maidoの”やたけた”(ブログ版)

ジジイの身辺雑記。今日も生きてまっせ!

2006/01/30

2006-01-30 17:57:01 | Today's maido(日記)

昨夜又もやメールが来まして、曰く。
「先生來信收到,亂碼沒有改善,反而整篇糊塗不清,照片也看不見了,哈哈!欲速不達!(貴方のメール届いたよ、文字化けは無くなった、けどやっつけ仕事をするから、写真を見られへん、ハッハッ!急がば回れ!)」

やっつけ仕事に間違いはないものの「照片也看不見了」て、今見てるメールの文章が即ち照片なんやけどなぁ・・・。
jpgと付けば写真やと思い込んでしもてるんですなぁ。
さぁ、どない説明したらエエもんやら、四苦八苦して文章を捏ね上げてみたものの、自分で読んでも意味が通じそうに思えん。
眠たなったから適当なところで送っといたけど、まエエか。

さて、昨日のお散歩の途中で目に付いた実は、先ずタイワンフウ(台灣楓)。
出ているトゲトゲに種がくっ付いていて種が落ちてしまうと、サッカーボールに似た雰囲気でカワイイでっせ。
モミジバフウ(アメリカフウ)の実と良く似ていますが、小ぶりですね。
実は良く似ていても、モミジバフウの葉っぱは名の通り5つに分かれていて、こちらは3つなのでひと目で見分けられます。

お次がセンダン(栴檀)なんですが、なんとあの高級材マホガニーの親戚やねんて。
もっとも、マホガニーにはマホガニーラワンなんてぇのもあって少々ややっこしい。
ところで、いかにも食べられそうなこの実は、メリアトキシンを含んでいて有毒、それも相当強力やそうです。
致死量は定かや無いんですが、大体体重5Kgに対して実一粒くらいらしいですねぇ。

『平家物語』巻第十一「大臣殿被斬」で、平家の大将宗盛父子の獄門晒し首の下り、

同廿三日、大臣殿父子のかうべ都へいる。検非違使ども、三条河原にいで向てこれ(是)をうけとり、 大路をわたして左の獄門の樗の木にぞかけたりける。
三位以上の人の頸、大路をわたして獄門にかけらるる事、異国には其例もやあるらん、吾朝にはいまだ先蹤(センジョウ)をきかず。

ここにかかれている樗(オウチ、アウチ)の木がセンダンの木やそうで、実に毒があることからマイナスイメージを持たれてたのかもしれませんなぁ。

山上憶良に「いもがみしあふちのはなはちりぬべし、あがなくなみだいまだひなくに(妹が見しあふちの花は散りぬべし [我]が泣く涙いまだ干[乾]なくに)」という歌がありますねん。
このあふちはセンダンのことやと知って、歌といかにも似合った花の風情と香りやなぁと、センダンのファンなんですよ。

歩くのにも少しダレかけてきた神埼川、高川合流点間近の道端で、橘が沢山実をつけているのを見つけましてね。
早速一つ頂戴して食べて見たんですが、中々鮮烈な酸っぱさで、白木造りの社殿を思わせる味でした。(どんな味やねん?)
田道間守(タジマモリ)が常世(トコヨ)の国に探しに行った不老長寿の非時香果(トキジクノカグノコノミ)はタチバナの事やと言われてますね。

言われてるだけで証拠も何にも無いねんけどね。
不老長寿はともかく、確かにあの酸っぱさは気持がシャンとなりまっせ。



最新の画像もっと見る