「おひなまき」の中の足の形は？

もうすぐ2ヶ月になるお嬢ちゃんを持つお母さんからの
質問に答えて書きました。
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…前略･･･
おひな巻きをやってみたいと思っていますが、
おひな巻きの足はどのようにするのがいいのでしょうか？

そろそろ２ヶ月になる娘がいるのですが、寝ているとき両腕をまげて
（└(--)┘このようなポーズ）脚はがに股に開いています。
これは自然なかたちなんでしょうか。。。
…中略･･･
もう2ケ月近く経っていますが、まだ間に合うでしょうか。。。
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まだ2カ月にならない時期で、しかも└(--)┘の姿勢で寝ているのでしたら
とってもいい姿勢！「ガニ股」は健康な証拠です(^o^)/~

その訳は。

↓理想的な胎児の姿勢。
↓首が据わるまではこの姿勢を保ってあげるのがいいのですが･･･

生まれた後は重力の影響を受けるので、↑硬い布団に仰向けに寝かせると
　　　　　　このように背骨は伸び、顔を左右どちらかに向けてしまいます。

ですから、理想的な胎児姿勢を保つためには、
全身を丸く保てるように寝具を工夫するとか、
「おひなまき」にしてあげることが必要なのです。

すると、寝具の中でも「おひなまき」の中でも、
両膝はあまり開かず、足の形は下のようになります。

↓院内専用天使の寝床で寝ている新生児で、かかとはそろっている　
　　　　　　　　　　　　　　　　マタニティ用クッションで寝ている新生児で、足はアグラ↓





↑↓ともに2カ月頃の典型的な姿勢。両膝の間は開いて「ガニ股」です。


↑天使の寝床で　　　　　　　　　　　　　　　　　帆布の折りたたみベッドで↑

ですから「おひなまき」の中の足の形も、これと同じようでOK

2カ月頃は自然に筋肉が緩んでいく時期なので、
向き癖やピンピンの硬い体をなおすチャンスです。

しっかりと「結ぶおひなまき」にすると、
左右差や凝りが改善していきます。

それだけでなく布地を蹴って足を伸ばすことは、まさに加圧トレーニング。
しっかりハイハイできる力がつきますので、ぜひお試しを！↓


この子にはこのSサイズのメッシュの「おひなまき」は小さすぎですが、足の形がとても分かりやすいので載せました。

7カ月頃までは「おひなまき」を続け、
おむつ交換の後などは、必ず腹ばいで遊ばせてあげてください。

もっと詳しく学びたい方は
作業療法士の竹内華子先生の講演要旨をお読みください。

寝返りができないうちは、床や畳や硬い布団上に、
1秒たりとも仰向けで置かないで！
荷物じゃないのよ赤ちゃんは！