、ハーレクイン的な「甘々さ加減」があるように思います。(独断と偏見)
でも、そこが好きなんですけど。ボーイズラヴ異世界ファンタジー。

王家の紋章      細川知栄子  1~51以下続刊
ハーレクイン的「甘々」といえばこの作品!くまが漫画を読み始めた頃から既に連載中でしたから長いですね~。(ゥン十年?)
何度も色んな所に連れ去られちゃうキャロルって…と突っ込みたくもなっちゃいますが、それでも何度も読み返したくなる少女漫画の名作!ですね。最終回を読みたい気持ちもあるけれど、その日が来る気がしないくらい長いお付き合いの漫画です。

僕と彼女の×××   森永あい   1~3 以下続刊
以前このブログでも紹介しましたが、何だか「ドリフ」(古いですかね?)とか「吉本新喜劇」を感じる「笑い」が大好きです。オチが見えてるんだけど面白い!みたいな。
男らしい女の子と女っぽい男の子の、体が入れかわっちゃうハチャメチャラブコメディー。映画「転校生」の変形版?的ストーリー。

ワンピース      尾田栄一郎  1~43以下続刊
誰もが知ってる超有名漫画。
海賊王になる為に仲間に出会いながら海を行く「ゴム人間」ルフィの冒険。
熱い友情や家族愛に泣けます!深いです!ポーネグリフの謎、海賊王の謎…これから少しづつ明かされていくのでしょうか?見落としてしまいがちな片隅に、小さく「パンダマン」が描かれてたりするところも素敵です。

3 最後に買った本
連載中の本の続きを買った以外で、最近新しく買って読んだ本…という意味に(またまた勝手に)捉えて。

デスノート      小畑健    1~12完結
遅ればせながら随分話題になってから読みました。
以前このブログでも感想等書きましたが、「何でこんな面白い漫画を今まで読んでなかったのか」と思うくらい面白かったです。
死神が落とした「名前を書かれた者は死ぬ」というノートを偶然拾った青年の話。

放課後保健室     水城せとな  1~5 以下続刊
この本も以前ブログで紹介しましたが、独特な「色っぽい?」世界観のある作品です。昔からこの漫画家さんの世界観には何か(勝手に)艶っぽいものを感じていましたが、絵柄も以前より(私的には好みに)変わられたようで、今ドップリはまってます。
上半身が男、下半身が女、という体の秘密を持つ真白は、ある日見知らぬ保健室へ連れられ秘密の「授業」に参加することになり…。といった出だしのお話。

鋼の錬金術師     荒川弘    1~14以下続刊
この本も遅ればせながら読みました。
母親を生き返らせようと禁断の錬金術を使った為、兄は右手と左足を、弟は体ごと失って、鋼鉄の体で補い宿ることになった兄弟に、生命の禁忌を侵しその神秘を盗もうとする敵が現れる…というようなお話。
「生命」とか「不死」を題材にした物語は結構ツボなのではまりました。

メテオメトセラ    尾崎かおり  1~8 以下続刊
最初、女の子が「ボク」って言ったりするところが少し好みでなかったんですが、(ネタばれになってもなんなんで詳しくは書けませんが)特殊な形態の「不死」というところに「不死者の孤独」というか「死ぬことの必要性」みたいなテーマが感じられて、段々面白くなってきました…くまのツボって分かりやすいですね~。

弥次喜多inDEEP  しりあがり寿 1~4 完結(廉価版)
「おらあロココだ!」「エレキな春」の昔から大好きな漫画家さんですが、最近ご無沙汰して読んでませんでした。ハンセーです。
上手く説明出来ませんが、確かに傑作だと思いました。
外伝?的作品「真夜中の弥次さん喜多さん」が宮藤勘九郎さん監督で映画化されたそうですが、どうやって実写化出来たんでしょう????
「ヤク中」の喜多さんとその恋人弥次さんが、「生と死」「夢とリアル」が入り交じる「お伊勢参り」の旅に出る…というお話。

4良く読むまたは思い入れのある本を5冊
5冊は無理です~~!!せめて10冊に~~!!
というわけで(ドウイウワケ?)勝手に10冊で…

精霊王       佐藤史生    1   完結(文庫版)
徳永メイ原案作品集。
この中の「オフィーリア探し」と「アレフ」の2編を良く読み返します。
少女漫画の常かも知れませんが、特にこの方の描く人物は中性的に感じます。
この2編は登場人物が「性同一性障害」だったり、舞台が「男性が絶滅して女性のみになった世界」だったりと、そんな要素が如実に現れている作品かも知れません。

ゼネツィオの庭   森脇真末味   1   完結
森脇真末味傑作集の3巻。数冊ある双子の兄弟英一と英二の物語の中の1編。
まるで「ごっこ遊び」のように、壁は森に床は海に天井は空に描いた家に住むおかしな男「ゼネツィオ」とのお話。
この作品で初めて「パウル・クレー」という画家の名前を知りました。
ちょっと映画「ロビンソンの庭」も思い出させます。

風と木の詩     竹宮恵子    1~17完結
今で言う「ボーイズラヴ」もの。この頃は「少年愛」ものと言われてたような…。(あ、英語にしただけなのか)まさにその原点とも言える作品です。
同性愛ものにはまったのは三島由紀夫の「仮面の告白」からだったかと思うんですが、漫画はこの作品から。
少年愛というオブラートを通して「肌と肌が触れ合う時の快感」についてストレートに感じさせられた本です。

バナナブレッドのプディング 大島弓子 1  完結(文庫版)
「綿の国星」の作者。この方もまた獣木野生さんとは違った感じで台詞回しが上手いと思うのですが、一番最初のページでの「今日は明日の前日だから…だから恐くてしかたないんですわ」という言葉。まるで詩のようだと思いました。
そんな繊細でちょっと変わった女の子のお話。

日出処の天子    山岸涼子    1~11完結(外伝+1)
シャープな感じの絵が素敵です!「夜叉御前」「汐の声」のような人間の業とか狂気、恐怖を描いた短編も素晴らしいんですが、この方の作品の中で一番思い入れのある作品と言えばやはりこれです。
この本とその後に読んだ長岡良子さんの「古代幻想ロマンシリーズ」で日本史に少し興味を持ちました。(飛鳥時代、奈良時代限定ですが…
聖徳太子が主人公のお話。

銀の三角      萩尾望都    1   完結
小学館の作品集10巻で所蔵。時の輪の中に閉じ込められた辺境惑星の異形の王子「パントー」、政府の予知者「マーリー」、時空を超えた調整者「ラグトーリン」らが織り成す幻想的で美しいタペストリー。宝物の一冊です。

摩利と新吾     木原敏江    1~13完結(+外伝1)
「夢の碑」も大好きなんですが、この方の本で一番最初に読んだのがこの作品なので。当時「ゲルピン」「イッヒリーベディッヒ」などという言葉を覚えては、お友達にも広めようとしたり、校歌に勝手に節をつけて歌ってたりしました。大正青春バンカラ物語。

暗黒神話、孔子暗黒伝 諸星大二郎  各1冊 完結
ちょっとこじつけのようにも感じられますが、民俗学の謎をミステリー調に解いていく作風が大好きです。
「生物都市」なんかのSF?作品も様々なメッセージ性を感じられて良いです。

ダークグリーン   佐々木淳子   1~10完結(外伝+1)
ガイア思想的なものに触れ始めた頃に読んだ作品。
世界中の人間が同じ夢を見、次第に眠ったままの人間が増え始め、夢の中で死んだものは現実世界でも死ぬという現象が起き始める…果たしてその背景にあるものとは!?、といったお話。
はまっていた当時、ホクトの似顔絵など良く描きました。

あふれそうなプール 石原理     1~6 完結
「カプセル・ヨードチンキ」等のSF作品も秀逸ですが、この作品に代表されるボーイズラヴものもスンバラシイです!もの凄く色っぽさを感じる描写です!

……もう10冊になってしまいました…。やはり10冊でも足りそうにありません…。
ここに書けなかった漫画家さんでも、まだまだ同じくらい大好きな方もいますし、「この漫画もあの漫画も面白いですよ~!!」とどんどん書きたくなってしまいますが、あまり長くなると読んでくださる方にも申し訳ないですし、このへんで終わりたいと思います。

今日は既にメチャメチャ長いブログになってしまいましたが、ここまで読んで下さった方、すみません&ありがとうございます!


それでは。



 

  


 


 
   


「百鬼夜行抄」

2006-10-21 05:17:43 | マンガ好き
みなさん、こんにちは。
「年齢を重ねるごとに時のたつのが早く感じられるようになる」
なんて聞いた事がありますが、最近本当に実感します。
あっというまに一週間ですね。

毎日同じような行動ばかりだと脳も衰えるそうで、いつもは右手でかける鍵をたまには左手でかけてみる、なんてことが脳の活性化にいいそうですが、
子供の頃には新鮮だった体験も、年齢を重ねるごとに慣れてきて、小さな感動だったり発見だったりを見落としてしまいがちになるところに、前述の体感時間の差が出てくるのかも知れませんね。
う~ん、「慣れ」って恐いなぁ。

長々と何を書いているかというと、つまりはここのところもまた実生活においてブログに特筆したいようなネタが無かった為の言い訳のようなものなんですが、
さて、というわけで、本日も前回に続き好きな漫画家さんのことでも書くことにします。
(長い前置きだな~

今日、ご紹介したいのは「今市子」さん。
前回のブログに書いた「佐藤史生」さんも、ペンネームの由来は「砂糖・塩」からという何だか素敵に面白い由来ですが、この方も振るっていて「いまいち」という言葉からペンネームをつけられたそうで、まずその辺りから惚れてしまいますね。
私なんか昔考えたペンネームが「阿南鏡子」で南は南方熊楠から鏡は泉鏡花からとって、阿と子は忘れましたが(忘れたんかいっ)何だか格好良いように思える漢字を並べ立てただけのようなペンネームで。しかも考えたのはペンネームだけですから、こういう適度に力の抜けたようなちょっと不真面目な?ペンネームをつけるってだけで、結構憧れてしまいます。

この今市子さんの代表作と言えば「百鬼夜行抄」というホラーもの?でしょうが、他にもボーイズラヴものなんかも描かれていて、全く違うジャンルのものですがそのどちらにも、シリアスな状況を笑い飛ばすような一種独特のユーモアが見受けられます。
なので、結構内容は恐かったり悲惨だったり切なかったりするんですが、合間に思わず笑ってしまうような会話だったり状況が描かれているので、読後があんまり重くなくじんわりと感動が得られるような、そんな優しい感じが自然で好きなんです。

「百鬼~」の大まかなストーリーのご紹介をしますと、霊感があり妖魔を見てしまう青年「律」が、同じく霊感が強かった幻想小説家の祖父が残した式神「青嵐」や家族たちとともに、さまざまな妖魔に出会い、その妖魔に憑かれた人達とも係わっていく…。
というような一話完結式の物語で、只今14巻まで発売されています。以下続刊です。

今日久々に14巻を読み直してたんですが、「夜、口笛を吹くとヘビが来る」という記述があって、物語の中では「ヘビ」の部分が「死人」という村のことが描かれているんですが、くまは小さい頃「夜、口笛を吹くと天狗が家の屋根の上を三回飛び回って首が飛ぶ」って兄だったかに脅されたような記憶があるんですが、これって、地方独特のものなのか家の者の創作なのかどっちなんだかちょっと気になってます。
小さい頃、近くのお寺に仁王像があったので「悪いことすると仁王さんに連れて行かれるよ」ともよく脅されたので、多分家の誰かが適当に、元々あったものの「ヘビ」の部分をより恐そうに強調して考えた、子供を静かにさせる為のオリジナルだと思うんですけど、それにしても恐いです…首が飛ぶって…

何だか気になって今ネットで検索してみましたが、地方によって色々あるみたいですね…。「ヘビ」が多いようですが、「悪魔」「悪霊」「人攫い」「夜狐」、よく分からない言葉では「モロボシさん」「あんもー」「もっこ」「ことり」「かもか」…ですって。
神事などにも笛ってよく使われるかと思うんですが、異界とこの世をつなぐアイテムなのかも知れませんね…。恐っ!

何だか恐い話になってしまいましたね。
夜に読んでたらすみません。


それでは。




「やどり木」

2006-10-14 08:23:58 | マンガ好き
みなさん、こんにちは。
ここのところ、お借りしたゲームばかりやっていて、特に書くネタも無く、またまたブログをさぼっちゃってました。

しかし、いい加減に何か書かないと貴重な読んで下さっている皆様にも「もう止めたのか?」と思われてしまうのは如何にも寂しいので、ちょっと慌ててですが、何か書こうと思います。
宜しくお付き合いのほど。

といっても、半分引きこもりの様な毎日のくまですし、またこれが性に合っているようなのも問題なんですが、そういうわけで、日常生活でのネタをちょっと今思いつかないので、またまた漫画の紹介でも。

ここのところくまが集めていた漫画の中で、最も集めたかった「佐藤史生」さん。

あまり沢山作品を書いておられない作家さんで、多分一番新しい単行本は、小学館プチフラワーコミックスから2000年の12月に出版された「魔術師さがし」だと思うのですが、それ以降は絶版になった本に収録されていた作品を集めてハヤカワ文庫から復刻された「天界の城」という単行本が2001年に出版されたぐらいで、ここのところ新しい作品は書いておられないようで非常に残念なんですが、
しかしやはり良質のものは量産できないものなんでしょうか、内容はどれもとても「濃い」です。

ジャンルとしてはSF?が多いように思いますが、コンピューターの仮想空間の世界が竜や魔術師のいるファンタジー?というかアジアっぽい表現になっていたり、地球から宇宙に植民した先の惑星での話、だとか設定は斬新なんですが、テーマは民俗学的なことや普遍的なことだったりして、その混ざり具合がなんともいえず面白い!のであります。

長編作品では、「夢見る惑星」「ワン・ゼロ」という作品がどちらも小学館文庫で全3巻(「ワン・ゼロ」は+外伝1巻)で、出版されているのが比較的手に入りやすいと思いますが、この作家さんは短編も素晴らしいです。

くまが特に好きなのは、「やどり木」という一篇で上記「天界の城」に収録されていますが、
自らの宿る母たる惑星を汚さずにやすらかな生を営みたいと望んだ人々が地球をすて入植した惑星で、惑星改造の為に必要な改造機の支払いの為に鉱物採掘という「母なる大地の収奪」をするか、偶然にもその惑星に自制していた植物を摂取することによって惑星全体の「意識」ともいうべき生態系のネットワークの端末「宿脳」を得て「超人」となり人としての枠組みから大きく変化していくか、という選択を迫られて後者を選んだ世界、
が描かれているんですが、全ての生物の深層意識のさらに奥には全体をつなぐネットワークがあるのではないか、というような考えは以前にもどこかで読んだことがあってとても興味深いテーマですし、また人が人として個人の欲望を持って人らしく生きるということと没我の境地とのどちらが良くてどちらが悪い、という描き方をしていないように見えるところも趣味に合うんですよね~。

くまの分かり難い説明ではイマイチ良さが伝わらないかも知れませんが、是非機会が御座いましたら一読をお勧めしたい本ではあります。


それでは。

「DS買いました!」

2006-10-06 09:03:31 | 日記
みなさん、こんにちは。

昨日、近くの「西友」に買い物に行ったんですが、「置いてないだろうけど、一応見に行ってみよう」とおもちゃ売り場を覗いてみたところ、なんと!任天堂DSliteを発見!!

今、ネットなどで検索しても、大抵定価より何千円も高く販売されていたりと、品薄で当分手に入らないだろうなぁと、半分諦めていたところだったので、吃驚するやら嬉しいやら!

一個しか売ってなかったんですが、色は「ネイビー」とのこと。
あんまり好きな色ではなかったんですが、そこはこの際妥協しました。

ちょうど「西友5パーセント引き」の日だったので、定価よりちょっと安く買えました。

そういやぁ、ここのところ広告の品の「さんま」とか「うなぎ」とかも、何故か「最後の一個」をゲット出来る事が続いてたので、今、ちょっとついてるのかも知れません。

…でも、実は今月は沢山絶版漫画を買いあさったので、くまの使える「お小遣い」の金額はとっくにオーバーしてるんですよね…。

旦那さんには、来月がくまの誕生日なので、
「誕生日の前借りにしてよ~
ということで、一応お許しを頂いたんですが
「来月までこのカードは使えるな…言うこと聞かなんだら、誕生日のプレゼント案、いつでも却下して、当分お小遣い無しでやってもらうで~」
なんて、言われちゃいました…。

当分、下僕決定です…。

そういうわけで、これ以上の予算が全く無いので、ソフトは一つも買えてません。←ナンじゃそりゃ!!って感じですよね。
見てるだけ~。

んでも、昨日早速買ったことをメールしたら、お友達のよしこちゃんの妹さんに、「マザー」を貸してもらえることになったので、もう暫くの「お預け犬」です。

よしこちゃん、妹さん、ありがとう~~~~!!!!
楽しみナリ~!

ちょっと、浮かれ調子のくまです。


それでは。