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☆風薫る5月の両神山

2016-05-21 | ♠ 埼玉県・奥武蔵・秩父・奥秩父山塊周辺

 

早朝自宅3:00出発、関越自動車道花園ICを下り一路秩父方向へ走行

明るくなりかかった頃、秩父の山並みに幻想的な朝霧がかかり今日は晴れると思った

だんだん明るくなり、ナビに登録していた民宿両神山荘のバス停の駐車場に着いた

1台停まっていたが、民宿両神山荘の有料駐車場(500円)の看板があったので停めた

 

両神山(りょうかみさん)は埼玉県秩父郡小鹿野町と秩父市の境目にある山

奥秩父山塊の北部にあり、標高は1,723m、日本百名山の一つ

山岳信仰の霊峰であり、両神山、三峰山、武甲山をあわせて「秩父三山」という

山名は、イザナギ、イザナミの神を祀っていることから両神と呼ぶという説

日本武尊の東征のおり、この山を八日間見ながら通過していったので八日見山と名づけられた説

「龍神を祭る山」が転じて両神山となったという説など、諸説ある

=Wikipedia=

 

 

コースは日向大谷→→清滝小屋→→両神神社本社→→剣ヶ峰山頂

最大標高差1070m、今年初めての本格的登山です

 

 

建物は民宿両神山荘、公衆トイレ横(画像)の駐車場に停まれば良かった

下からぐっると歩いて来ました(;´∀`)

am6:00 駐車場料金を払い出発

 

 

小鹿野町バス時刻表  日向大谷・三峰線

 

 

 

登山口は左折、フェンスに沿って登山届とカウントボタンを押して歩きます

 

 

 

古より修験の山として多くの修験者に愛された両神山、まもなく鳥居と御本堂

 

 

<観蔵院>

 

 

何だろう?甘い香りが漂って、、ヤマアジサイ(甘茶)かも

 

 

鴨沢登山口から登った雲取山によく似た杉林の山道

 

 

軽いアップダウンを繰り返し、600m歩いて足慣らしは終了!

 

 

 

登り着いたピークから一気に下り、軽いアップダウンを進む

 

 

沢の流れる音が爽やか、これはヒトリシズカの葉っぱ

 

 

 

 日向大谷から会所への山道には行者の像や石標が各所に安置されています

日陰の山道は可愛らしい草花が咲いていました(次頁投稿)

 

 

 

<クワガタソウ:鍬形草> ゴマノハグサ科 クワガタソウ属

スミレは終わっていたがクワガタソウは避難小屋辺りまでたくさん咲いていた

 

 

 

 

木漏れ日が射す程度で、広葉樹林帯の気持ちいい山道を進む

 

 

二十八丁目?

 

 

渓流の石がゴロゴロ、渡渉?は何度かあるが、増水なければ問題ない

 

 

<ハシリドコロ> ナス科ハシリドコロ属

有毒植物(食べると錯乱して走り回るそうです)

 

 

 

突然目の前に飛んできた昆虫

 

 

<アミガサタケ> アミガサタケ科アミガサタケ属

ハシリドコロの花(実)を撮っていたら、、、帰って調べると初めてみるキノコは食用らしい

 

 

ジグザグ急坂だけど、植物撮影で息抜き休憩

 

 

 大頭羅(おおずら)神王像

ワタクシの身長160㎝のポールだげど、背丈の大きい石像です

 

 

 

 

 

岩の上に 弘法大師様が鎮座しています

弘法之井戸はこのコースの水場なので行き帰り喉を潤す

             

 

まろやかで柔らかい清涼水

 

 

 息を切らしながら登り切った場所に道標

 

 

上から「お~い!ピンクの花が咲いてるよ~」と夫の声

「は~い☆(^O^)/」 頭上に清滝小屋が見えた

 

 

う~ん、なんていうことかここで出会うとは!minoさんが投稿していた花(*_*)

<カッコウソウ:郭公草>  サクラソウ科

 

 

優しい色合いの<ハクサンシャクナゲ>ツツジ科ツツジ属は終盤かかっていた

 

 

ログハウス風の避難小屋は<清滝小屋>標高1290m

 

 

中には入らなかったが別棟にトイレ・炊事場と整っています 

 

 

<ミヤマハコベ:深山繁縷> ナデシコ科 ハコベ属 

 

 

ここまで登って来たのが三分の二

これから山頂まで三分の一が本格的な急登・岩場・クサリとなります

 

 

↑の右サイドから山頂へ

小屋を出てすぐ右側に三体の石仏が鎮座

風雪にさらされて、台座から落ちていました

 

 

 

 

 

 七滝沢からの合流地点鈴ヶ坂から先はクサリ場などの続く急勾配

 

 

産泰(体)尾根まできました

 

 

左折し尾根歩きと思っていたのですが、、、

 

 

見事なヤシオツツジが目に入りました

 

 

 これは<アカヤシオ>?

 

 

クサリ場に来ました

 

 

 

横岩の下に小さな祠があります(パチパチ)

この辺りは急登にクサリ場と標高をかせぎます

 

 

 

産泰尾根を登り切ったところに赤い鳥居が見えた

息切れし写真を撮った位置で 二礼二拍一礼 足がとまった

 

両神神社の本社です

 

 

狛犬はオオカミですね

前足の着き方、後ろ足は従順姿で可愛らしい(*´▽`*)

 

  

 

隣に併設している神社

両神御嶽神社(両神山両神神社(登記名)・旧金剛院)  

 

 

 

秩父多摩方面の狛犬はオオカミが多いですね

それにオオカミの狛犬は大抵素朴で可愛く、身近な人が制作した感じがします

 

秩父の三峯神社や奥多摩の武蔵御嶽神社ではオオカミを眷属として祀っており、山間部を中心とした狼信仰が存在する 

御岳山には日本武尊(ヤマトタケル)が東征の際、深山の邪神の放った深い妖霧に道を見失い

万事に陥ったのを白狼に導かれたという伝説が残っている etc

 

 

  

 

標識の前はベンチ・椅子が設置され、登頂された方はここで一息休憩

 

 

本社の少し先に大日如来(たぶん)の立像

 

 

山頂でしょうか?

 

 

 

山頂まで100mのベンチ、もちろん座りません!山頂を目指します!

 

 

 

両神山の多くの部分はチャート(SiO2 、水晶と同じ)という成分で形成されている

チャートは数億年前に海底に沈んだプランクトン(放散虫)の化石からできたもので、鉄よりも硬い(硬度7)

=Wikipedia=

 

 

この橋をぐるっと右に周って 

 

 

 

 岩場を踏破した後、上り・下りと大渋滞になる場所

 

 

グレトラの田中陽希さんは<八丁尾根コース>から山頂に立った岩

山頂は切り立った岩場になっておりあまり広くはない

富山から来た方が明日は雲取山へとおしゃっていた

 

 

 

 

二等三角点

 

 

 

 

 

Mt,Fuji

 

 

  八ヶ岳・北アルプスも望める絶景

 

 

 

 山桜ですね(*^^)v

 

 

上ってくる人を待ちます

 

 

 

 

 ツバメオモトの新芽

 

 

 きれいな立ち姿の大日如来さま

 

 

 山道にはアカヤシオ、登りは余裕なくて!息を切らしながら登った

 

 

 

登り時はパチパチだけ、余裕なしでした

 

 

ようやく清滝小屋が見えた、まだ三分の一(+_+)

 

 

 

 

 

この橋、実は怖かった!

 

 

 

 遠くに見えるフジの花は滝のように見事に咲いていました

今回の山行は、季節の花々をたのしみながら眼に優しい自然を満喫できました

 

 

両神山荘が見えてホントにフォッとした

 

 

山荘の名犬ポンくん?はスヤスヤ~

 

 

記念バッジを買って

 

 

両神神社(里宮)

両神御嶽神社(両神山両神神社(登記名)・旧金剛院) 

 

 

 

 

 

 

 素晴らしいお天気に恵まれた山行は、両神山の神様に感謝しました

ありがとうございました

 

次頁は「両神山の植物」に続きます

 


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