お先に下山します☆彡

目指せ!エンディングノート(*^^)v

氷上のジャンヌ・ダルク

2022-02-18 10:01:35 | その他

前回の続き、夕べフィギアフリー見ました。

結末は悲劇。ワリエワちゃんボロボロでした。

絶望するほど完璧な存在が、崩れた。
大人の都合で、振り回され、見世物にされ、檻に入れられ、毒を盛られ、まるで才能の公開破壊実験!、信じて裏切られ、汚れた聖職者たちに殺されたジャンヌ・ダルクのようだった。

1位、2位のROC選手2人は表彰式でもメディア撮影でも全く笑顔がない。喜んでるのは棚ぼた3位の坂本だけ。顔がいつものモスラの幼虫に戻ってた。
ROCの2人の表情には、公開処刑にされたフィギア史上最強、自国のNo.1を悲しむ心が溢れていた。。成績がどっちに転んでも悲劇を背負って演技しなければならない。ジャンヌの公開火刑と同じ、抜け穴の無い処刑場で苦しむワリエワを生殺しにした謝罪と慈悲にもみえた。
彼女たちの無言の反抗は明らかにROC陣営に向けられていた。育成サポート含め選手管理の名目で同じチームの闇の中で見てしまったもの、大人の毒と正義の狭間で、出してはいけないすべてを知ってる彼女達の傷心。
こんな風景初めて見た。勝者も敗者も痛々過ぎる。

子供をあそこまで追い込む作為の大人たち。外では煽るメディアと集団暴力。どれもこれもメスの入れる場所が違う。何故やったかではなく、やらせたのは誰だだ。不正はどこにでもある。それが闇の常識であっても、そこに導いた悪魔は誰だ?
クリーンなアスリートを守るシステムが機能しない。
本物の悪党はいつだって上っ面の正義盾をかざし聖者の衣をかぶっている。

Mercy Kamira.