映画のせかい

私が最近見た映画 ※ネタバレあり

D.N.A.ドクター・モローの島 #171

2005-01-10 | た行映画
1996年 アメリカ 99分

H.G.ウェルズ原作の「モロー博士の島」の映画化。1932年に「獣人島」1977年に「ドクター・モローの島」として映画化されているのでこれで3度目となる。原作は1896年に書かれているが、「タイムマシン」同様、ストーリーに古さは全くない。

遭難したエドワード・ダグラスは、モンゴメリーという男に救出され、孤島にたどり着く。その島こそDrモローの島、ノーベル賞を受賞した天才遺伝学者モロー博士(マーロン・ブランド)の支配する島だった。

ドクターモロー、名前は知っていたが、そこで何が行われているのかまでは知らなかった。獣人の製造、そう、遺伝子操作によって獣人たちを作り上げていたわけなんだけど、そんなもん作ってどうすんの?とまず思う。獣人たちにチップを埋め込んで、ボタン一つ押せば痛みを味あわせることで、Drモローが獣人たちを奴隷にしようとしていたことがわかる。なるほど、獣に人間の知恵を授ければ使い勝手が良いわけだ。

話はチップを取り出すことに成功した獣人たちが反乱する、と進んでいくが、人間と獣、支配と服従、進化と退化、などあらゆるテーマを包括してる話である。博士を殺して自分が君臨しようとするもの、逃げようとするもの、獣へと退化していくもの、いろんな思いが交錯する中、島は破滅へと・・・。

何度もピンチに陥りながら困った顔一つせずに最後は悠々と引き上げてく主人公が物語の緊張感を阻害したかも(笑)

goo映画D.N.A.

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