「 ヴォイスコンサルタント 林重光 のブログ 」

声・話す・読む・歌うことの悩みを解決するヴォイスコンサルティング MAKE UP VOICE 代表。ヴオイストレーナー。

実りの季節。

2010年10月11日 | 体感記録日記
秋ですな~。
スズメがまんまるな体していますもの。
実りの秋。それは冬への準備期間であるわけです。
僕も10月、11月は休みがなし。収穫収穫。
有り難いことです。
24歳でこの仕事を始めました。
何も分からない状態でしたから、それはそれはひどいものです。失敗数でいけば、これまたリストラ対象者ですわ。
これだけではおまんま食えませんから、介護ヘルパー、パンの仕分け、ポスティング、マーケティングといろいろな仕事をしながらでした。
今31歳ですけれど、29歳まで仕事を掛け持ちしていました。二足のわらじですわ。
この仕事をし始めた当初はホテルマンでした。ホテルマンを辞めて、この仕事をやりたいって言った時、賛成してくれる人は一人もいませんでした。
そりゃそうですよね。何を考えているんだと思いますよね、きっと。
友達もやめとけと言いましたし、祖母は困っていましたね。そんなんで食っていけるのかと。
たまたまだと思いますけれど、今はこの仕事で食べてます。周りの反応は180度変わりました。
先日、祖母は「 いい仕事を見つけたね~ 」って言っていました。
これらはその時その時の世の中の景気とも関係あると思いますよ。
状況によって言葉はかわりますね。
ただ、本音なのか建前なのか、そこまで分析をしたくもないですけれど、本音はその人自身にしかわからないですね。
もちろん、お互いにです。
1円も入ってこなかった時がありました。僕は声は出ませんでしたけれど笑っちゃいました。
もちろん、自分の経営方法に問題があるんだし、サービスに問題があるんですけれど、その経験は有り難かった。
27歳くらいからようやく気づきだしました。
「 思い通りにならなくて当たり前 」。
それまでは「 思い通りになって当たり前 」だと思っていましたから。
僕の性格は180度変わりました。そして仕事の方向性もかわった。仕方が変わった。
一人で立って仕事をしていくと決めてからと、それ以前とでは性格が180度変わりました。
性格は変わります。もちろん変わらない部分もあるでしょうけれど、大きく変えることはできます。
ただし、自分で変わる覚悟が必要です。僕の場合は、この仕事をしていくためには、変わらなければやっていかれないと思いました。
それが27歳くらいだと思います。
「 何かを得るためには、何かを変えなければならない 」。そう思います。
同じ状態のままで得ることを考えていたら、まずいい方向には行かないと思います。
そして「 執着すれば何かを失う 」。そう思います。
手放した状態がいいと思います。
「 あるけれど、ない状態に近い状態 」。
仕事に対して天職とか使命感なんてものは一切ありません。なにせ本業はスズメの観察です。そんなもの持てるわけがありませんわ。
この道一筋。これもありませんわ。なにせ社会に出てから働き方はほとんど二足のわらじですもの。この道一筋なんてかっこいいこと言えたらよかったですけれど、そんなことしてたら飢え死にしてますわ。
「 二兎を追うものは、三兎も四兎も得る 」。そう思います。
それぐらい広い視野で感じていなければ、飢え死にしちゃいます。
若い人には可能性があります。可能性というのは、まだたくさんの選択肢があるということです。
一つのことにつまずいて止まってる暇は勿体ないです。他も見ないと。
先日のブログにも書きましたけれど、たくさんの穴を見つけて埋めていければ、ご飯がたべれないということはありません。
人が埋めている所に混ざっていっても、食べ損ないます。動物の餌の取り合いみたいなものです。
その中で生き残るには力がなければいけない。今の社会ってそんな感じでしょ。それで格差社会なんていっているけれど、みんなで同じ穴を埋めてたら、取り合いは当たり前です。
僕は力ないですから、そんなことしてたら飢え死にしちゃいます。
たまにはスズメを見て、スズメがどこへご飯を食べにいくのか、その時、スズメの集団の行動と各々の役割を観察してみてください。
とっても効率よく動いていきてますから。
人間の言う効率とは意味が違うことがわかりますよ。
インターネットで概念的勉強もいいですけれど、お外に出て、自然の中で感覚的勉強もしてくださいね。
どちらも大切ですから。
さっ、僕はお仕事にもどらなきゃ。
それにしても、お休みはなくても構わないけれど、スズメの観察する暇が足りないことが困っちゃうな。
当面の最重要課題ですわ。