当店は「鶏だし魚介系醤油らーめん」が現在のところ一番人気メニューです。
このメニューはじつは、私の妻が食べたいラーメンを現実化したものです。
前にも述べましたが、妻はらーめんをこよなく愛し、アレルギー薬を飲みながらも、毎日どこかのらーめん店で一人で麺をすすっているような人です。
小麦アレルギーと戦いながらも、最近のラーメン屋さんのスープが、全般的にカライ（しょっぱくて）スープが飲み干せないというのが妻の悩み。
また、妻が言うには、化学調味料を使ったスープは、やけに喉が渇くそうです。
「どんなに材料費をかけても、たくさんのお客様がご来店して下されば何とかなるはず。
そのかわり、体に優しくて元気が出るような美味しいスープを作って欲しい。
昨今は自家製麺が当たり前だから、麺に合わせたスープに店主のこだわりや情熱が感じられ、こだわりを持ったらーめんを食べたい。
麺がスープを巻き込んで、まるで麺が生き物のように、プルプルと踊るような麺が食べたい」と。
このような妻の言葉に、はじめは「まさか！思うのも、言うのも勝手！」という気持ちと、ラーメンのイメージのハードルの高さに愕然としましたが、私なりに試行錯誤を繰り返し、現在に至っています。
今日も、不意に妻がお店に食べに来て「まだまだノビシロがあるね」と。
褒めてもらってるんだか、何なんだか・・・。
私の試行錯誤は、まだまだ続くことになりそうです。（涙）
宮城県産「ゆきちから」の玄麦を使った自家製麺が自慢のラーメン店が3月にオープンした。店内の石臼で製粉した、ひきたての粉で作った麺はこしがあり、麦の香り豊か。「鶏だし魚介系醤油ラーメン」（写真・750円）には中太の縮れ麺を合わせていて、鶏とカツオ、サバなどでだしを取った優しい味わいのスープに合う。クリーミーな「豚骨ラーメン」（750円）は太めのストレート麺を合わせている。いずれもほろほろと軟らかいチャーシューが載る。
070-6496-3816
