「新生児の正常姿勢はMW」とか
「WM」とか言われることが多く
このYouTubeでもこのように紹介されている。
誰が言い出したのかは知らないが、
これが正常であるはずがない。
胎児の理想的な姿勢は手は口元
足首はクロスしてあぐら。
↓
重力のない胎内から
この世に生まれて来たとたん
新生児は重力に負けてしまう。
なので、重力のある世界でも ↑
胎児時代と同じように
楽な姿勢を保ってあげるには
布団や首枕の工夫が必要。
胎内で理想的な姿勢でいられなかった子は
重力で押し伸ばされて
いっそう、ピンピンに硬直してしまう。
そんな赤ちゃんは
心地よい表情をしているはずがない。
引きつったように泣き続けたり
泣くに泣けず、しかめっ面の子も…。
そんな子は天使の寝床で寝かせるだけでは
理想的な胎児姿勢にはなれない。
なので、マイピーロネオを首に当てて
おひなまきで包んであげると
やっと落ち着き
ぐっすりと寝られるようになる。
赤ちゃんは寝ることによって脳が育つので
寝るのが仕事である。
それに、ヒトの赤ちゃんは
サルのように首が据わってから
生まれてくるわけではない。
なので、首が据わるまでは
「未熟児」と思って育てないといけない。
上の白黒の写真の②③の子のように
反っている子は
胎児時代も反っていた可能性が高い。
すると -1- -2- -3- に書いたように
第2頸椎の歯突起は
後傾している可能性が高いと思える。
すると将来、口をポカ~ンと開けて
だらしない姿勢の子になったり
歯並びが悪くなったりして
歯列矯正が必要となる可能性が高くなる。
上の白黒の写真の①の子は
あまり反ってはいないが、
全身が捻じれながら傾いている。
左右の目のラインと
左右の口角のラインが平行でないため
この姿勢が続けば
噛み合わせに問題が起きそう。
太古の昔からヒトの新生児は
胎児時代の姿勢を保ちながら
ぐっすり寝て
猟や農作業ができる丈夫な子として育つよう
このように育てられた。
現代の胎児は
1.ほっそりとした母体の中の
2.丸くない子宮の中で
3.丸くなれずに育っている
妊娠する1年ほど前から
骨盤ケアの3原則に沿って
母体のケアに励めば、かなりましだが、
それでも“完璧”と言える人は少ない。
なので、イジコ(嬰児籠)や
天使の寝床に寝かせただけでは
丸くなれない子が多い。
そのためマイピーロネオ+おひなまきで
丸く包んで、“まるまる育児”で育ててあげないと
第2頸椎がきれいに完成しない可能性が高くなる。
マイピーロネオ・おひなまきを買うのは
「もったいないから」と節約し
タオルやガーゼオクルミで
丸くピッタリと包めるかというと…
実はとても難しい。
どうしても上手くいかなくて
遅れて買うと
結局は失うもの (子の成長・発達)
の方が大きくなってしまう。
産院によっては、このように
赤ちゃん全員を
院内用マイピーロネオ+おひなまきに包んで
お母さんたちに“まるまる育児”を
教えているところも、少数ながらある。↓
“まるまる育児”だと、授乳も楽ちん。↓
お母さんの体にも負担がかからないので、
あちこち「痛い」「ツライ」と
ブルーになるリスクも減る。
良い授乳姿勢 ↑ 赤ちゃんの両手は
おっぱいに摑まるように添えているのが理想的。
↑
このように巻いたタオルなどを握ると
お母さんの肘・手首が楽で
赤ちゃんの頭もぐらつかない。
↑
これは脇抱き(ラグビーボール抱き)
赤ちゃんの姿勢をクションなどで
きれいに保てば、悪くはない。
添い寝授乳をするときは ↑
お母さんの姿勢をきれいに。 ↓
縦抱き授乳は、絶対にしないで!
↓
↑
第2頸椎を変形させる、最悪の授乳法です!
左のおっぱいを飲ませるのに
右手で赤ちゃんの首を支える交差抱き。
↓
実は、これが日本の助産師が
教えていることが多い授乳法。
これも赤ちゃんは首を
ワシ掴みにされがちで
苦しいだけでなく
お母さんの手首を痛める原因にもなりがち。
↑
赤ちゃんを抱くときも
このようにならないよう
くれぐれもご注意を! ↓
縦抱き抱っこ紐は
赤ちゃんが反らないように
工夫されている品でも、お勧めできない。
胎内や生まれてくる途中で
ゆがんでしまった頸椎に、頭の重量が乗るため
ゆがみをいっそう悪化させてしまう。
お勧めはスリングです。
「スリングに入れると股関節脱臼になる」
と言う人がいるが
スリングに入ったために
股関節脱臼になった症例は
未だ1例も報告されていない。
股関節の開きが悪くても
簡単に改善する。難しいのは頸椎!
健康になれない人の
ネックになっているのは
まさに、ネック(首)!
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