熱殺、寒殺すれば火もまた涼しい【K's EYE】

2010-04-24 23:19:03 | K's EYE
 交渉が難航している普天間基地移設問題ですが、
 当初予定されていた辺野古移設案を日本側が受け入れたとの報道が、
 今日、アメリカのワシントン・ポスト紙によってなされました。

 鳩山総理は、この報道は事実ではないと、きっぱり否定しましたが、
 アメリカ側の辺野古移設に対する強い思いを感じずにはおれませんね…。

《今週のワンポイント砺波》

 今週は、「フラワーランドとなみ」についてです。
 フラワーランドとなみと、国道156号線沿いになる、道の駅。
 散居村とチューリップの町、砺波の観光拠点です。

 駅には、球根やハンカチ、ネクタイといったチューリップグッズのほか、
 三助焼や庄川挽物などの特産品を取り揃えています。

 春にはチューリップ、夏にはカンナが見事な「チューリップ公園」、
 1年中チューリップが見られる日本で唯一の博物館「チューリップ四季彩館」、
「砺波市美術館」、「郷土資料館」、「エレガガーデン」が隣接しています。

 人気のお食事処は、道の駅左側にあるラーメン専門店「えっちゅう」。
 駅の中では、砺波市特産のチューリップのグッズをはじめ、
 たくさんの特産品を販売しております。
 サンテラスのガラスルーフの明るい休憩スペースも雰囲気、いいですよ。

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【今日のちょっといい話】

◇熱殺、寒殺すれば火もまた涼しい

「安禅(あんぜん)必ずしも山水(さんすい)を須(もち)いず
 心頭滅却(しんとうめっきゃく)すれば火も自(おのずか)ら涼し」

 禅僧快川(かいせん)は、武田信玄の軍師。参謀長である。

 天下を狙って上洛(じょうらく)した信玄が急死し、
 その子勝頼(かつより)も天目山(てんもくざん)で、自決した。

 知恵袋快川を見込んで、
 何とか自分のものにしようと信長は、頻繁に使者を出す。

 快川はしかし、
“大恩ある武田家を亡ぼした者に仕える気は毛頭ない。
 お仕えするのは武田家のみ”と拒み、
 寺門(じもん)の二階を死に場所に選んだ。

 やがて火が放たれる。

 快川の周りを弟子達が囲む。
 煙が上がり、メラメラ燃え始めると、弟子達は落ち着かない。

 その時の快川の放った言葉である。

 深山幽谷(しんざんゆうこく)の静寂な所でしか、
 心安らかになれないようでは、本当の座禅といえぬ。

 熱殺(ねっさつ)、寒殺(かんさつ)すれば火もまた涼しい。
 禅でさえ、こうまで厳しく、すさまじいのだ。


【編集後記】

 昨日行われた事業仕分けの第2弾は、
 ネットで生中継されるなどして、大変な注目を浴びていたようですね。

 ツイッターなどの書き込みも殺到し、
 サイト上でも活発な議論がなされていたそうです。

 こうした形で国民が政治に関心を持つことができたという点においても、
 今回の事業仕分けは大いに評価できそうですね。

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