子どもの頃、神輿を担いだこともある地元の神社は、成長していく中で忘れてしまい、出雲大社のような有名なところへお参りをするのに、そこは何年も足を運ぶことはありませんでした。
帰省した際、その神社へ行こうと思ったのは、最近知った産土神社のことで、神社庁へ確認を取ろうとしたけれど正月のため閉庁していて、たぶんここが、ぼくのことをずっと守ってくれるところだろうと考えたからでした。
そこが本当に産土神社なのかは、行けばわかると聞きました。
何か感じるものがあるらしいと。
何十年ぶりかに訪れた神社は、人がほとんどいませんでした。
もっと木が鬱蒼と茂っていたイメージがあるのですが、周囲が開発され住宅地になってしまったためなのか、暗さがありません。
お参りをして、小さな山を降り始めました。
特に何も感じません。
5メートルほど先に、黒い猫がいました。
ぼくの姿を見ると、まっすぐ近づいてきました。
そして少し手前で止まると、座って顔を見上げました。
あ。
ここが産土神社なんだ。
帰省した際、その神社へ行こうと思ったのは、最近知った産土神社のことで、神社庁へ確認を取ろうとしたけれど正月のため閉庁していて、たぶんここが、ぼくのことをずっと守ってくれるところだろうと考えたからでした。
そこが本当に産土神社なのかは、行けばわかると聞きました。
何か感じるものがあるらしいと。
何十年ぶりかに訪れた神社は、人がほとんどいませんでした。
もっと木が鬱蒼と茂っていたイメージがあるのですが、周囲が開発され住宅地になってしまったためなのか、暗さがありません。
お参りをして、小さな山を降り始めました。
特に何も感じません。
5メートルほど先に、黒い猫がいました。
ぼくの姿を見ると、まっすぐ近づいてきました。
そして少し手前で止まると、座って顔を見上げました。
あ。
ここが産土神社なんだ。