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なかなか勝てない馬がいる。今日もその馬が走る。
がんばれ、と声が出る。
まなざしは、ゴールの先を見つめている。

味を訪ねて   吉村昭/著

2021年06月15日 13時03分50秒 | 読書・文学


バイキング形式の朝食は敬遠し、市場の食堂でその土地の味に舌鼓をうつ。けっして、グルメではない。押しつけがましい料理人も困る。高価な珍味もまた。何気ない、下町の懐かしい味を求めて。しばしの憩い、酒と食べもの。取材先で出合った、地元の人しか知らない路地裏の味。

ペテン
タラバ蟹の記憶
梅干しにカツオ
味覚極楽
苦しいときの鮨だのみ
カステラの手づくり三百五十年の味
長崎半島でフグとカマボコ
舌の味
宇和島の不思議なうどん屋
美しき村に家族と遊ぶ〔ほか〕

茂木は、長崎の町の北東にある長崎半島の漁港で、漁船からあげられた魚介類を料理して出す店が10軒近くある。茂木の魚は、長崎でも美味なことで知られている。
茂木は、良質なビワの産地である。
「天草へ、フェリーで80分」
「二見」は、海沿いの料理屋である。
江戸時代の文献には茂木が月の鑑賞に適した地であると記されている。

野母崎町のカマボコ
遠見番所跡

松山市内では、「ししほ」を買った。
「さえずり」というオデン種は、実にうまかった。
鯨の舌だという。

殊に好きな町の1つに、愛媛県宇和島市がある。
「平家」
サツマと鯛めし

田野畑村付近ほど雄大な断崖美をそなえている地を知らない。
あくまで男性的で、するどい断崖がつらなっている。
鵜の巣断崖
村の島の越から北山峠、鵜の巣めぐりの観光船が出ている。
館石牧場という村営牧場もある。
「たのはた牛乳」
「番屋」に泊まって・・・

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