会社で、絵を描いたの。

生活支援員として働いてくれる人を捜しているんだけど、と
知的障害者の住まいであるグループホームの寮母さんから、ご相談を受けていました。
今日、ようやく、その条件に合う方がいて、お二人に会っていただいたところ、
おたがいにとても喜んでいただけて、ほっとしました。

そのグループホームには、知的障害の男性が4人、寮母さんとともに暮らしています。
私たちがお話ししているときに、その中の一人、71歳の方が、ちょうどお散歩から帰ってきました。
そして、「会社で、絵を描いたの」と、見せてくれた何枚かの絵。
会社というのは、作業所のことだそうです。

その中の1枚が、この絵です。

私は、障害児の子どもたちの教員を目指して、学びました。
知的障害の人は、まっすぐな心のままの人たちだから、
自分の心が曲がっていないかを、いつも振り返らさせてもらいます。

親亡き後の施設が大変少なくて、
障害児の親ごさんは、死んでも死にきれないのだとおっしゃいます。
先日も、グループホームを立ち上げたいという方と一緒に、
物件を探しましたが、
このような家庭的なホームがいくつもできていくことはとてもありがたいことです。

涙もろくて、感謝の心をいつも忘れないUさん、子どもも中学を卒業し、
また新たな春がやってきますね。
よろしくお願いします。