お先に下山します☆彡

目指せ!エンディングノート(*^^)v

まろの北海道放浪記 Day12

2023-07-04 19:54:29 | 北海道放浪2023
夕張に入りました。
生産地の採れたてメロン送れ!と熱リク受け、やってまいりました。
ルートは、苫小牧→千歳→恵庭→長沼町(マオイの丘)→夕張。

メロンなんて都会のスーパーで買っても同じだべと、おらかなり消極的。
でも、街の歴史やあれこれが見れるメリットに期待。
途中、道の駅マオイの丘に寄った。
最近できたようで大変綺麗。
既にここは夕張郡。さっそくファーマーズマーケットでメロン調査。
大人気の青果店、メインステージにはメロンだらけ。夕張メロンと富良野メロンがある。

富良野メロンの皮には網目がびっしり、夕張メロンはツルンとしていた。
価格は夕張のほーが、2,3割高い。
都会より高いぞこれ。店のねーちゃんに聞いたら新鮮なんだからだと。
観光客がポンポン買ってるが、おらじっと我慢。カモ捕り店員の視線が刺さる。が、本丸の夕張市に入るまでは不動のまろだ。
数時間後、ド本丸に入り、たっぷり勉強することになった。

この道の駅、素晴らしくモダン。

2Fのレストランを覗くと客1組。ラッキー、店員娘とっつかまえてあれこれほじる。
空間設計がえらいオシャレなんで聞くと、東京の有名デザイナーにお願いして仕上げたのだそうだ。
注文しないすけど、撮影だけいいすか?と聞くと、快くOK。

↓暖炉スペースまである


その後も娘は逃がさない。
勝手におらの旅程を話したら、食いついてきた。
え、しばらくいるんですね。それでしたらまたいらしてください。15時に自慢の美味しいピザが仕上がるので是非ご賞味ください。お待ちしてます。
あと、ここ有名な夕日スポットなんです。最高に綺麗ですから是非屋上でご覧ください。ご案内しましょうか?と。
いあー、なんたるホスピタリティ。もはや客を超えてねーかおれ。
↓屋上から駐車場、まろ号は右の白
↓農産物販売場の裏にホテルまである

そのあとも1Fで、車のキャビンに飾る花を物色してたら、売り子嬢と2人きり、これ今入れたばかりです。どーぞどーぞと粘着される。
おら、もしかして今日、カッコいーのか?モテ期か?、、いあ、ただの商売上手か?w
とっても気持ちよい対応でした。
顔は売った!絶対またくるわ!

そして本丸へ向かう。
移動中ライブ配信してたら、東京のリスナー娘が、まろ爺ー!夕張入ったら銭湯行きなさい、昔からある炭鉱夫たちが使った歴史遺産、味あるよー!って。
清水沢地区という炭鉱街にあった。
途中何度も迷い車でウロウロ。炭鉱住宅で遊ぶ子供たちがいたので、路上から召集。10人くらいいたか、チビっ子ども全員がおらの車を完全包囲。
あー、それなら、あっちいってこっちいって曲がって左にあるよ!。案内するから付いてきてと。。なぬ、、どーやって?
このチビども全員、おらを先導パレードの構えw
一緒にいたJK風のおねーちゃんが愉快に笑ってたので、おら大人のプライドで断ち切った。ありがとよーーチビ軍。
言われたルート進んでも銭湯なんてみえねー。
そったら、今度はおばちゃん達に路上で通せんぼされた。炭鉱街をくるくる回るおらの迷子を見てたらしい。
あんた、お風呂探してるんけぇ、、これよこれ、目の前!!

遠目にはどーみてもただの家だ。看板もねーし、こりゃわかんねーわ。玄関に小さなのれんが出ていた。駐車は、玄関先の草むらに乗り上げるw

名は「宮前浴場」。IN。480円。
ここはいい!超レトロ、シンプル、清潔。洗い場はお湯と水が別々に出るアレだ。湯船は大きく綺麗な1枚ステンレス。炭鉱夫たちに必要十分、無駄が無く空気も爽快だ。
脱衣場には歴史写真や風景写真
↓ちびっ子軍も

銭湯をナメるなかれ。ウィルス満載の日帰り温泉なんかいくより、絶対こっちがおススメです。
入場のときも、出る時も、入口のおばちゃんと長話。。そったらおばちゃん、あんたちょっとまって、これ近所の人が持ってくるの。もってってーと、リンゴ2個くれた(^^)

外出ても付いてきて、ここいきなさい、あそこいきなさい、メロンは友人のこの店がいいよ!飲み屋さんならここね、といろんな案内をしてくれた。
おらのカードを渡して、さんきゅーおばちゃん!またくるね。

住宅街を戻っていくと、鹿がうじゃうじゃ。蝦夷鹿だ。
民家の間の空き地で余裕こいてる。近づいても逃げない。


もう19時。道の駅・夕張メロードに戻り、おばちゃんに聞いた飲み屋へGO。
北海道に入って初めての酒場。
苫小牧(鵡川)では4店巡るも全て退場。飲み屋難民となっていた。
道の駅の目の前にある「居酒屋いわい」さん。IN。

地元客がカウンターに1人、座敷に2人いる。。よそもんのおらは小さくカウンターに座り、地味ーに注文。初見の仁義を守る。
静かに10分、空気が読めた。戦闘開始。
隣の寡黙なあんちゃんに声掛ける。口を開けば好青年、地元で鹿の解体業が生業。動物いろはが止まんない。熊の味もw。店主さんも入りいろんな裏話が聞けました。
  • 鹿は定地に居つかづ、北海道中を移動している
  • 4年周期で個体数の増減がある
  • 蝦夷鹿の角は今は柔らかい、間もなく生え変わり武器になるから近づくな
  • 鹿1頭から使える肉は10キロ以下
  • 皮は高価で売れるが、なめし職人が減った
  • うちの会社来ればタダで鹿ジャーキーいっぱいあげる
等々。会社名もお伺いし、後日解体現場を尋ねる約束となりました。
あんちゃん26歳、九州大分に保母さんの彼女がいるそうで、間もなくご結婚予定。
先輩結婚っていーですか?と聞かれたので、店主と一緒に女のいろはを返してあげましたw(おらは1回、店主は2回離婚w、3人目の嫁さんがこの店のママさん)
あんちゃんが言う。。じゃあボク離婚プラン考えてから結婚します!

お客さんが増えてきて、突然あんちゃんが固まった。
和服の超美人が入店!
おらも固まった。ありえねーオーラ、なんでこんな田舎に。ミス・夕張か?
聞くと和服の着付け先生、他にも色々活躍されていて、こっちじゃ知らぬ人おらずの有名人らしい。
交わした視線が、あんた何もん?、解る者のみ解る、男女が互いの本能を一瞬で探るアレな。おらの危険な細胞がアラームを発していた。

さーーーて、本題のメロンだ。
道の駅夕張メロードのJA販売店と、銭湯のおばちゃんに紹介された店「あきんど」さんで聞いて見た。
マオイの丘にあった、夕張メロンと富良野メロン。あの違いなんなんですか?と。
すると、あれはねー、夕張メロンというよりプリンスメロンです。夕張メロンは品種が1つしかなく「夕張キング」といわれるものだけで、農協検査場が細かい規定を作り厳格に管理してます。と。
対して富良野メロンは、いろんな品種と商品名があり、色や食感も異なる、なんでもあり系メロンです。と。
まとめると、
  • 夕張メロンは単一品種
  • 富良野メロンは複数品種
そして、
  • 夕張メロンの糖度は12度前後、食感は柔らかくてジューシー
  • 富良野メロンの糖度は15度前後、食感は噛み応えある果肉質
更に、夕張メロンの皮は高級品ほど網目がしっかり出て、安もんはツルン系になってゆく。

これでわかったぞ!やっとクリアになった!

おれらがスーパーで買うお高くも噛み応えあるメロンは富良野系メロンなんだ。パーティや大衆クラブで出される典型的なアレだな。
対し、高級クラブなんかで出る、ジュワーっとしたやつ、あれがきっと夕張メロン。本格バーなんかでもカクテルジュレで入れるやつ。

あと、銭湯おばちゃんが言っていた。。夕張農協がグレード分けする3ランク(下から良、優、秀)は、結果的に味はあまり変わらず、どれも十分美味しい。でも値段はそれぞれ100%、150%、200%くらいの違いがある。
それより、茶箱と言われる、生産者番号が入り証明シールが貼られるモノにしなさい。そっちの方が確かで安いよ。って。
どうも箱の色には意味があるそうなんだ。地元の方はみんな茶箱を買って行く。白箱に入った高額商品もいっぱい見たが、そーゆーことだったのか。

そして今日昼前、また、あきんどさんに伺うと、、黒山の人だかり。
チョイス迷ってるうちにじゃんじゃん売れて行く。
道の駅夕張メロードは本州からの観光客が爆買い。対し、あきんどさんは、地元客が多い。つまり、そーゆーことだ。
店主と話していると、、後ろから、あんたー!あんたー!来てくれたのね!
銭湯おばちゃん来襲。
店長に、ねーこの人あたしんとこのお客さんよ!遠くから来たの。ちゃんとしなさいよアンタ!と、強烈な大砲が撃ち込まれたw。
もー、無敵よ。下手な探り合いなんていらねー。昨日も今日もおばちゃんに大感謝だ。

そして教えてくれた。もー結構売れたし良い玉から無くなった。今日も晴れてるから明日の入荷も十分ある。どうする?
おっけーおっけー、明日開店時間に来るよ店長!待ってろ俺の夕張メロ~ン!
もはやまろに迷いなしw

この駅前で車中泊してます。
↓新夕張駅。夕張駅までは廃線となった
↓釧路方面を往復する特急


(^^)/

まろの北海道放浪記 Day10~Day11

2023-07-03 01:04:54 | 北海道放浪2023
7月1日の夕日。気温18度。


はーーい、蝦夷入り10日が過ぎました。
まろ爺はすこぶる元気です。
夜更かし三昧、時間に縛られず好き勝手に寝てます。
さっき海からの帰り道、コンビニ寄ったら、小学生くらいの娘がアイヌの衣装でした。アイヌの伝統柄を刺繍した腰巻きのようなものを巻いてます。お母さん見たらガチアイヌ系。
こっち来てアイヌの歴史は色々勉強したけど、日常の中にアイヌ族のアイデンティティが確立してるんですか?

一昨日夜は強烈な集中豪雨、車の下は池のようでした。
苫小牧を離れる日が近づいてます。
良い人、良い土地がいっぱい、苫小牧に恋してしまいましたw
まだまだ見たい場所が沢山ありますが、、来週から北上開始です。

この土日もまたいろんな想い出ができました。
ゆっくり風呂に浸かり、セコマで2日分の飲食物調達、某海岸でフォトコンテスト用写真撮影とアマ無大会の本州爆撃用アンテナ設営。

この場所、具体的に何処って書くと、おいら大会規定に抵触し失格しちゃうんです。苫小牧かもしれませんし、北海道の別の場所かもしれません。主催団体がアフォで脳死なんです。つい先日会長がクビになって益々老害地獄、ちっこい正義がでっかい進歩を犠牲にする、足を引っ張るだけのプロ市民たち、泥船共同体、もはや集団自虐エンタメの域、日本の縮図でござる。

さて、このマリーナ、再訪でいろんな発見がありました。
型にはまった道の駅なんかよりずーっといーです。
週末でいろんなお客さんが来てました。
釣り師、カップル、キャンプ族、バイカー、BBQ族、、道の駅やキャンプサイトに集結する種族と別人種です。
場所が広いので、誰がどこで何やってもギクシャクしません。地元民の穴場って感じ。車中泊OK。トイレも公衆トイレとマリーナ事務所内の綺麗なトイレが24H開放され、水道設備も自由に使えます。

夜、あちこちでBBQの明かりが見え、チャリで廻って見ました。

20歳くらいのカップル、置き竿して小さな網でお肉をジュージュー。なんとも仲むつましい。声をかけると彼も彼女もとっても素直に答えてくれます。
都会では失われた人間性ってやつ。会話が癒しになる世界、こっちも幸せになります。

100㎡を超えるどでかーーい第2駐車場の中に、キャブコン数台の塊があり、親子10人ほどいる。お祭りの出店のような状態。勇気出して突撃インタビュー、余市の方でここのオーナー会員。キャブコンの後ろに船台引っ張ってきてて、船台の上には人間が何人も入れる程の大型BOX。ここに遊び道具全部詰め込んでました。
席を用意してくれ長話。。親が子に伝える遊びは家族の無形財産だ!でヒートアップ。お父さんお母さん次世代のあんちゃん、それぞれの楽しいライフアートを伺えました。皆さんいろいろ苦労はしてますが、今を楽しむことに全力集中してます。
もちろんIDカードを渡し、お互いまたどこかでが合言葉。

日曜日、朝5時、目が覚めるとガラガラだった第一駐車場が満車になってる。おらの車が穴熊状態w

遊漁船に乗るお客さんたちです。まろ号にそびえ立つ大型アンテナに興味深々、みんなワイワイガヤガヤ出航していきました。

午後3時に一斉寄港。丁度目の前に着岸するので、出しゃばって舫をとってあげました。おらの仕事は漁師より早い、護岸ビットに爆速クリート!プロの手さばきw
船長さん、下駄にショーパンのおらを見て、あんたナニモン?ってww

東京湾の遊漁船みたいに、来るのも帰るのも一苦労、狭い漁港で緊張も絶えない。なんてのは皆無。
サクっと釣って、サクっと帰って、サクっと調理。。どの顔もみんなストレスフリー、とっても楽しそうでした。

隣の車のおっちゃんに釣果聞いたら船五目だったそうで、北海カジカ(50cm)の下処理を見せてくれました。


順不同。
一昨日、ウトナイ湖で知り合ったモーターパラグライダーおっちゃんとエアー再会できました。
一昨日おっちゃんに言っといた。おらマリーナに居る予定だから、空からアンテナ上げてるキャンカー見えたら、それがおらだから!って。
ベテランパイロットのおっちゃん、死亡事故が絶えない業界を憂い、みんなアフォなんや、気流をナメてんだ、俺は風速3ms以上の時は絶対飛ばん!と熱弁してた一昨日。
今日は風速5ms。空飛んでるのはカモメとジェット機だけ。
午後2時、4キロ程離れた発電所方面から何やら爆音が迫って来る。
え!?キタ?、、ヤツが来たのか!?
間違いない、ブルーのキャノピー、おっちゃんだ、、マジ来やがったw



おらを見つけたようで、上空を何度も旋回、地上の大勢のマリーナ客がガン見。その中で一人手を振るまろw
なんか責任を感じてしまっただ。無理させてごめんよーおっちゃん。
おっちゃんも手を振り、優雅に去って行きました。
次回は陸で会いましょう。

↓ウミネコさんたち



↓のどかですねぇ。都会の護岸釣りな方、何が違うかわかりますか?


メンテナンスヤードでヨット整備やってたんで、油売りにいった。
網走から来た「やよい号」さん。ここで上架メンテ、今日降ろしてまた網走に向け港をホッピングしながら数日かけて回航するそうだ。
ご高齢の大先輩が3人。この時期は太平洋からのアビーム風が安定し、セーリングシーズンとのこと。網走の係留場所を伺い再会を約束。

アマ無大会の方は、九州・中国・四国・東海はほぼ絨毯爆撃成功。北陸、関東、東北に穴を残しました。まー、8月のフィールドデー大会の練習ってことでいいわ。そんときゃたぶん稚内あたりにいる予感。

まだ、たった10日ですが、いろんな方にお会いできました。
こっちには、都会人の慢性疾患=不便を楽しむソロキャンプや、週末ナンチャラっていう習慣が無いように見えます。
逃避しなくても、包んでくれる自然と心が豊かになるスポットが無数にあるからです。
それを知り地の利に変えるか、ただの田舎と嘆くか、考え方ひとつ。
何言ってんだ!冬大変だぞ!田舎にゃなんにもねーぞ!なんてゆー方は、アウトなわけです。
人生の禍福は逃れられない苦の多さでなく、楽しみの厚さで計りましょう。

(^^)/