スプーンの持ち方について、驚くべき記述を発見したのがこの本
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我々が保育園に子どもを預けていた時代は
保護者会などで、先生から
「箸や鉛筆を持つのに、上手く移行できないから、
上手握りを絶対にさせないように」と
指導を受けていた。
ところが最近、このように下手持ち
(上の本では逆手握り) ができる子にまで
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わざわざ変えさせる指導をしている保育園すらある。
こんな手の子に ⇒
逆手握りさせたら
上手に食べられることは絶対にない。
上手握りの方がましだが
果たしてそれでいいの?
この手の記事⇒“恐怖麻痺反射”の姿勢とケガ
「こんな時はスプーンを与えず、
手づかみで食べさせる方がいい」
「その方が手の平は顔の方に向くので、
正しく手が使える子になる」と、
この講演会の中で、小児科医の
家森先生はおっしゃった。
私の施術に通っていて、
保育園に子どもを預けているお母さん達から
「そうです! この本を見せられて、
『家でも上手握りで食べさせるように』
と言われたんです。
でも、この子、上手握りをさせようとしたら
怒ってスプーンを床に投げつけるんです」
とか
「下手持ちだとこぼさずに、きれいに食べるのに
『3歳過ぎてから下手持ちに変えないと
手首を痛めるので、
3歳までは下手持ちは禁止です』と言われたんです」
などなど、嘆きの声を聞き、愕然 _| ̄|○
スプーンを正しく持てなければ
⇒箸を持つのも難しい
⇒鉛筆も正しく持てない
⇒注射器も上手く持てない
近年「採血や注射が上手くできない看護師・医師が
増えていて、仕事が大変」と聞くが…、
⇒手を使って行う診察・ケア・処置・手術が
上手くできない
少子化だというのに、さらに
不器用な子どもが増えたんでは
将来の医療の担い手が激減してしまいそう。
それどころか
料理・木工細工・各種組み立て・裁縫・編み物・陶芸…
全分野において、器用な働き手が減ってしまったら…、
「日本はどうなるの?」と心配になる。
先日の日経Dualによると
小学校では正しい鉛筆の持ち方ができる子は2割
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ちなみに、スプーンって握るもの?
私は持つものだと思うけど。
握ったんでは器用な動きはできないよね~。
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