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MAX FAN修理と鍾乳洞

2024-09-09 02:41:53 | その他
まず久しぶりにキャンカーネタ。

北海道離脱時、小樽でMAXFANが故障した。新車時からほぼ連続2年2ヶ月使用でアウト。
結構多くの方が同様の故障に見舞われてるようなので修理法をメモ代わりに乗っけときます。ディーラーやビルダーに出すと、新品換装で10万円前後が飛ぶので知っておいて損はなし。
キャンカー購入時、業者に「このMAXFANって連続何年持つ?」と聞いたら、5年使ってもノートラブルのユーザーがほとんどですから大丈夫!って言われてました。

不具合は雨の後に発生しました。
突然ファンの回転数が不安定になり停止。そのまま走行してたら時々復帰、を何度か繰り返し数日後完全停止。
ネットを見ると原因は3つに絞られ、確率順に、モータ不良>パネルスイッチ不良>制御基板不良。そして圧倒的にモータ不良が多いことがわかった。

パネルのランプは正常に点灯するので、制御基板かモータの不良と見当付け該当部品の取り外しを開始。
取り外しは、車内からの天井作業で簡単にできます。手順は下記動画が詳しいです。
では、モータを外し分解。



黒い粉が大量に出てきました。これはブラシと接触する回転体のコミュテータとの間で発生するブラシの削られた金属粉です。これをまずエアダスターやパーツクリーナースプレーで掃除します。どっちもホームセンターで数百円で売ってます。

モータでメンテナンスが必要なのはブラシ周辺です。確認するのはブラシの減り具合、コミュテータと接触(導通)は十分維持されているか、です。
今回確認したところ、ブラシの消耗は1mm(ブラシ全体の10%程)でまだ余裕があるのですが、ブラシと接触する回転体側のコミュテータの摩耗が激しく、ブラシからの電気導通が安定に保たれていませんでした。
ブラシとコミュテータの両接触面にはブラシの削り粉が固着しさらに導通を阻害してます。これを金属ブラシ等で掃除します。特にブラシ側接触面を綺麗に磨きます。最後に組み戻しモータのメンテナンス完了です。
文章では面倒そうですが、素人でもできる簡単な作業です。

スイッチパネルと制御基板は、水の侵入による絶縁不良が無ければまず壊れませんので、目視で問題なく、正常時と同じランプが点灯するようであれば対策順位は低いです。まずはモータを処置後、動作確認をしましょう。

今後の問題は、今回見つかったコミュテータの導体摩耗です。

画像の通り、コミュテータの導体面がブラシにより削られ、ベースが露出しちゃってます。今は残った導体面で細々とブラシとの導通を保ってますが、いずれ残りも削られる運命。その時はモータ一式交換が必要となります。

てなわけで、MAXFANの連続運転は意外と寿命が短い!ことがわかりました。
まー、おらみたく、2年間24Hほぼ休みなく動かしている方は少ないと思うので、標準的な間欠使用なら5年、10年へっちゃらなのかも。
今のうち交換用予備品をそろえておこうと思います。

今回の出費、スプレー(エアダスター、パーツクリーナー)代の800円のみ。
修理後、回転騒音も消えて快適です(^^)

↓小樽でお会いした同型キャンカー(某有名Youtuberさま)



北海道の当麻鍾乳洞の動画UPしました。
外気温30℃、鍾乳洞内8℃一定。最高のリフレッシュ空間です。

(^^)/


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