この日は 仲志満 さんへ、一度行ってみたいという友達を連れて。
年末だからかテーブルでは忘年会で盛り上がっていて、カウンターにも先客が。
大将も、ちょっと忙しそう・・・?
ちびビールを頂きつつ、しばらく友達とお喋りを楽しむ。
「しっぽりした、いい雰囲気だね~。すてき~♪」
と、カウンターに座ってすぐに喜んでくれてるのを見ると、私も嬉しくなっちゃう。
老舗の日本料理で修行してきて、尚且つ日本酒にも拘っている大将。
本格的な料理の腕前で、美味しい日本酒に合う酒肴を用意してくれるから、
飲兵衛にとって、これ以上ありがたい事は無い。
メニューの中から3品ほど食べたいのを選んで、後はいつものように
「また、合間にちょこちょこオツマミ、よろしくデス、大将。」 と、オマカセ。
最初は、いつもお願いする刺し盛り。
右から すみ烏賊 鰤 鰤血合いの漬け 平鈴木 本鮪 皮はぎ
と・・・ちょっと待って・・・この緑色っぽい魚は何?!
何かをしめたもの・・・?皮の分厚い魚・・・?とか、一瞬思ってしまったけど、
これは、生で食べれる野菜なのでした。
ちょっとかじってみると、アロエみたいに果肉がじゅーしぃで分厚くて、シャリっとした食感。
中も緑色で、ちょっと酸味があるかな?!
こんな野菜、初めて食べる!
「これ、食べれるんですか?!」 という友達に、
「食べられないものは、お皿に盛らないので。」 と、ニッコリ大将。
名前、聞いたけど、忘れちゃった~(>_<)!
もし、知ってる方がいたら、ぜひぜひ教えてください。
さてさて。
せっかく美味しそうなお刺身が出てきたから、日本酒に行こう♪
友達は飲んだことが無いという 片野桜 本生 山廃仕込純米酒 を最初に。
まずは冷蔵庫から出したてで。
あぁ~~、相変わらず美味しいです!土建屋やまさん!!(分かる人にしか分からなくてゴメンナサイ(笑))
友達も、「うわ~~、これ美味しい!! どこで買えるんですか?!」 と。
でも、仲志満さんは酒屋さんからではなく、直で仕入れているようで。。。
冷たいのが無くなったら、今度は同じのをお燗で。
片野桜は、温めても美味しいのだ♪
お刺身が少し減ってきたタイミングを見てか、大将が カラスミ を出してくれる。
わーーーい!仲志満さん自家製のだ♪
毎年この時期になると、カウンターでは、いつもカラスミがじっくり干されている。
この日も。 もはや、仲志満さんの風物詩?! これも、数日後に完成なのかな~。
と、喜んでいると、このカラスミの隣にコト・・・と一皿が置かれる。
“??”な顔をしている我々に、
「それ、去年作ったカラスミです。」 とな!!
わおお!! 年度の違うカラスミの食べ比べとわ(>_<)!!
食べ比べてみると全然ちがう。
うまく言葉で言い表せないけど、似た感じで言うなら、
「水揚げしたてのぷりぷりコリコリ魚と、数日間熟成させたねっとりウマイ魚」 かなぁ。
我々 「うあーー、1年熟成のカラスミ、歯にねっとりくっつくーー(>_<)!!」
大将 「カラスミは、歯にくっつくものです(キリッ)。」
って、ワイワイ楽しい♪
片野桜のお燗の次も、また友達が飲んだことがないものを・・・ということで、
萩の鶴 極上純米酒 を。
最初は冷蔵庫から出したての冷たいものを。
そして、さっきと一緒のように、その後にお燗もお願い。
その 「萩の鶴のお燗ができるまで、これをどうぞ」 と、これまた嬉しい心遣いで
天遊琳 限定にごり酒 を出してくれる。
うんま~~~い!!
なんと言っても、仲志満さんの料理に合う。
次は注文した まて貝 醤油焼き 。
焼きすぎない、半生な微妙な火加減具合がさすがデスっ!!
醤油の香ばしい香りも、お酒がススム。
お酒好きな我々に?!こんなおつまみも。
うおお、これは美味しそう!
肝の粕漬け クリームチース酒粕漬け 酒粕の塩漬け
(だったかな、ちょっと違ったらゴメンナサイ(記憶が・・・))
もーーーー、これだけで、一升飲めちゃう!くらいのつまみじゃ~ないですか(笑)。
さっきは、にごりを頂いたので澄み酒もお願い。
天遊琳 手造り純米酒 なのだけど・・・2007年 です。
なんてほど良い熟成感・・・
お料理最後は 冬野菜炊き合わせ 。
お魚の煮物もあったのだけど、
純粋に仲志満さんのお出汁の味わいを楽しみたくて、それなら野菜かな!?と。
椎茸、人参、里芋・・・角がしっかりピンとしてるのに、やわらかくて優しい味わいで・・・
こういう素朴なものほど美味しくて、
あぁ、やっぱ仲志満さんはスゴイなぁ・・・と思ってしまう。
先客が帰り、カウンターの我々2人だけになると、
大将も会話に加わってくれて、ついつい日本酒について盛り上がってしまう。
「日本酒を知らない人にも、身近に感じ欲しいな」
九州出身の友達の話も参考になって、そんな話だけでも1時間近く?!
楽しくってしょうがない。
最後には、こんなお酒を出してくれる。
この色・・・!!醤油でもワインでもなく・・・
伊勢 秘蔵 本醸造 1994年醸造 。
しかも、、、見た目に紹興酒のような味わいかと思ってたら・・・全っ然!!!
す・・・っと喉を通っていく。
この味わい、なんと言ったら良いんだろう。
キレあり、深みあり、さっぱり、なんだけど、ふくよかさあり、ウマウマ過ぎず旨みあり・・・。
言葉だけ並べてみたら、矛盾するような味わいだけど、これらが一つになったような。
きっと貴重なお酒だったと思うのに・・・ありがとうございます(>_<)!
いやーー、この日は、またカクベツに濃厚な楽しい時間が過ごせたなぁ。
[日本料理 仲志満]
東京都大田区大森北1-11-11
03-3762-1765
11:30~14:00 / 18:00~23:00 (土曜日は夜のみ)
定休日:日曜・祝日
[以前の日記]
・2010/12/2 蓬莱の蔵元、大矢さんと一緒に
・2010/6/18 父親と
・2009/12/27 かきくん
・2009/8/23 体が自然に欲するもの
・2007/6/7 妹と父と
前に「わび助」で食べましたー!
今回、初めて気が付きましたが、大将のユニフォーム?いいですね、
特に和食帽がいいです、職人さんだなぁ~って感じで。
お料理は、かっこじゃないとは思いますが、
洋食でもコックコートがビシッと決まっていると旨そうに思えちゃう。
PS
ツイッターの「にほん酒やさんでは、人生初体験!!」
後日の日記が気になる~ 何を呑んだんだろうか?
>名前、聞いたけど、忘れちゃった
グラパラリーフだと思います。
りんごの酸味のような味がしませんでしたか?
酒粕は、味噌漬けでは?
さっすが、わび助さん♪
あの時も野菜の話題で盛り上がりましたが、
、
しっかり押さえてますね!
和帽子もまさに。
かっこだけつけても・・・とは言いますが、
そういう意味とは別次元で、
仲志満さんでは、こういうキチっとした姿が合うというか、
ほんと、職人さんにお料理を出してもらっている、、、と
嬉しくなっちゃいます♪
PS:ツイッターでの人生初体験のネタは、また追々(笑)。
この葉っぱ、飲兵衛の内臓にも優しいそうですね(笑)。