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好きな作品&好きな人、日々感じたことなどを綴ります

映画 「初恋のアルバム~人魚姫のいた島~」

2005-07-22 01:18:03 | 映画
人のいいお父さんをいつもののしってばかりのお母さん。いがみ合う両親にうんざりしている娘ナヨン。
ある日家を出てしまったお父さんを探しに両親の想い出の島を訪れたナヨンは若き日の両親に出会い・・・



「星を射る」ですっかりファンになってしまったチョン・ドヨンさんが「娘ナヨン」と「若き日の母」の二役を演じています。もうこれがほんっとに別人!見事です!!
私は最初からニ役って知っていたので「上手いなぁ~」と感心して見ていましたが、一緒に行った友人は途中まで「良く似ている別の人」と思っていたくらい!
メイクや髪型で別人に見えるっていうんじゃなくて、表情や喋り方、演技で別人に見えるっていうのが凄いわ~。


左が「ナヨン」、右が「若き日の母」

そして私がチェックしたのは笑い方。「星を射る」では大きな声で「ア~ッハハ~」とおばちゃん笑い炸裂してたけど、この映画で演じている二役ともまた違う笑い方だったので、やっぱりちゃんと意識して演じているんでしょうね。

特に若き日の母が、寡黙で人の良い郵便配達の青年を待ってドキドキする様子とか、一生懸命勉強する姿が素朴で可愛くて、とても生き生きしていました。
「若き日の父」を演じたパク・へイルという俳優さんも、あったかい感じが役の雰囲気と合っていてなかなか良かったです。



美しい風景の中での初々しい純愛物語に心が癒され、そして時の流れ(現実)の残酷さとの対比に胸が締め付けられ・・・後半はボロ泣きでした~

倦怠期のご夫婦とか、うちらの親の世代が見たら
「俺達にもこんないい時期があったよな」「そうね
なんて気持ちになって、ちょっと優しくなれたりしそう。(現実はそんなに甘くないか?)

韓国の映画を映画館で見たのは初めてだったけど、こんな素敵な映画を「単館・レイトショー」のみ(途中からモーニングも追加してたけど)でしか上映しないってのはホントにもったいないと思うわ!
色んな人に薦めたかったけど見たのが最終日だった・・・。レンタルでぜひ!


ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2005ヤング・ファンタスティック・コンペティション部門グランプリ受賞
大韓民国映画大賞女優主演賞 チョン・ドヨン


公式サイト