16日、出雲市にある島根大学病院へ受診に行きました。島根大学病院には、とても信頼している先生がいて、5年前に1度受診しましたが、この度はセカンドオピニオン外来です。
予約は16時ということもあって、せっかく出雲へ行くのなら、おいしいお蕎麦が食べたい!ということになり、「るるぶ」とかいろいろと探した結果、安来市へ行くことに決定。出雲とは方向が全然違うので、笑われそうだけど、28年前に行った「足立美術館」の向いにある「吾妻蕎麦」のお蕎麦がもう一度食べたい!この蕎麦屋さん、今では週末なると、行列が出来る人気らしい。お蕎麦にはかなりうるさいhideさんが、いまだに思い出したように「あの蕎麦はうまかったよねえ」とつぶやく。
8時半、出発!広島北インターに入ると、雨が降り出しました。天気予報通りです。このまま雨が止まなかったら、私は車で待って、hideさんだけでお蕎麦お食べてもらおうと思ったりしたけど、安来インターが近づくと雨は上がりました。やっぱり私は晴れ女かな?
家から4時間、足立美術館に到着!28年前と街並みはすっかり変わっていました。でも、お蕎麦屋さんは、ほぼそのまんま。
「吾妻蕎麦」だ。
入り口には、2段段差がありましたが、お願いする前にお店の方が出て来られ、気持ちよく抱えてくださいました。店内は、奥を少し増設したぐらいで、28年前とほとんど変わらない。机も椅子も年季がうかがえる。このお蕎麦屋さんは、29年前に始められたそうです。
メニューはシンプル。ざる蕎麦はなく、割子蕎麦を頼みました。1人前3皿、だけどhideさんは2皿追加で5皿。お蕎麦はちょっと太めで、噛むとお蕎麦の香りが口中に広がる。おいしい
あっという間にhideさんは5皿たいらげ、さらに2皿追加相変わらず、頼もしい食いっぷり。28年前は、若かった、ということもあって、割子1人前と天ぷら蕎麦を完食したよなあ~
お店を出て車に乗ると、また雨が降り出しました。出雲へ行く途中に松江がある。城下町松江が大好きで、hideさんとよく旅行に行ったし、マラソンで何度か松江を走りました。そんな松江の景色を懐かしく見ながら、出雲ヘ。
出雲も道が新しくできたりと、様子がすっかり変わり、カーナビにも道が出て来なくて、病院まであと数百メートルの所で迷ってしまいました。病院にやっと着くと、駐車場の工事でまたウロウロ。大変大変、約束の時間が…
急いで診察室へ行くと、先生が外に出て待っていて下さいました。5年ぶりの再会、先生の姿を見た瞬間、いつも気を張っている力や不安感がスーッとほどけました。先生の名前は金子先生、10年前、安佐市民病院で3年半診て頂いた皮膚科の先生です。
金子先生に出会った頃は在宅が始まってまだ1年、自分のことについて何もかもが不安だらけでした。吐き気との戦いで食欲もなく、突然の高熱で安佐市民病院を受診したところ、栄養失調と診断されました。そしてそのまま入院。高熱の原因は、3年ぶりにできたジョクソウ。このとき診て頂いたのが金子先生でした。
「家に帰りたい」と先生に伝えましたが、「こんな状態では返せない」と却下されました。でもどうしても…と粘った結果、しっかり食事を取るということと、1週間に1度は必ず受診する、という約束で入院から2週間後、退院。この時、思ったのです。この先生は、本当に患者思いの優しい先生なんだな、と…。
この頃には、もうすでに入院はしにくい時代になっていて、入院しても退院や転院を促され、病人はたらいまわし状態、まるで物扱いです。そんな状況なので、お医者さんへも不審感が募る…。でも金子先生は、一人の患者として向き合って下さったのです。
それから金子先生は、いつも私と向き合ってくれました。一人の患者として人間として…。だから、なんでも気さくに相談ができ不安がやわらぐ。今は、島根と距離がありますが、「いて下さる」と思うだけで、本当に心強い!頑張れる
頸髄損傷になると、ジョクソウが付きまとう。私の場合は、座る時間が長過ぎて坐骨にできる。治っては出来、の繰り返しで、すっかり私の友達です。医者泣かせの患者です。今もちっちゃい傷があって、この1年一進一退を繰り返し。なので、思い切って金子先生のセカンドオピニオン外来を受けることにしました。というより、お願いしたのです。
先生の診察は、相変わらず解りやすく、質問に対して気持ちよく回答が返ってくる。本当に気さくで、何でも話せる。今まで出会った医師の中で、ジョクソウに関してこんなに熱心で詳しい先生はいない。話をすればするだけ、安心感に包まれる…。
「いったん治った傷だから、きっと治るはずです。頑張りましょう。」と言ってくださった金子先生、とても力強く心に響きました。嬉しかったです
ありがとうございました!
帰るころには雨は上がり、雲は天使の輪のように切れ間ができ、何本もの天使の梯子が下りていました。金子先生に会えたし、傷も治りそうな…いや、治る!そんな気持ちにさせられた、帰り道となりました。
予約は16時ということもあって、せっかく出雲へ行くのなら、おいしいお蕎麦が食べたい!ということになり、「るるぶ」とかいろいろと探した結果、安来市へ行くことに決定。出雲とは方向が全然違うので、笑われそうだけど、28年前に行った「足立美術館」の向いにある「吾妻蕎麦」のお蕎麦がもう一度食べたい!この蕎麦屋さん、今では週末なると、行列が出来る人気らしい。お蕎麦にはかなりうるさいhideさんが、いまだに思い出したように「あの蕎麦はうまかったよねえ」とつぶやく。
8時半、出発!広島北インターに入ると、雨が降り出しました。天気予報通りです。このまま雨が止まなかったら、私は車で待って、hideさんだけでお蕎麦お食べてもらおうと思ったりしたけど、安来インターが近づくと雨は上がりました。やっぱり私は晴れ女かな?
家から4時間、足立美術館に到着!28年前と街並みはすっかり変わっていました。でも、お蕎麦屋さんは、ほぼそのまんま。
「吾妻蕎麦」だ。
入り口には、2段段差がありましたが、お願いする前にお店の方が出て来られ、気持ちよく抱えてくださいました。店内は、奥を少し増設したぐらいで、28年前とほとんど変わらない。机も椅子も年季がうかがえる。このお蕎麦屋さんは、29年前に始められたそうです。
メニューはシンプル。ざる蕎麦はなく、割子蕎麦を頼みました。1人前3皿、だけどhideさんは2皿追加で5皿。お蕎麦はちょっと太めで、噛むとお蕎麦の香りが口中に広がる。おいしい
あっという間にhideさんは5皿たいらげ、さらに2皿追加相変わらず、頼もしい食いっぷり。28年前は、若かった、ということもあって、割子1人前と天ぷら蕎麦を完食したよなあ~
お店を出て車に乗ると、また雨が降り出しました。出雲へ行く途中に松江がある。城下町松江が大好きで、hideさんとよく旅行に行ったし、マラソンで何度か松江を走りました。そんな松江の景色を懐かしく見ながら、出雲ヘ。
出雲も道が新しくできたりと、様子がすっかり変わり、カーナビにも道が出て来なくて、病院まであと数百メートルの所で迷ってしまいました。病院にやっと着くと、駐車場の工事でまたウロウロ。大変大変、約束の時間が…
急いで診察室へ行くと、先生が外に出て待っていて下さいました。5年ぶりの再会、先生の姿を見た瞬間、いつも気を張っている力や不安感がスーッとほどけました。先生の名前は金子先生、10年前、安佐市民病院で3年半診て頂いた皮膚科の先生です。
金子先生に出会った頃は在宅が始まってまだ1年、自分のことについて何もかもが不安だらけでした。吐き気との戦いで食欲もなく、突然の高熱で安佐市民病院を受診したところ、栄養失調と診断されました。そしてそのまま入院。高熱の原因は、3年ぶりにできたジョクソウ。このとき診て頂いたのが金子先生でした。
「家に帰りたい」と先生に伝えましたが、「こんな状態では返せない」と却下されました。でもどうしても…と粘った結果、しっかり食事を取るということと、1週間に1度は必ず受診する、という約束で入院から2週間後、退院。この時、思ったのです。この先生は、本当に患者思いの優しい先生なんだな、と…。
この頃には、もうすでに入院はしにくい時代になっていて、入院しても退院や転院を促され、病人はたらいまわし状態、まるで物扱いです。そんな状況なので、お医者さんへも不審感が募る…。でも金子先生は、一人の患者として向き合って下さったのです。
それから金子先生は、いつも私と向き合ってくれました。一人の患者として人間として…。だから、なんでも気さくに相談ができ不安がやわらぐ。今は、島根と距離がありますが、「いて下さる」と思うだけで、本当に心強い!頑張れる
頸髄損傷になると、ジョクソウが付きまとう。私の場合は、座る時間が長過ぎて坐骨にできる。治っては出来、の繰り返しで、すっかり私の友達です。医者泣かせの患者です。今もちっちゃい傷があって、この1年一進一退を繰り返し。なので、思い切って金子先生のセカンドオピニオン外来を受けることにしました。というより、お願いしたのです。
先生の診察は、相変わらず解りやすく、質問に対して気持ちよく回答が返ってくる。本当に気さくで、何でも話せる。今まで出会った医師の中で、ジョクソウに関してこんなに熱心で詳しい先生はいない。話をすればするだけ、安心感に包まれる…。
「いったん治った傷だから、きっと治るはずです。頑張りましょう。」と言ってくださった金子先生、とても力強く心に響きました。嬉しかったです
ありがとうございました!
帰るころには雨は上がり、雲は天使の輪のように切れ間ができ、何本もの天使の梯子が下りていました。金子先生に会えたし、傷も治りそうな…いや、治る!そんな気持ちにさせられた、帰り道となりました。
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