花の日々

はなのひび

秋色に包まれた1日…熊谷守一展

2020年11月06日 | Weblog

待ちに待った大好きな画家『熊谷守一展』が、広島県三次市にある奥田玄宗美術館で始まりました。3日初日、天気も良く紅葉を楽しみながら『熊谷守一展』へ行きましたよ。中国道は、ここのところの朝夕の冷え込みで一気に木々も色づき始め、もみじの赤がまぶしい。

中国道、広島市安佐北区辺り。

メタセコイヤはもう少しかな。

江の川SA.

落ち葉のジュータン。

奥田玄宗美術館『熊谷守一展』。一瞬マスクを外して

この度のテーマは”わたしはわたし”。

テーマだけで魅かれてしまう。ワクワク…。

年代を追って展示される作品。年代ごとに守一の紹介や移り変わり、想いが書かれています。守一の新たな発見と同時に、益々引き込まれて行きます。
①脳梗塞を患ってから、草むらに寝転がって何時間も空や草花、虫を観察。一つ一つの花や虫をそれぞれにデッサンし、いろんな構図や色を頭でまとめ、描き始めるときには絵が出来上がっている。
②そのものの色にとらわれず、背景やバックに合う色で描く。
③守一はバイオリンを弾き、バッハが好き。いろんな人の絵を見た時、音楽を愛で、楽器を弾けるかどうかが分かるそうだ。守一の絵からも音符が踊っているようなメロディを感じる。
④晩年は取材等で午前中は忙しくなり、午後1時~4時まで寝て、夜の8時から1時間ほどが創作時間だったそうだ。

守一に引き込まれる理由が、ここにもあったようです。①は、私も外で画材を見ながら描くことができないので、風景や風などと照らし合わせながら画材をいろんな角度から何度も見て、気に入った構図の物をカメラで撮り、その時に感じたことや思いを自分なりの構図でまとめる。②も私と同じ。③私も4歳からピアノやエレクトーンを始め、バッハが大好き。絵は五線紙の上を風に揺られながら、音符が踊ったり歌ったり。④年々いろいろと忙しくなったのと、体調との相談もあり絵を描く時間が思うように作れなくなった。と、なんとなく共通するものがあり、守一が共感してくれているようで嬉しくなる…。

椿。話しかけて来る…引き込まれる…。

私の大好きな作品。青い蟻が、絵から歩きだして来そうだ。

気が付くと、2時間半近くも見入っていました。堀文子さんの時と同じく、この部屋に泊まって守一の絵といっぱい話がしたいと思いましたよ。可能でればもう一度訪れたいな。

秋の詰まったかわいい贈り物が届きました。

以前お世話になっていたリハビリの先生が、送って来てくださいました。娘さんと山に登られたとのこと、落ち葉や松ぼっくりは秋の山を感じることができて嬉しい。

家の裏の柿だそうです。

かわいい姫リンゴと酢橘。

珍しいこんな物も。


いつまでも気にかけてくれてありがとうございます。その気持ちに感謝して頑張らなくっちゃ!

原画展の時、エレクトーンの恩師から頂いたチョコレート。この年になっても「真理ちゃん」といつまでも気にかけていただいて幸せです。先生と会う度、あの頃へタイムスリップ…。メロディが聞こえて来そうなかわいいチョコレート。食べられなくて冷蔵庫に入れたままでしたが、音符に包まれた守一にあやかって食べることにしましょうかね。

今日の夕日。明日は雨だそうです。また秋が深まっていくのかな…。

 

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