「 ヴォイスコンサルタント 林重光 のブログ 」

声・話す・読む・歌うことの悩みを解決するヴォイスコンサルティング MAKE UP VOICE 代表。ヴオイストレーナー。

『 この2週間で体感したことは、自分の実力を知る機会となった 』

2012年06月13日 | 更新記事
日付変わった5月27日、深夜12時頃、帰宅途中で交通事故に遭いました。
車同士の交通事故です。
走行中にカラオケ店駐車場横から出てきた車に、車左ドアに衝突され、反対車線路肩を越えて、10メートル先の住宅壁に正面衝突。
頚椎捻挫・仙骨打撲、全治2週間。
2週間を経過したが、いまだに左右の手(小指・薬指・中指)が痺れ、仙骨周辺は痛く、重さを感じる。頭痛もある。
しばらくは検査と治療通院が必要だろう。

事故のことは、鮮明に覚えている。
前方(100メートル先)に「危なそうな車がいるな」と思い(嫌な感じがあった)、気にかけながらその車を通過して大丈夫かと思った瞬間、視界真横に強い光を感じた。
対向車がいないことは確認済みだったので(そこへしか対応のしようがなかったが)、右へハンドルを切ったがそれでも強く当たった。
車1台分スペースの、電柱とお店の間を通り(事故2日後に現場へ行きわかった)、5メートル先に家の壁があり、衝突することを認識した。
時速35キロくらいで壁に衝突。
衝突後はライトを消し、異臭がしたのでサイドブレーキを上げ、エンジンを切りった。閉じ込められて炎上してはいけないと思いドアを開けた。
救急車が到着すると、それまで何ともなかった身体が震えだした。
過呼吸症状だったのかもしれない。
事故時、想像以上に身体は硬くなっていたのかもしれない。
緊急搬送され、全身検査(血液・腹部エコー・骨盤、胸部、頸部のレントゲン)を受け、状態は落ち着いているので深夜2時30分帰宅。
保険会社へ連絡し、3時間仮眠をとり、講師依頼を受けていた長野市でのセミナーへ向かった。
いつもは「身体と思考を整えて」セミナーに望むが、いつものようには整わなかった。
が、しかしセミナー後の40名の方々の反応は良かったようで、担当者の方から「ものすごく好評でした」と言われた。
「伝えたいことが伝わる」とは、伝える自分がよかれと思ってやっていることが、時に邪魔をしているものなのかなと思った。
整えることで我に返っているのかもしれない。自分を観過ぎているのかもしれない。

事故後は徐々に身体に変化が現れた。痺れや頭痛、食欲不振だ。
この2週間で筋肉、体力がかなり落ちた。自分の身体を鏡で見ても「痩せた」ことがよくわかる。
事故後1週間は、事故後の対応。
警察署へ行き話しをし、保険会社と話しをし、事故とは膨大な労力を費やすということがわかった。
仕事はなるべく休まずおこなった。

事故から1週間後、相手の加害者にも会った。
僕はこの間に、家の壁に衝突した方へ挨拶に行ったが、加害者はまだ行っていないと言う。
「御菓子を買って一緒に挨拶へ行こう」と伝え、待ち合わせ場所で初めてお会いした(事故時、加害者の声は聴いたが、顔は見ていなかった)。
「衝突させた壁の家に挨拶へ行かなくては」という考えがなかったようである。
悪意がないから厄介ではあるが、悪意がないので僕が教えるべきと思った。
壁に衝突し、ご迷惑をおかけした家の方は、素晴らしい対応をしてくださった。
ああいう振る舞いは、そうできるものではない。
事故直後から、この方は声をかけていてくれたことを、声で覚えている。
事故直後にこの方の声を聴いて「いい声だな」と思っていたのだから、お会いしてこの声を聴いた時、「声と見た目は比例する。声はその人そのものを現す」と思った。
声はその人を如実に表現する。

事故後の対応すべきことは、いまだに多くある。
するべきことをしていくしかないと思っていたら、愛犬が深夜具合が悪くなった。1週間前のことだ。
深夜にやっている獣医を探し、幸いにも自宅から近くにあったので診察してもらったところ、急性肝炎。散歩中に毒物を口にしたかもしれないということだ。
自宅の周りは田畑。この時期は道路と田畑の境に、「毒だんご」と言われる、収穫の邪魔をする狐などへの対策として毒物を置く人がいる。
そこまでするものですかね。それが溶けて、収穫物に混入してるかも。
愛犬は劇症肝炎になるかならないかのギリギリを乗り越えてくれました。ひとまず大丈夫のようです。

ここに書けることはこの2つまで。
その他にも色々なことがあった2週間でした。
今まで色々なことをやらかしてきて、どちらかというと不安や焦りなど相手にすることなくでしたが、この2週間で起きたことは、自分の人生では初めてだらけ。
「まだ経験していないことがたくさんあるな」と思いましたし、「この状況は辛い」と思いました。
今まで当たり前に過ごしている日常は一瞬にして非常時となる。それが当たり前なこと。
そのことを身をもって感じました。


この2週間の出来事で、僕は新たな人生、新たな自分に変わったと思っています。
襲名制度があればいいのですが、一般人にはありませんから、新たな自分に変わったと表現しておきます。

途中で折れず、逃げず、不安も全てよりよく観て、最高のパフォーマンスをしようとした自分自身を、今回は褒めてあげます。
その全ては「声が教えてくれたこと」。

生徒さんやセミナーご参加の方々にお伝えしている「1つ間違えたり、うまくいかなくても、その後まで壊すことはしないこと」。
「自分でだめにしないこと」。

「成長」という言葉がありますが、今まで成長することを自分自身が感じたことはありませんでした。
でも今回「これを成長するというのかな。成長したかな」と思いました。


「一寸先は闇がいい」。
自分の実力は、辛い状況に身を置いた時にわかる。
この2週間で感じたことでした。


6月12日(火)のつぶやき

2012年06月13日 | 更新記事
04:23 from Twitter for iPhone
一羽が鳴き始めると、様々な鳥が鳴き始める。朝です☆そろそろ寝ますw。おやすみなさいませ☆

04:24 RT from Twitter for iPhone  [ 69 RT ]
相手が語る以上のなにかを聞きとること。自分が語る以上のものを伝えたいと思うこと。それが、言葉における贈与ということだろう。言い換えれば、相手の言葉をその最高の鞍部で聞き取ろうとすること。
平川克美さんのツイート

09:28 RT from Twitter for iPhone  [ 155 RT ]
人間は遅かれ早かれ、一番大事にして来たものの為に死ぬんですって。私はあなたとの愛を大切に生きて来たから、愛の為に死ぬのよ美輪明宏版『椿姫』より
山本太郎俳優 脱原発に60兆票!さんのツイート

by bochibochigonta on Twitter