先月の工事だったのですが、介護保険を利用した住宅改修の紹介。
今までは、「洗面室を経由してトイレに入る」間取りだったのですが、ホール(廊下)から直接トイレに入れる様にしました。
今まで「壁」だった部分を解体して「引き戸」を取り付ける。
言葉で表現するのは簡単ですが、中間に柱があったりするとけっこう大掛かりな工事になってしまいます。
そんな時に最適なのが「アウトセット吊り引き戸」。
必要最小限の解体工事で済みます。(開口枠廻りの納めは大工さんの腕に左右されますが)
↓開いた様子。開口巾も十分です。
60㎜程の段差は「集成木材」を加工して。
今回のこの総工事金額、¥210,000円(税込)です。(塗装やクロス補修も含んで)
「要支援」又は「要介護」の認定を受けている方は、介護保険を利用すれば、20万円を限度に9割(18万円)を保険で賄えるので、お客様の自己負担は「3万円」です。
この「引き戸等への変更」の他、「手摺りの取付け」・「段差解消」・「床材の変更」・「和式から洋式トイレ」等も対象になります。(根拠も必要ですよ)
これらの工事は「介護」という観点よりも、「自立」という面で捉えるとよろしいのではないでしょうか。
申請にあたっては、図面や明細書・工事前の写真等の、なかなか面倒な書類ばかりですが、私はもう慣れました。
もちろん代行しておりますので。(建築屋さんが代行するのが当たり前になっちゃったね・・・)
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