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まき子の酒

日本酒が好き。純米酒が好き。そんな飲兵衛が「母親」になってしまいました。今はムスコを飲兵衛へと英才教育中?!

からすみ1年熟成 @ 仲志満 (大森)

2010-12-28 10:04:53 | 日本酒を飲む @ 関東

この日は 仲志満 さんへ、一度行ってみたいという友達を連れて。

年末だからかテーブルでは忘年会で盛り上がっていて、カウンターにも先客が。
大将も、ちょっと忙しそう・・・?

ちびビールを頂きつつ、しばらく友達とお喋りを楽しむ。
「しっぽりした、いい雰囲気だね~。すてき~♪」
と、カウンターに座ってすぐに喜んでくれてるのを見ると、私も嬉しくなっちゃう。

老舗の日本料理で修行してきて、尚且つ日本酒にも拘っている大将。
本格的な料理の腕前で、美味しい日本酒に合う酒肴を用意してくれるから、
飲兵衛にとって、これ以上ありがたい事は無い。 


メニューの中から3品ほど食べたいのを選んで、後はいつものように
「また、合間にちょこちょこオツマミ、よろしくデス、大将。」 と、オマカセ。

最初は、いつもお願いする刺し盛り。

右から すみ烏賊 鰤 鰤血合いの漬け 平鈴木 本鮪 皮はぎ

と・・・ちょっと待って・・・この緑色っぽい魚は何?!

何かをしめたもの・・・?皮の分厚い魚・・・?とか、一瞬思ってしまったけど、
これは、生で食べれる野菜なのでした。

ちょっとかじってみると、アロエみたいに果肉がじゅーしぃで分厚くて、シャリっとした食感。
中も緑色で、ちょっと酸味があるかな?!
こんな野菜、初めて食べる!

「これ、食べれるんですか?!」 という友達に、
「食べられないものは、お皿に盛らないので。」 と、ニッコリ大将。
名前、聞いたけど、忘れちゃった~(>_<)!
もし、知ってる方がいたら、ぜひぜひ教えてください。


さてさて。
せっかく美味しそうなお刺身が出てきたから、日本酒に行こう♪

友達は飲んだことが無いという 片野桜 本生 山廃仕込純米酒 を最初に。

まずは冷蔵庫から出したてで。
あぁ~~、相変わらず美味しいです!土建屋やまさん!!(分かる人にしか分からなくてゴメンナサイ(笑))

友達も、「うわ~~、これ美味しい!! どこで買えるんですか?!」 と。
でも、仲志満さんは酒屋さんからではなく、直で仕入れているようで。。。

冷たいのが無くなったら、今度は同じのをお燗で。
片野桜は、温めても美味しいのだ♪


お刺身が少し減ってきたタイミングを見てか、大将が カラスミ を出してくれる。

わーーーい!仲志満さん自家製のだ♪

毎年この時期になると、カウンターでは、いつもカラスミがじっくり干されている。

この日も。 もはや、仲志満さんの風物詩?! これも、数日後に完成なのかな~。

と、喜んでいると、このカラスミの隣にコト・・・と一皿が置かれる。

“??”な顔をしている我々に、
「それ、去年作ったカラスミです。」 とな!!
わおお!! 年度の違うカラスミの食べ比べとわ(>_<)!!

食べ比べてみると全然ちがう。
うまく言葉で言い表せないけど、似た感じで言うなら、
「水揚げしたてのぷりぷりコリコリ魚と、数日間熟成させたねっとりウマイ魚」 かなぁ。

我々 「うあーー、1年熟成のカラスミ、歯にねっとりくっつくーー(>_<)!!」
大将 「カラスミは、歯にくっつくものです(キリッ)。」
って、ワイワイ楽しい♪


片野桜のお燗の次も、また友達が飲んだことがないものを・・・ということで、
萩の鶴 極上純米酒 を。

最初は冷蔵庫から出したての冷たいものを。
そして、さっきと一緒のように、その後にお燗もお願い。

その 「萩の鶴のお燗ができるまで、これをどうぞ」 と、これまた嬉しい心遣いで
天遊琳 限定にごり酒 を出してくれる。

うんま~~~い!!
なんと言っても、仲志満さんの料理に合う。

次は注文した まて貝 醤油焼き

焼きすぎない、半生な微妙な火加減具合がさすがデスっ!!
醤油の香ばしい香りも、お酒がススム。


お酒好きな我々に?!こんなおつまみも。

うおお、これは美味しそう!
肝の粕漬け クリームチース酒粕漬け 酒粕の塩漬け 
(だったかな、ちょっと違ったらゴメンナサイ(記憶が・・・))
もーーーー、これだけで、一升飲めちゃう!くらいのつまみじゃ~ないですか(笑)。


さっきは、にごりを頂いたので澄み酒もお願い。
天遊琳 手造り純米酒 なのだけど・・・2007年 です。

なんてほど良い熟成感・・・


お料理最後は 冬野菜炊き合わせ

お魚の煮物もあったのだけど、
純粋に仲志満さんのお出汁の味わいを楽しみたくて、それなら野菜かな!?と。

椎茸、人参、里芋・・・角がしっかりピンとしてるのに、やわらかくて優しい味わいで・・・
こういう素朴なものほど美味しくて、
あぁ、やっぱ仲志満さんはスゴイなぁ・・・と思ってしまう。


先客が帰り、カウンターの我々2人だけになると、
大将も会話に加わってくれて、ついつい日本酒について盛り上がってしまう。

「日本酒を知らない人にも、身近に感じ欲しいな」

九州出身の友達の話も参考になって、そんな話だけでも1時間近く?!
楽しくってしょうがない。


最後には、こんなお酒を出してくれる。

この色・・・!!醤油でもワインでもなく・・・
伊勢 秘蔵 本醸造 1994年醸造 。

しかも、、、見た目に紹興酒のような味わいかと思ってたら・・・全っ然!!!

す・・・っと喉を通っていく。
この味わい、なんと言ったら良いんだろう。
キレあり、深みあり、さっぱり、なんだけど、ふくよかさあり、ウマウマ過ぎず旨みあり・・・。
言葉だけ並べてみたら、矛盾するような味わいだけど、これらが一つになったような。

きっと貴重なお酒だったと思うのに・・・ありがとうございます(>_<)!


いやーー、この日は、またカクベツに濃厚な楽しい時間が過ごせたなぁ。


[日本料理 仲志満]
東京都大田区大森北1-11-11
03-3762-1765
11:30~14:00 / 18:00~23:00 (土曜日は夜のみ)
定休日:日曜・祝日


[以前の日記]

2010/12/2    蓬莱の蔵元、大矢さんと一緒に
2010/6/18    父親と
2009/12/27  かきくん
2009/8/23  体が自然に欲するもの
2007/6/7      妹と父と 

 



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33 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
野菜 (てつ)
2010-12-28 12:05:07
刺し盛りの野菜、グラパラリーフ?
前に「わび助」で食べましたー!
返信する
お気に入りの (Unknown)
2010-12-28 12:21:19
仲志満さんですね、お料理、お酒はもちろん美味しそうですが、
今回、初めて気が付きましたが、大将のユニフォーム?いいですね、
特に和食帽がいいです、職人さんだなぁ~って感じで。

お料理は、かっこじゃないとは思いますが、
洋食でもコックコートがビシッと決まっていると旨そうに思えちゃう。


PS
ツイッターの「にほん酒やさんでは、人生初体験!!」
後日の日記が気になる~ 何を呑んだんだろうか?
返信する
Unknown (kohyou)
2010-12-28 12:23:24
HNを忘れました
返信する
Unknown (庄助)
2010-12-28 12:36:15
いつも羨ましい生活をしてますね~。

>名前、聞いたけど、忘れちゃった

グラパラリーフだと思います。
りんごの酸味のような味がしませんでしたか?

酒粕は、味噌漬けでは?
返信する
■てつさん (まき子)
2010-12-28 15:28:14
グラパラリーフで調べてみたら、ビンゴでした!!
さっすが、わび助さん♪
あの時も野菜の話題で盛り上がりましたが、

しっかり押さえてますね!
返信する
■kohyouさん (まき子)
2010-12-28 15:35:41
仲志満の大将の和の姿、いいですよね。
和帽子もまさに。

かっこだけつけても・・・とは言いますが、
そういう意味とは別次元で、
仲志満さんでは、こういうキチっとした姿が合うというか、
ほんと、職人さんにお料理を出してもらっている、、、と
嬉しくなっちゃいます♪


PS:ツイッターでの人生初体験のネタは、また追々(笑)。
返信する
■庄助さん (まき子)
2010-12-28 15:39:02
最初の方かたもコメントいただいてました!
この葉っぱ、飲兵衛の内臓にも優しいそうですね(笑)。
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Unknown (葛飾のオヤジ)
2010-12-28 16:10:17
お皿の上の「芸術作品」「アート」ですね♪
返信する
自家製からすみ (ざいやん)
2010-12-28 20:59:33
こういうのある店かどうかがいろんな意味で分かれ目だったりしますよねぇ…大森は第二の故郷だけに行ったことないのが悔やまれる
返信する
からすみ~ (lockon)
2010-12-28 21:38:51
おお~、唐墨(って漢字にするとなんか美味しくなさそーに感じますね!)と天遊林、あわせてみたいです!!
返信する

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