龍神村に生まれて

僕は和歌山県龍神村に生まれ、13歳まで龍神村で育った。大人になって、龍神村について何も知らないことに気がついた。

山 住み家

2008-10-13 00:02:41 | Weblog
“住み家:すみか”って子供用語だろうか?
“基地”のような感じ。

山に入って、木を切るんだ。
ひたすら切るんですよ。

そして、その木で家を作るんです。

もちろんチャッチイ家なんです。
中にいて、雨が降るとずぶぬれになるような家なんです。

木が枯れるまでの家なんです。

その家にいろんな物を持ち込んで遊ぶんです。
楽しかったなぁ。

いつも4人の子分を連れて山に行くんです。

山はいっぱいあるから、山の選択には困らなかった。


僕も龍神村にはいくつかの山を持っている。
つまり、山といっても誰かの持ち物なんですね。

いま考えると、他人の山に勝手に入り、好き勝手木を切ったりしていたんですね。

木を切るといっても、子供レベルだから、細い木でした。
「倒れるぞ~」というような太い木ではなかった。


新しい住み家が出来ると、しばらくはその山に遊びに向かったのでした。

ときどき、チンチンがかぶれて腫れた。
あまり腫れるとオシッコが出にくいんですよ。
オシッコがやっと出ても、とんでもない方向に出たりしたんだ。

住み家は、木が枯れるころには、そのまんま放置されるのであった。


これは本物の家(生家) 1973年


もうすぐ後ろの山にトンネルが抜けるんだ。




緑濃い山! 龍神村!




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