mardidupin

記憶の欠片あるいは幻影の中の真実。

《星祭の夜に》

2014-07-08 05:57:06 | 〈からくり時計の小部屋〉

七夕の逢ふ瀬は雲のよそに見て別れの庭の露ぞ置添ふ




偶然なる出逢いなれ

思ったように思われて

魅るほどに愛されて
思った思いが薄らぐほどに

愛されていた

失って哀しみが零れるほどに

愛していた




「そんなに哀しんで詠まなくても分かっていましたよ」

織姫と並んで紫の上が笑っているような気がしてきた。


女性は、どんなに歳上の相手であったとしても、男が子どもに映るときがあるようだ。

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