天の川相向き立ちて我が恋ひし君来ますなり紐解き設けな
ひさかたの天の川瀬に舟浮けて今夜か君が我がり来まさむ
風雲は二つの岸に通へども我が遠妻の言ぞ通はぬ
たぶてにも投げ越しつべき天の川隔てればかもあまたすべなし
秋風の吹きにし日よりいつしかと我が待ち恋ひし君ぞ来ませる
天の川いと川波は立たねどもさもらひかたし近きこの瀬を
袖振らば見も交しつべく近けども渡るすべなし秋にしあらねば
玉かぎるほのかに見えて別れなばもとなや恋ひむ逢ふ時までは
彦星の妻迎へ舟漕ぎ出らし天の川原に霧の立てるは
霞立つ天の川原に君待つとい行き帰るに裳の裾濡れぬ
天の川浮津の波音騒ぐなり我が待つ君し舟出すらしも
ひさかたの天の川瀬に舟浮けて今夜か君が我がり来まさむ
風雲は二つの岸に通へども我が遠妻の言ぞ通はぬ
たぶてにも投げ越しつべき天の川隔てればかもあまたすべなし
秋風の吹きにし日よりいつしかと我が待ち恋ひし君ぞ来ませる
天の川いと川波は立たねどもさもらひかたし近きこの瀬を
袖振らば見も交しつべく近けども渡るすべなし秋にしあらねば
玉かぎるほのかに見えて別れなばもとなや恋ひむ逢ふ時までは
彦星の妻迎へ舟漕ぎ出らし天の川原に霧の立てるは
霞立つ天の川原に君待つとい行き帰るに裳の裾濡れぬ
天の川浮津の波音騒ぐなり我が待つ君し舟出すらしも
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