万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

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2230 作者未詳

2012-02-09 | 巻十 秋雑歌
詠風

戀乍裳 稲葉掻別 家居者 乏不有 秋之暮風

恋ひつつも 稲葉かき別(わ)け 家居れば 乏(とも)しくもあらず 秋の夕風


風を詠む

「(なかなか会えないあの人に)恋をしつつ、イネの葉をかき分けて、この家にいれば、大丈夫。秋の夕方の風(が吹くよ)」