一時、生活に困って、新宿の雀荘に住み込んだ。
その時親しんだ、麻雀の世界で、
この男は、一際輝く、巨星だった。
麻雀の世界では、阿佐田哲也(あさだてつや)。
小説家の世界では、色川武大(いろかわぶだい)。
彼の麻雀放浪記は、ある意味で、僕のバイブルであった。
彼が麻雀をするときは、畑正憲や、筑紫哲也、
花登筺(はなとこばこ)、小島武夫、
タモリ、何かが、集まってきていた。
2位抜けで、延々と遊び続け、
卓を離れた者は、酒を飲み続ける。
僕の早稲田の、大先輩の、古川凱章(ふるかわがいしょう)プロも、
この爽爽たるメンバーの中では、一番の若手だった。
タモリも、単なるお茶くみであったし、
僕なんかは、まともに付き合っては貰えなかった。
みんなが、憧れの人だったから、麻雀にも憧れた。
いつも麻雀で、徹夜をするから、
もう朝か、徹夜か、で、阿佐田哲也である。
しかも、彼は、ナルコプレシーと言う、
いつでも、急に眠ってしまう、奇病でもあった。
彼の持論では、一番の生き方は、雀士であって、
賭博で生きることこそが理想であって、
人気作家になるなんて、正に、堕落であった。
でも、奥さんは大切にしていた。
賭博の世界にいても、どこか優しい目をしていた。
新宿の片隅で生きている僕にとっては、
憧れの男だったのである。
その時親しんだ、麻雀の世界で、
この男は、一際輝く、巨星だった。
麻雀の世界では、阿佐田哲也(あさだてつや)。
小説家の世界では、色川武大(いろかわぶだい)。
彼の麻雀放浪記は、ある意味で、僕のバイブルであった。
彼が麻雀をするときは、畑正憲や、筑紫哲也、
花登筺(はなとこばこ)、小島武夫、
タモリ、何かが、集まってきていた。
2位抜けで、延々と遊び続け、
卓を離れた者は、酒を飲み続ける。
僕の早稲田の、大先輩の、古川凱章(ふるかわがいしょう)プロも、
この爽爽たるメンバーの中では、一番の若手だった。
タモリも、単なるお茶くみであったし、
僕なんかは、まともに付き合っては貰えなかった。
みんなが、憧れの人だったから、麻雀にも憧れた。
いつも麻雀で、徹夜をするから、
もう朝か、徹夜か、で、阿佐田哲也である。
しかも、彼は、ナルコプレシーと言う、
いつでも、急に眠ってしまう、奇病でもあった。
彼の持論では、一番の生き方は、雀士であって、
賭博で生きることこそが理想であって、
人気作家になるなんて、正に、堕落であった。
でも、奥さんは大切にしていた。
賭博の世界にいても、どこか優しい目をしていた。
新宿の片隅で生きている僕にとっては、
憧れの男だったのである。
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