УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『犬と猫と人間と』

2010-01-10 20:00:25 | 日記


今日は、映画「犬と猫と人間と」を見に、浜松市の映画館「シネマ・イーラ」さんへ行ってきました。
昨日、初日の午後の回では、この映画の監督さんのお話もあったそうで、聞きにいきたかったんだけど、都合がつかなくて、残念。
「シネマ・イーラ」さんのブログにその時の様子とか書かれていました~。
で、シネマ・イーラさんは、この映画のために独自でテッシュBOXを特注で作ってくれたりもしているんですよ~、私ももらいました。

で、映画の方は・・・
とても、大変よかったです!!素晴らしい映画でした!!
早くも、私的2010年度邦画ベスト作品じゃないか?と思います(「のだめ後編」はどーしたっ!?/笑)
この映画、まず制作の最初から変わってます。
長年、野良猫の保護をしてきたおばあさんが、自分がお金を出すから監督に「動物愛護の映画を作ってほしい」と、自ら働きかけた、という映画なんですね。
普通、ドキュメンタリー映画でも、作り手側が「こーいう映画を作りたい、このネタで作ってみたい」というところから、ではスポンサーを探す、とかっていう流れになるのにね。
まぁ、公共的な立場からの依頼ならあるにはあるだろうけど、それが一個人からの依頼、っていうのはかなり珍しいんじゃないのかな?
しかも、地元の名士とかじゃなくて、一見普通のおばあさんだもの~。
で、監督自身が、思っても想像してもみなかった題材でのドキュメンタリー映画、という事で、その戸惑い、思い、の変化がよく出ていました。
ドキュメンタリー作品って、そうそう私も沢山見ているわけでもないので、なんですが、日本のドキュメンタリーって割合に、主人公的立場の人を一人設定して、その人を中心とかその人目線で、そこに観客も同一化していく、という「物語的」な作りが多いような気がします。
ゲームで例えると、RPG系?
テロップやナレーションを多用して、ある面、観客の見方や感動を一方向に誘導する傾向もあるかと。
で、さらにアメリカのドキュメンタリーでなんとなく、思うのは、こちらは「自分で体当たり!!」的で、皮肉的な笑いが多いというか。ゲームだと、アクション系?
で、フランスの作品では、とにかく「淡々とそのまま映す」解説とか、説明とかナシ、なので「これは何?何してるの?」とか判らないところも多く、後から自分で調べて「あぁ、そうだったのか~」という感じで、その人の理解力や努力も必要とされてくる、ゲームだとシュミレーション系、っていう感じでしょうか?
まーあくまで、一部のステレオタイプ的な印象ですが。

で、この映画の場合は、ズバリ、監督自身を主人公に据えたRPG風ドキュメンタリーかと思いました。
監督の視線、考えがもろに出ている感じなのですが、それが、かえってとても暖かく、穏やかで、かつ謙虚で、また好奇心や探究心があふれているという感じなんですね。
とても、感情的な作りなんですが、その感情がこういった傾向の作品で予想されるような、激しい怒り、憤り、泣き、そんなものだけではないんですね~。
「動物愛護の気持ちっていうのは社会が平和で人々が穏やかでゆとりがなければ出てこない。」という言葉には、大変深いところがあると思います。
こういった映画だと、一部の動物愛護活動に携わっているとか、動物好き、とかが無理解な人々を批判するだけ、と思われがちだけど、そうではなくて、動物に優しくできる社会は、人間にとっても優しく暮らしやすい社会であるはずなのだ、と動物だけでなく、そこから一歩進む、誰もが考えるべき問題を出してくれていると思います。
確かに、泣いちゃうところもあるし、ショッキングな悲しい場面もありますが、それだけではなく、暖かいところも沢山あるし、ほんと沢山の方々に見て欲しいですね~。
いい映画を作ってくれて、監督さんありがとう!!おばあさんにもありがとう!!
映画の中で、今まで私がいっしょに暮した犬や、猫、知ってる犬や猫に似ている、外見もそうだけど、その境遇や性格とかも似ている犬猫が沢山出てきて、いや~、他人(?)とは思えないというか。
山梨の多頭飼育現場で、散歩のために外へ連れ出そうとしても怖くて動けない犬とか、うちの千波君が最初、そうだったなぁ~、と思い出しました。
最初は怖くて、外へ出ると前に進めず、ひたすらクルクルクルとその場で回っていたのですが、最近は朝になると自分から前足で人をひっかいて散歩をせがむようにまでなりました。
ニュースで散々話題になった「崖っぷち犬」もリアルタイムで、でもマスコミの一般報道とはちょっと離れた裏の部分からのドキュメントも、現状の日本の報道の裏側がよくわかるというか、そういう超話題のネタとなる度に感じる「違和感・もどかしさ」をも伝えてくれていました。
そういえば、その「崖っぷち犬」は、結局引き取り者が飼いきれなくて、愛護施設にいるって聞いたけど・・・
成犬でしかもかなり野生度が強いので、やはり相当覚悟があって理解があって、余裕もある人じゃないと難しいんだろうね~。

で、映画のために浜松市まで行ったわけですが、駅でこーんなポスターを見つけました。



地元ローカル新聞の広告ですが、このポスター、一番左端の、独りだけモロに顔出し(爆)している方は、あれ~っ、吉田光範さんだっ!!!
というわけ(?)で、もうちょいUPにしてみよう!!



さすが、ローカル新聞(笑)
(吉田光範さんは、元ジュビロ選手で、オフト時代の日本代表でもあり、ポジションはディフェンシブハーフ。いぶし銀選手でありました。)

で、映画の後は、ちょいと勉強をしてましたが、その際、ロシアのエカテリーナ二世の画像が出てきたのですが、



おお、パグ抱いてるよっ!!でも、ロシアでパグて寒そうだのぉ~・・・

で、勉強の後は、せっかくなので(?)浜松市の銭湯へ寄ってみよう!!ってわけで、駅から徒歩でいける圏内の「光輪湯」へ行ってみた・・・
が、住所を頼りにたどり着いたら、そこは・・・



駐車場になってました・・・T^T すでに廃業されてしまっていたようです・・・
いつまでも、あると思うな、親と銭湯!!ですな、まさに・・・

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4 コメント

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Unknown (ちゃあめ)
2010-01-11 11:56:05
おお~前に言っていた映画ですね。
素敵な作りだったようで、まるく氏にしては甘~いコメントでしたが、納得出来る感じです。
いくら動物愛護だと主張していても、シーシェパードみたいなテロっぽい活動は不快だし、屁理屈だと思うのです。あの人たちは、余裕が無いのかしらね?

で、銭湯は残念でした。

暖かくなったら、千波君を連れて知り合いのカフェに行きませんか?犬を連れて行けるけど、犬同伴席は外なので。お連れしますよw。(ウチのリンは無理だが、メルちゃんなら大丈夫かも)
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Unknown (maruku_2009)
2010-01-11 14:55:29
ほんと、贔屓も多少あるかもしれないけど、普通にドキュメンタリー映画としても大変素晴らしい映画でした。
まぁ動物は好きだけど、愛護活動!!って眉間に皺寄せてやってる人見ると引いちゃうよね、みたいな人がほとんどだと思うし、監督さんもそうだった、というあたりで、心はこもっているけど頭は冷静に、というバランス感覚がとても良い感じでした。
機会があったら、見てね~これからも多分、地道に草の根運動的に公開されていくタイプの映画なので。
で、犬カフェ~!!メルちゃんとガウガウ合戦にならない・・・事を祈る(笑)
返信する
Unknown (猫ママ)
2010-01-11 21:01:06
中学生時代(かれこれ34年前っ?)
「ロードショー」という雑誌が大好きで
(廃刊になってしまいました)よく眺めていました。
名前は忘れちゃったけどそこそこ有名なハリウッド女優が捨て犬や捨て猫を沢山保護して、
田舎の別荘みたいな所で暮らしてるみたいな記事で、
なんか感激したのを思いだした.....

日本でもフラメンコダンサーの長嶺ヤス子さんとか動物愛護で有名ですね。

ムツゴロウさんは、動物好きはいいけど、
自分も動物化してる?みたいでムツゴロウ王国崩壊など、
経営者(人間)としては?ハテナ?ですね。

以前、「大人のゴージャス上品アイテム」として、
毛皮、パール、クロコダイルのバッグの三点を揃えましょうみたいな記事を読んで、
「うわ、全部ダメじゃん!」と速攻却下しました。
却下する前にどうせ買えないけど。
そんなんでゴージャス上品に見えても嬉しくもなんともないしな。
その記事を鵜呑みにするって~人も、
見た目は十二分に大人かもしらんが、でも、中味はどうよ?です。
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Unknown (maruku_2009)
2010-01-11 23:12:01
ロードショーとスクリーン・・・ありました、ありました!!
今の(?)女優さんでは、ドリュー・バリモア(昔昔は「ET」の女の子役、最近はラブコメに時々出てたりします)が有名ですね~。
アンジェリーナ・ジョリィが貧困国の子供たちの救済にかなり積極的にかかわって自ら広告塔ともなっていたりしますが、こういう有名人の影響力は大きいからね。
そーいや、以前流行った「ホワイトバンド」運動も芸能人の影響力だったですね~。
あれって、バンドの代金がそういう貧困救済に別に回るわけでもない、ってどのくらいの人が知っていたんだろうかねぇ・・・
(単に「貧困している人々がいる事を知ろう」という目的の目印ファッション以上の意味はなかったんですが、本当は。)
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