政治屋とウソ

2009-07-28 21:05:35 | Weblog
いよいよ、総選挙も、あと1ヶ月となり、各党も、マニフェストを大きく打ち出し、「どうだ、我が党は、これだけやるんだぞ!」と、おいしいご馳走を並べて、だから一票ください、と必死だ。
民主党の鳩山さんも、「公約が実現できなかった時には政治家としての責任を取る」と意気軒昂、子ども手当ては、実に有り難い、高速無料も有り難い、できれば、実現してもらいたいものです。

「わたしはウソは申しません」と、でっかいウソを国会でぶちまけた総理もいましたが、政治屋は、何かしら、平然とウソをつけるものだなあ、と思ったものです。

ところで、ウソというものは、人間しかつかない、って知っていましたか。

私たちの生まれ変わる世界は、6つあって、「六道」とか「六界」と仏教で言われますが、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界の6つの中で、ウソ、というものは、人間の世界しか存在しないそうです。

三保の松原の天女の羽衣伝説知っていますか。

三保の松原の松の枝に美しい羽衣が掛けてあるのを見て
漁師の若者が持って行ってしまおうとするわけです。
水浴びをしていた天女が返却を申し出ると、拒否されます。
しかたないので「羽衣がないと宙を飛べないので、
天に帰れなくなってしまう。なんでもいたしますから返して欲しい」
と言いますと、漁師は、「なら、前から天女の舞を見たかった。
踊ってくれ」と。
「んむ。じゃが、この羽衣を返したら、舞をせずに、さーっと天に
帰ってしまうんじゃないか」と漁師は疑った。
すると、天女は、悲しい顔をして、「天上界には、ウソ、というものは
ありません」と一言。
それを聞いた漁師は、真っ赤な顔をして、赤面した、という話です。

よほど、恥じ入ったのでしょうね。

天上界には、ウソはありません。これ、ひびく言葉ですね。

イヌやネコもウソはつきませんね。
家のニワトリ、今日、玉子産む、コケコッコー!と言ったのに、ウソつきやがった、というのはないですね。

人間しか、ウソはつかない。
そのウソが上手になったら、政治屋になれる、といった人もありますが、
深く反省です。 



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