豊中市ブログ「マチカネくんのとよなか草子」マチカネくんと魅力文化創造課職員が、豊中のさまざまな魅力を紹介していきます!

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きむらとしろうじんじん野点in服部 寿町公園のレポート!

2018年12月07日 | きむらとしろうじんじん野点レポート

                                      

魅力創造課の中村です

11月25日(日)と12月1日(土)に本番を迎えた、きむらとしろうじんじんさんの「豊中野点 第五弾」

5回目の会場は服部!!今年はもうプチじゃない!妄想屋台集団「THE JINJIN'S」についてもレポートします!!

                                      

陶芸・お抹茶屋台 きむらとしろうじんじんさん。

毎年秋に全国各地で開催されているじんじんさんの野点。じんじんさんが作ってこられた素焼きのお茶碗にお客さんが絵付けをして、その場でお茶碗を焼き、できあがった世界に一つのマイお茶碗でお抹茶もいただけちゃう!という、とっても創造的なアートプロジェクト!

今年も豊中野点のために集まってくださったサポートスタッフの皆さんとじんじんさんとで、6月から合計3回6日間にわたる「まちあるき」を開催し、服部界隈を歩きまわって野点の開催会場を決定しました。まずは本番1日目、寿町公園の野点の様子を写真たっぷりにレポートしたいと思います。

                                   

一日目 11月25日(日) 会場:寿町公園

今年もお天気に恵まれました!「これだけでもうほとんど成功やね」、とじんじんさん。朝早くからサポートスタッフさんたちに集合してもらい準備が始まりました。

          

お茶碗を焼く移動式の窯が据え付けられている大リヤカーを車から降ろし、絵付けをする小リヤカーの設営をします。絵付けで使う釉薬を溶いたり、燻(いぶ)しに必要な大量の新聞紙をちぎったり、安全対策の柵をつくったり準備を進めるスタッフの皆さん。みるみるうちに、いつもの公園から野点の現場へと変わっていきます。

現場の設営中からすでにお客さんがちらほら集まってきました。

 

設営を終えて、準備OK!じんじんさんがあの衣装とメイクで登場し、今年の「豊中野点」がスタートしました。

 

 「お待たせしました~。今日はどうぞゆっくりしていってくださいね。面白い屋台もたくさんありますよ~」とじんじんさん。 

お客様は豊中野点を目指してこられた方や、ご近所の方、たまたま通りかかった方など様々です!「こんなん前からやってたん!?知らんかったわ~うちすぐそこ!!ほんで、あの背の高い人、どないしはったん?」と興味津々に声をかけてこられる方にはスタッフが丁寧に説明します。「お時間あったらお茶碗焼いていってくださいね~」

 

お客さんはじんじんさんが作った素焼きのお茶碗の中から、気に入った形を選んで、絵付け専用のリヤカーでじっくり絵付けします。出来上がりの色見本を見てあれこれ迷いながら好きな色を選んで、世界に一つのお茶碗づくり・・・ 

テストピースを見ながら真剣に絵付け中のお客さん。絵付けの説明をしたり、妄想屋台の案内をしたりとスタッフも大活躍!仕上がりのイメージははっきりしてんねんけどな~とスタッフのアドバイスをもらいながら絵筆で釉薬をのせていきます。色とりどりに並んだ釉薬は単色でも混ぜてもいいし、薄く塗ったり分厚く塗ったりすることでも表情が変わります。絵付けのバリエーションは無限大!マイお茶碗を手にするわくわく感が高まります!

 

絵付けが終わったお茶碗はいよいよ窯詰め。リヤカーに据え付けられている窯で絵付けされたお茶碗を焼きます。800~900度にもなる窯で焼くこと20分・・・窯から出したお茶碗を、次は新聞紙を詰めたブリキの缶に入れ蓋をして燻します。燃えたがるお茶碗によって新聞紙に火が付きブリキの缶の中の酸素が使い果たされ酸欠状態になります。そうすることで化学反応を起こさせ、よりよく発色させるのだとか。燻しの工程も20分。「これは、ぜったいええ色になるよ~」

 

ひとつずつお茶碗が取り出されるたびに、「わ~っ!」「めっちゃきれ~~い」と歓声が上がります。この燻しの工程を経て、ガラス質の釉薬がより深みのある色合いに変化するのですね。絵付けのときからガラリと印象が変わるのでちょっとおどろきです!!

最後にスタッフがひとつひとつ丁寧に煤(すす)を磨き落としたら、ついに世界にひとつだけのオリジナルお茶碗が完成です!

じんじんさんの野点では、出来上がったばかりのお茶碗でじんじんさんにお茶を点ててもらえます。

「だんだん好きになってきたかも・・・」「来年はあの色にしたいってもう決めてるの」とお客さん。

焼きあがったお茶碗を眺めて、じんじんさんと出来栄えについてあれこれ話をするのも醍醐味なのです。

この場所でなら野点の一日を外で過ごしてもいい!と思えるかどうかが会場選びの大事なポイントなんです。ときおり着陸寸前の飛行機が上空を通るのもこの寿町公園の魅力のひとつですね。

                

【妄想屋台集団 THE JINJIN'S】

じんじんさんの野点の横に、あなたも魅力の予感を持ち出してみませんか?ということで今年も参加者を呼びかけたら、何とも結束力のある屋台集団が結成されました。今年はどんな妄想屋台が集まってきたのやら、その様子もレポートいたします!

かげあそび

   

じんじんバラバラ事件簿!?ってどういうことですか?! 人やモノの影を切り取ってくれるこの屋台。じんじんさんの影を7つのパーツにバラバラにしちゃったっていうのです。お客さんには、そのパーツを集めてもらってじんじんさんを元のチャーミングな姿に戻してもらうという「かげあそび」。いろんな影を並べてみると、意外と自分の影ってわかるもんですね。特徴が出るというか、まとっている雰囲気みたいなものが影に宿っているんです。スタッフもみんな影を盗まれてコレクションされました!それがまたかわいらしくて。お客さんには希望すれば郵送もしてくれる素晴らしいサービスも。

手作り絵本

 

かげあそびさんとコラボした手作り絵本の屋台。じゃばらになった小さな絵本に、影のパーツをぺたぺた。服部界隈を象徴するような、街灯や飛行機、阪急電車の影もあります。記憶の中を覗いてみているような、素敵な影絵本が完成!

MAHOT COFFEE

 

曽根にお店があるMAHOT COFFEEさんも出店!こだわりの豆を自分で挽いた人は100円割引!香ばしいコーヒーの香りが公園内を漂って、なんだか急におしゃれ度がUP!

浪速お化髪式 日本髪風髪結い

 

妄想屋台の開催が始まってから毎年出展してくれているこの髪結い屋さん!ポニーテールができる長さがあれば、自分の髪で日本髪を結ってくれるという日本髪変身処。というわけで、姿見を前にちょこんと座るお客さん。

EMANON 

大阪音楽大学OB OGメンバーによるユニットEMANON(えまのん)。耳馴染みのいい曲とともに、じんじんさんの窯出しのタイミングに合わせて♪「窯出しの曲」を演奏。めっちゃ控えめな[おひねり箱]が、揺れてます 風が吹く寒空の下でも耐えながら演奏してくださいました!

GAZZ LELE

「30分で踊るポンポコリンを弾き語りできるようになります」と豪語するウクレレ体験屋台。デザインも大きさもさまざまなウクレレをとにかくたくさん持ってきてくれて、みんなで演奏しまくり!豊中野点始まって以来初めての音楽屋台が出店してくれたおかげで、にぎやかな現場になりました~

あらたこさんぽ

野点スタッフのあらしまさんと、たこ焼き屋さんをめぐってお散歩するから、「あらたこさんぽ」。庄内、蛍池に続いて、今年は服部界隈をゆる~くおさんぽします。どうやら写真はお散歩中のため主人に代わってクマのTEDが店番中。一度お散歩に出ると、盛り上がってみんななかなか帰ってこない!?ほかほかのたこ焼き、待ってるで~!

ツダサンポ

いつもの道も、視点を変えるだけで、ゆっくり歩いてみるだけで違ったものに見えてくる。豊中市 都市活力部 魅力創造課課長のツダサンの案内で服部を歩くツダサンポ。電信柱に書いてある文字は何のこと?なんでこの路地こんなに幅が狭いの?ゆる~いカーブが残る道、学校はもともとため池だった?! 100年前の古地図と現在を見比べながらお散歩して、豊中の昔の風景に思いをはせる参加者。

ホンとのうらない

謎のホン占い師が持ってきたいろんなジャンルの本、ホン、ほん。

「あなたの悩み、聞いてみたいことはなんですか?あなたの選ぶ本、あなたの開いたページにその答えが書いてあります。」

「本はすべてを知っている、本にすべてが書いてあるのじゃ~!!」

怪しすぎるこのホンとの占い。ホンマかいな!と思っていましたが、占った人はみんな「ああ、納得です。」「こう言ってほしかったの!」「ホンのお告げ、心にしみます」 詩集から絵本までさまざまなジャンルから、何を手に取るのか、どのページを開くかも本の導き。そういえば、図書館でも本屋でもそうやって本に導かれて手に取ってるんだな~って納得しました。とお客さん。

 

 からだ実験 

意識を少し変えるだけで、身体が変わる?嘘みたいなからだ実験。体験してみたらほんとにビックリ!あれ、腰がちょっとラクになったかも・・・。お客さんだけでなく多くのスタッフを救ったこの屋台!「どっか痛いとことか、気になるとこあります?」と聞かれるので「このへんかな~」と伝えると、親指をぶらぶら・・・「はい、ほな今どうですか?」「・・・・。あれ、あれ~っ?!なんか、痛くない!」

不思議なこの実験、説明よりもまずは体験してみるべし!自分の身体が愛しくなりました。

野点1日目は、10店の妄想屋台が出現!お茶碗の焼き上がりまでの間のお客さんの立ち寄り場所として活躍してくれました。

夕方になり、日が暮れると野点の情景ががらりと変わります。この日はそれほど寒さも厳しくなかったおかげで、暗くなってからもお茶席でゆっくりしてくださったお客さんもいらっしゃいました。焼きあがったお茶碗を最後まで丁寧に磨いてくれたスタッフのみなさん、ありがとうございました!! 

2日目のレポートにつづく・・・

 


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