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なかなか勝てない馬がいる。今日もその馬が走る。
がんばれ、と声が出る。
まなざしは、ゴールの先を見つめている。

女猟師 わたしが猟師になったワケ

2020年09月03日 14時36分06秒 | 読書・文学
川上村・・・日本一のレタスの産地
出荷最盛期には、午前一時から山中の畑が煌々と照らし出され、多くの人々が忙しく動き回る。
大量の投光器が設置されているのだ。
「この山の中が、まるで歌舞伎町みたいに明るくなるずら」

川上犬、狩猟犬

山形県のマタギ集落で角川村というところがあった。戸沢村角川
なにかの血で川が真っ赤に染まったのが、その名の由来だとか。
「血の川」ちのかわ、東北弁なのでつのかわ、なのである。

「松枯れの原因は松食い虫のせいだと言われてきたんですが、それは違うんです。
枯れた松を調べると、必ずしも原因であるはずのマツノザイセンチュウが発見されないことがわかってきた。
どうやら酸性雨が土中のPH濃度を高めて、それが樹勢を弱める、これが原因でないかと言われ始めている。
ナラ枯れも酸性雨が原因だという。
その対策として石灰を撒く地域もある。
炭撒きも同じ効果があるというのだ。
「山にある木で炭を作り、その炭を撒くことで山そのものが健やかになる。
そこにある命を活かすことで別の命に繋がるんですよ。」

「砂イワシ」
「昔は今と違って冷蔵庫もない。保存があまりできんかったから、
イワシが砂まぶしにしてあったのよ」
保存のため砂に埋めたようなイワシをこの山間部まで運んでいたらしい。
それを集落単位で購入して、一斉にイワシに付いた砂を川で洗ったというのだ。
「もう辺り一面にイワシの生臭い臭いがしてね」
「獲れたウサギは給食のカレーライスに出たなぁ」
「そうそう、昔は八百屋でウサギを売っとったねぇ、牛肉も豚肉もないさけねえ」

紀州犬

猪猟用に訓練された犬は猪の喉を噛む。

ナラ枯れ・・ドングリの不足

石川県小松市・狐里庵



















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