誠のまこと 

~小さな建築屋さんの出来事~

ダメなものはダメ

2020-10-28 03:15:47 | 設計業務

仮に、あなたが建築士でお客様の新築工事の監理(または管理)しているとします。

「これは良くない」と思った時、気の強そうな大工や各職人に「やり直し」を命ずる事ができますか?。

 

やり直しというのは、「造ったものを壊し(撤去し)、処分し、また同じ材料と道具を準備し、同じ作業をする」とても無駄な時間と労力とお金、そして精神的な負担がかかります。

その後の工程にも影響してきます。期限にも間に合わないかも知れない。

 

もしかしたら、あなたの説明や図面の表記が不十分だったかも知れない。

そして、あなたの指値で金額を取り決めして、利益や収入に余裕のない仕事をさせているかも知れない。

 

それでも妥協無くやり直しを命ずる事ができますか?。

 

 

私たち建築技術者は、膨大な知識と経験を元に建築物を設計し、そして施工しています。

しかし、それが現場に反映されなければ、それは悲しいくらいに全く意味の無いものとなってしまいます。

 

 

一例ですが、作業終了後であろうが、現場発泡の断熱材が既定の厚さに満ちてなければ、部位によっては大部分を撤去してでもやり直さなくてはいけません。

 

断熱材を入れ忘れたのなら、たとえそれがコンクリートであろうが、いくらかかろうが、壊してやり直さなくてはいけません。

 

人間が造るものなので、「いつも完璧」というものでは無いです。

けど「ダメなものはダメ」。

 

自分が責任を取る(持つ)事。

場合によっては責任を負わす事。

そして最も大切なのは、「そうならない様に、しっかり監理(管理)」する事。

 

あたり前の様で、なかなか難しいものです。

 

しっかりした知識と、それを反映させる技術を身に付け、何よりそれを貫き通す精神があっての建築技術者です。

 

 

そうそう。

設計者の立場で行うのが「監理」で、施工者が行うのが「管理」です。

 

そして、私達の仕事です。

 


ZEHビルダーに

2020-08-04 17:57:17 | 設計業務

今日の青森市、私の車の温度計で外気温35℃を記録。

朝からとても暑い日でした。(汗)

 

ハイボールの美味しい時期ですね!!。

こんばんは、逢坂です。

 

先々月から色々と準備していたのですが、遂に当社も「ZEHビルダー」の登録事業者となりました。

今日、やっと登録証が送られてきました。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。

 

もちろんZEH仕様で建築するには、一般的な寒冷地基準に比べてイニシャルコスト(建築費)が高くなりますが、お住まいになってからのランニングコストが概ね「0」になる事を考えると、とても良いものだと思います。

補助金も期待できますしね。

 

「選択肢」として、お客様にご提案していきたいです。

とうか、その義務が課せられたとも思っています。

 

いずれにしても、お客様が望む良い家を。

 

では。

 

 

 

 


建築士事務所登録(の更新)

2020-05-22 16:25:06 | 設計業務

こんばんは、逢坂です。

 

建築の設計を業とするには、建築士事務所の登録をしなくてはいけません。

また、5年毎に更新しなくてはなりません。怠ると、設計業務ができなくなってしまいます。

創業10年目なので、当事務所は今年が2回目の更新時期となります。

今日はその更新申請を。

特に業務形態に変化はないのですが、提出・添付書類の多いこと。(苦笑)

 

その中で「業務概要書」といって、前回の更新からの過去5年分の、お客様名・構造・面積・工事種別・業務期間を全て記載する必要がありました。

普段は数える機会もなかなかないですが、確認申請業務を伴った業務はこの5年で28件でした。

 

一件一件遡りながら、感謝と共に、あまりアフター訪問できてないなと自己嫌悪。。。

すぐにとはいかないですが、アポ取りし、換気のフィルターもって伺わなきゃと考えております。

 

そして本日、今年の確認申請を伴う設計・監理業務の第一棟目の柱建てを。

天気にも恵まれ、無事に棟上げとなりました。

 

天気もそうですが、なにより「事故やケガの無い」のが一番大事です。

あたり前の事かも知れないけれど、竣工まで安全第一で造らせていただきます。

 

上棟式は来週ですが、M様、上棟おめでとうございます!。

 

ところで、会社名は「株式会社逢坂建築ホームプラン」ですが、ウチの建築士事務所名は知ってますか?。知らないでしょ?

 

「ホームプランwithOSAKA」っていうんですよ。

お見知り置きくださいませ。

 

 

 


建築士として

2020-05-09 16:27:21 | 設計業務

以前のブログで、AHBA-BASEの展示場は、「夢ハウスの「郷の家」仕様で建てます」と公表したものの、実はあれからまだずっと迷っておりました。

 

「良いものは良い」に違いないが、それが当社の特色なのか?

第一回目の展示場とするにあたり、自分の設計でなくて本当にいいのか?

自分のやってきた事を、いま出さなくていいのか?

 

悩んで、悩んで、悩んで、悩んで、

 

 

 

 

やはり、建築士として自分の設計で臨む事にしました。

 

 

 

今までは「お客様のご要望に合わせて」色んな家を設計させていただきましたが、今回は「コンセプト」が必要。

 

 

考えて、考えて、考えて、考えて、

 

 

 

やっと、一つのコンセプトが。

 

 

 

 

題して

 

 

 

 

 

 

 

「見栄っ張りの家」

 

 

 

 

そして設計

 

詳細は割愛しますが、

 

 

こんな家

 

「限られた予算の中で、いかに見栄を張るか!」

というところに着地しました。

 

これは建築技術者にしか出来ない事ですから。

 

「我こそは見栄っ張り」という方、いつでもご相談ください。


設計って

2019-10-27 05:00:54 | 設計業務

おはようございます、逢坂です。

 

日曜日の明け方から・・・、いや、夜な夜なプラン作成。いや、設計業務。

嫌味とか忙し自慢ではないです。私にとって、一週間のうち一番落ち着ける時間かも知れません。

 

数年前に「紙と鉛筆から」という事を書きましたが、いわゆるこれが「設計」なんですね。

図面化(作図)とか、壁量計算とか、

パース等のプレゼンなどは、

実はただの「作業」にしか過ぎないと言っても過言ではないです。

もっとも、「施工」にあたっては、膨大な時間と労力を要しますけどね。

 

先日のプラン打合せでも、お客様が「こんな感じで・・・」と、手書きのプランを提示してくれたのですが、実はそれって既に「設計」が出来てしまっているんですよね。

なので、私はその設計図を図面化する作業だけで済みました(笑)。(本当に良くまとまっていました)

 

紙と鉛筆から設計し、作図という作業をして、お客様が納得すればそのまま「住まい」という形になっちゃいます。

もっと言えば、これがお客様の固定資産(財産)になります。

 

A3の紙とB4の鉛筆から、設計者には立体ビジョンはもちろん、生活している様まで見えています。

 

日曜日も夜な夜なですが、そんな事を想いながら鉛筆を滑らせる時間は、仕事とはいえ楽しいものです。

 

羨ましいでしょ。建築士って。

 

 

さて、来週からもう一棟に着工します。

もちろんこちらも紙と鉛筆で設計しました。

住まいという形を創り上げていきます。

 

ありゃ、もう5:30。

では、おやすみなさい(笑)。

 

 


用途変更~稼働させる為に

2019-02-14 18:27:52 | 設計業務

こんばんは、逢坂です。

青森市はここ数日「豪雪」(汗)。

たいていの方は雪かきにうんざりしているのではないでしょうか?。

 

某所の大規模物件にて、

今まで「寄宿舎」だった建築物を「福祉施設とホテル」の複合施設として活用できる様にと用途変更申請のご依頼を頂き、対応させて頂いております。

立派な建物ですが、築20年以上、そしてこの約5年間は未使用だった事もあり、図面や書類だけではなく実際に稼働出来る様に色々と進めております。

 

関係機関との協議を経て、先週末に「受電」。

 

電気が使える様になり、続いて給排水や防災設備、空調といった設備関係の現状調査に入っております。

全部を把握するには少し時間掛かりそうですが、各専門業者と連携しながらしっかりと対応していきます。

 

そうそう、今日はバレンタインデー。

今日の収穫は一個だけ・・・、妻から(笑)

 

そして、娘からは100万円を(苦笑)

ま、いっか。

 

 


切って、貼って、コピーして

2018-09-15 17:12:00 | 設計業務

すっかり秋めいてきましたね。

天気は良くても暑すぎず、過ごしやすい季節となりましたね。

 

こんばんは、逢坂です。

 

H様と初めてお会いしたのが4月の下旬。

新築プランのご依頼を頂く際に、奥様から「プランを作って頂いて、もし意向に合わなかったらお断りしていいんでしょうか?」という、とても謙虚な質問から始まりました。

実はこの質問、とても嬉しかったです。

 

 

それからプランを作成・ご提案させていただき、ボリュームという観点から訂正して見積りを。

 

その間にH様、更に納得いく間取りを求め、図面を「切って、貼って、コピーして」と、私には経験が無いプランの作成方法でしたが、一生懸命に設計されてましたね(笑)。

娘さんから「お父さんが図面を切ってしまってごめんなさい<m(__)m>」と言われた時には、間取り相談の家族会議も楽しい時間だったんだな~と思いました(笑)。

私の図面が家族団欒に貢献できたのであれば、そういう意味でも嬉しいです。

切って貼って大枠ができた図面でしたが、建築士として精査・図面化し、責任を持ってハンコついてますので。

 

そして、秋の気配を感じつつ、今日、満を持してご契約を交わさせていただきました。

一件一件、B4の用紙3枚分の契約書ですが、とても重いものです。良い意味でね。

秋めいてきたせいか、今日は重さの中に温かさも感じます。

 

H様、改めてどうぞよろしくお願い致します。

 

さて、更に頑張らないと。いや、顔晴らないと!。ですね。

 

では!。

 


CADデータ 

2018-04-09 19:36:07 | 設計業務

こんばんは、逢坂です。

 

2月にタカラスタンダード、3月にLIXILと、ショールームを利用させて頂きイベントを行ってから水廻りの図面を書く事が多いこの頃。

ユニットバス、キッチン、トイレ、洗面台と、細かく表現しようと思うと作図に時間かかってしまいますよね。

そんな時は、CADデータダウンロード!。

商品名や品番で検索でき、図形を引っ張ってくることができます。

で、図面に貼り付け。こんな画面で図面書いてます。

すると、実際のご提案に沿った商品の図面にすることができます。

こちらは既製品の「建具」。検索して、

ダウンロード。

 

水廻り以外にも「建具」・「建材」と、比較的なんでもダウンロード出来る時代なんですね。

昔(手書きの頃やダウンロードできなかった時代)はそれなりの表現だったり、作図に時間かかっていましたが、今は検索とダウンロードに時間をかける時代ですね(苦笑)。

それでも大幅に時間短縮となり、助かってます。

 

さて、図面もうひと頑張り!。

 

では!。

 

 


紙と鉛筆から

2018-04-03 20:19:13 | 設計業務

こんばんは、逢坂です。

 

春ですね。

ここ最近は平常業務の他に毎日2~3件新規リフォームや小工事の調査も(汗)。

社員に任せれるところは任せて、自分でなければならない仕事を優先。

それでも座っている時間はなかなかないかな(苦笑)。

 

そんな中、一昨日でしたが(西大野)T様邸新築工事にあたり地鎮祭を。

いよいよ着工です!。

 

(新城)H様邸では、完成見学会に向けて外構工事を。

内部はとっくに完成しているのですが、

   

残雪を片付けての外構工事です。

改めてご案内しようと考えておりますが、4月21日(土)・22日(日)で、めずらしく「予約制」で完成見学会を開催します。

 

こうして工事を段取り・管理して、それぞれの想いを住まいという形に出来るという仕事。

新築に限らずね。

大変な時もあるけれど、とても充実しております!。

 

そして、どのお住まいもまずはこれ。「紙と鉛筆」から。

いま新規のプランの作成を進めておりますが、書いては消してを繰り返しているうちに、描いた空間を書いているのか、書いたものを空間として描いているのか、自分でもよくわからなくなったりするときも(苦笑)。

 

いま、数件のプランのご依頼を頂いておりますが、まずはここ(紙)から納得して頂ける様に頑張ります!。

 

最後に、

何を(ブログ)書いているのかわからなくなってきたので、今日はこの辺で。

 

では!。

 

 


建築士の日

2017-07-01 17:32:29 | 設計業務

こんばんは、逢坂です。

あっという間にまた週末。そして長い事ブログ更新してない事を反省。。。

 

今日7月1日は「建築士の日」って知ってますか?。

知るはずないですよね。私も今日初めて知ったのですから(苦笑)

 

お気付きかどうか、普段、私は自分の事を表現する時には「建築士」というより「建築技術者」としています。

「建築士」=設計&監理 

「建築技術者」=設計&監理&施工&建築に関する事なら何でも

みたいな、欲張った意識からなんです。

 

でもそんな日が制定されていたという事は、なんだか嬉しいです。

建築士として、日々何が出来ているんだろう?。

建築士として間違った仕事はしていないだろうか?。

建築士として、お客様の為になっているのか?。

そんな自己意識の再確認をする日なんだなと考えております。

 

さて、そんな建築士の逢坂が設計・施工させて頂いたH様邸も完成。来週末お引渡しです。

 

 

改めて撮影会してアップしますね。

 

では皆さま、良い週末を!。

 

 


用途地域

2017-04-05 20:35:16 | 設計業務

こんばんは、逢坂です。

 

建築の計画を進めるにあたり、一番最初に確認しなくてはならない事。

用途地域。

第一(二)種低層住居専用地域・第一(二)種住居地域・第一(二)種中高層住居専用地域・商業地域・工業地域・etc。

一般の方には馴染みが無い事と思いますが、用途によっては建ててはいけない地域(場所)もあります。

 

簡単に言えば、住宅街に風俗店や大きな工場なんかが営業されていたらダメですよね。

 

そして、地域ごとに建築物の「高さ」や「面積」(建築面積・床面積)の限度も定められています。

なので、プランのご依頼を頂いた時に、まず確認するのが用途地域と面積制限なんです。

(もちろん、道路幅や周辺環境も確認しますが)

 

が、やってしまいました。。。

 

プランのご依頼を頂き、第一種住居地域のつもりでプラン作成。

お客様へ提案したところ、大変気に入って頂いた様子で、多少のプラン訂正と見積りを次回提示する予定だったのですが・・・、

 

なんと、第一種低層住居専用地域にまたがっていることが判明。それも北側。。。

 

北側の隣地の日照を一定以上確保する為、そして当方の日照環境を確保する為、再プランが必要です。

不動産屋さんの提供していた情報だったとはいえ、やっぱりこうゆう事は自分で確認するべきでした。

 

 

事情は連絡させて頂いたものの、「前のプランをだいぶ気にいっていたので・・・」と。

それでなくてもお待たせしているので、お客様に対し申し訳ないです。

 

 

建築の一番の基本であり、一番大事な「日照」と「通風」。

建物南に寄せてOK!なんて事ではいけませんので。

 

 

次回、より良いプランをお持ちします!。

 

 

 

 

 


従業員を募集中です

2016-03-04 05:24:51 | 設計業務

平日のこの時間(まこと時間)から。

おはようございます、逢坂です。

いつもこのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

見ている方は、少しこんな疑問を持った事がありませんか?。

「逢坂さん、いつ休んでるの?」って。(正月は休みました)

私の休みはともかく、創業7年目。

運転資金も無ければ仕事も無かった創業当時は年齢的にもまだ35歳という事と業務量もそれなりだった事から1人で十分やっておりました。(あれはあれで大変だったけど)

その後、徐々にお仕事もいただける様になってきて、今ではそのリピーター様やご紹介客様からもたくさんのご依頼をいただける様になってきました。

今では同じく建築技術者の従業員(倉本)と業務を分担しているものの、それでも業務のウエイトは増える一方です。

この上ない幸せです。

その「ありがとう」をエネルギーに、「まだまだ頑張れる!」と奮起し続けておりますが、私自身少し疑問を感じてきました。

「私自身が黙々と図面を書いている=お客様の為」ではなくなってきたのだと思うようになりました。

建築技術者として仕事進めているだけで、経営者としてはどうなのかな?と。

私の業務の中には、「私にしか出来ない仕事」と「私でなくても出来る仕事」があり、最近は「7:3」~「6:4」といったところでしょうか。

別に「楽」したい訳じゃない。私はいつでもお客様と直接向き合っておりますし、これからもずっとそうです。

ただ、「よりお客様の為になる仕事をする為」に、この3~4の部分を担ってくれる人がいたらなと常々考えております。

 

なので、

 

現在、従業員を募集中です。

もちろん経験者に越したことはないですが、今はまだ未熟でも「自分はこれ(建築)でプロになる!」っていう強い意志の持ち主であれば歓迎します。

やる気があれば3~5年で立派な建築技術者にしてみせます。

ハローワークにも申請していますので、「我こそは」と思う方はお問い合わせください。

 

P・S

最低条件「明るくて素直」ですよ(笑)。

 


建築士事務所登録の更新

2015-06-12 18:12:55 | 設計業務

今日は「青森県建築士事務所協会」へ。

建築士事務所登録の更新に行ってきました。

登録の有効期間は5年間なので、5年に一度の更新手続きが必要なんです。

 

本来、建築士法で「期間満了の30日前までに届け出」とあり、今日実はもう10日前となってました(汗)。

不安もありましたが、難なく受け付けして頂きました。

書類作りながら、「あれから(起業してから)5年経つんだな~」と。

設計業務の実績を報告する欄もあり、1ページでは納まらないほど本当にたくさんの設計業務をさせて頂いてきた事を実感しました。

本当にありがたい事です。

ちなみになんですが、会社名は「株式会社 逢坂建築ホームプラン」なんですが、建築士事務所名は「ホームプランwithOSAKA(一級建築士事務所)」です。(5年前、考えに考えて命名しました)

更新も無事済んだし、これからもお客様の為になる様な設計が出来る様に頑張らないとね。

 

 

そんな事を考えていた頃、お客様から「車庫証明」に添付する配置図を作ってほしいと相談を受け、快く引き受けてきたまでは良かったのですが、「簡単に作る」って意外と難しくて・・・。

書き終わって、作図のレベルの低さに自分で笑ってしまいました。。。

あれ?。私、一級建築士だよね?って。(苦笑)

 

 

 

 

 


地鎮祭

2015-05-15 20:32:31 | 設計業務

北海道新幹線の本州側入口駅がある町として最近巷を騒がせている今別町。

この今別町にて、有料老人ホーム新築工事に先立って、今日は地鎮祭が取り行われました。

今までも、設計者・施工者として、たくさんのお客様の地鎮祭や上棟式に参列させていただいてきましたが、住宅以外の「特殊建築物」それも300坪程の大規模建築の設計・施工者として参列するのは今日が初めてです。

工業高校(建築科)を卒業後、18歳で上京。(ゼネコンへ就職)

当時より「下っ端」としてこの様な神事に携わる事はよくありましたが、その度に「設計者」や「現場責任者」の振る舞いに心から憧れたのを思い出します。

今日の私は設計者として、一番最初の「鎌入れ」。

「エイッ エイッ エイッ!って。

 

その瞬間、これからそこでたくさんの方が住まいする建物を造るという、建築士としての大きな責任を再確認した様な気がしました。

そして、「今の自分は当時の自分に胸を張っていいのかな。おめーが最後列から見ていた鎌入れ、今やったぞ。」なんて、少し思いました。

勝手にたそがれてすみません・・・。

そう、始まったばかり。

この大役を任せてくださったお客様に心から感謝すると同時に、ご期待以上のものが出来る様に、全力を尽くす事を約束致します。

そんな訳で、今日は私の建築士人生としても、大きな大きなイベントでした。

 

 

 

 

 

 


青森県木造建築耐震診断員

2015-03-19 17:54:12 | 設計業務

こんばんは、逢坂です。

また数日ぶりの更新となってしまいましたね(汗)。

おかげさまで風邪もすっかり治り、元気に仕事しております。

 

一昨日の事ですが、「青森県木造建築耐震診断技術講習会」に行ってきました。

13:00~16:30の比較的長丁場で、リンクステーションホール青森の4階にて行われたのですが、受講する「人」の多さにびっくりしました。

定員150人ではあったと思いますが、私には200人以上はいたように思えました。

それでも今回受講できなかった方も多数いるようで、業界にとっての「耐震」に対しての関心度の高さが覗えますね。

 

内容も、慣れない様式のせいかとても難しく思えました。

たぶん、150人中10人も把握しきれていないと思います。。。

 

それでも「修了証」をGET!。

受講すれば「誰でも」もらえます。

しかし、これで「青森県木造耐震診断員」です。(いいのかな・・・)

「昭和56年以前の建物の耐震診断」にあたっては実質126,000円の詳細な診断と報告書をたったの8,000円の自己負担で出来る制度があります。

建築業界の関心度の高さとは裏腹に、全国の中でも特に青森県の方々は「耐震」に対しての関心が低いらしく、この制度がいまいち知られていないようです。(ほとんど活用されていないです)

また、診断の結果に応じて耐震改修を行う場合、最大で90万円の補助金を受け取る事ができます。(諸条件もありますが)

昭和56年以前の建物にお住まいで、リフォームをお考えの方にはうってつけですよね。憶えておいてください。

 

もしかしたら、私が耐震診断員として県から指名を受けて伺うかもしれませんよ(笑)。