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2010-2011 カタギ-ヒトリタビ-ニート

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2010-12-21 08:07:25 | ベルギー
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アントワープはファッションの街でもあるそうで、
前回来た時は気付かなかったけど
店の感じも大都市にひけをとらないし、
古着屋さんがとても多くて、お洒落なのでありました。

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Tシャツを重ね着して、カーディガン着たら寒さは緩和。
どっかの国からの労働者が使っていたアパートの掃除。

洗濯機やら換気扇やら勝手に取り付けられているらしい。
その上、2人という契約で貸していたのに、
2段ベッドが複数持ち込まれており、
どうやら10人ぐらい住んでたんじゃないか疑惑が。

自由過ぎる・・

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ベルギーは生活保護みたいな制度がとてもしっかりしているらしく、
この宿は安く泊まれてしまうので
そりゃもうビックリする人たちが来るそうな。

アントワープの人で泊まりに来るということは、
家がなくて、
友達も親戚も泊めたくないということでもあり・・。

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アパートの掃除に行く途中
飾り窓地区をスルー。
アントワープにもあるんだなー。。
やっぱり豊富なラインナップな気がしました。

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明治~昭和にかけての女流作家6人の生き様をまとめた本を読んでいます。

皆、情熱的で駆け抜けてます。
なかでも壮絶なのは、郡山に縁がある宮本百合子。

その宮本百合子と「放浪記」の林芙美子はライバル関係にあったそうで、

お金持ちの家に育って、貧富の差に疑問を感じて思想を育んだ百合子と、
私生児として生まれて各地を転々として「貧」の中にいた芙美子が、
互いに理解しあえるわけもなく、
互いに意識しあって、
それぞれに名作が誕生してた当事の文壇は面白かったに違いない。

旅中で話した内容で印象に残っていることの一つが、

発展途上国におけるボランティアについてなんだけど、

一部の人に、ボランティアをしている自分に酔ってる印象を受けたり、

日本の多額な資本を持ち込んで、ボランティアしかり施設を作ることは
もちろんメリットはあるのだけれど、
本来その国自体がそれを行わなければいけなくって
やってもらうのが当たり前になっているという意見もある。

・・って話なんだけど、

宮本百合子の「貧しき人々の群」のあらすじと
なんとなく似ていることが
その本を読んでて判明。

作品の舞台は開成山。

大正5年に宮本百合子はそれを書いている。

1916年。

約100年前に。

しかも17歳で。

日本の、っていうか、
郡山市民のどれだけの人がそのことを知ってる?
少なくとも私は今知ったのでした。

もう20年以上前のことだけど、
ボランティアという言葉が世に出始めた頃、
私も海外に行ってボランティアしたいなーと口にしたら
父に、まずボランティアが必要がない社会を作るべきで、
軽はずみに言うなと叱られたことも思い出しました。

てなわけで、

私はまさに、どこかしらの国でボランティアをするかもしれませんが、
海外(途上国)の医療の実態を出来れば見てみたいという興味本位で、
公的に途上国で働く機関を薦められたこともあるんですが、
世のため人のためって頭がハナからないし・・って感じだったのだけど、

ともかく、「貧しき人々の群」は読まないといけないな・・と思ってみた。

・・と、父母の機嫌をとってみたりして(ニヤリ)

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食:パン・チーズ・ハム・紅茶
  サラダ
  クッキー・ビール

オランダで買った飴玉にハマり中だもんで、
飴太りしたような気がする・・。