豊中市ブログ「マチカネくんのとよなか草子」マチカネくんと魅力文化創造課職員が、豊中のさまざまな魅力を紹介していきます!

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きむらとしろうじんじん野点 in 曽根 豊島公園花とみどりの相談所前

2021年12月15日 | きむらとしろうじんじん野点レポート

2021年11月23日(火祝)

今年で8回目となる、きむらとしろうじんじんさんのとよなか野点(のだて)in 曽根!その一日目をレポートします!

とよなか野点は、一般募集をした参加者さんとの説明会とまちあるきで、みんなで納得して選んだ場所で開催されます。

一日目の会場は、とよなかまつりでもお馴染みの豊島公園の北側に位置する花とみどりの相談所前。曽根駅から南へゆったりとした坂を下りて、阪急電車の高架をくぐると手入れされた花壇が豊島公園の入り口を彩っています。空を見上げると時折高架を往き交う阪急電車が見えたり、ローズ球場の上には着陸態勢に入った飛行機が見えたりと、豊中らしさも感じられる魅力的なところ。今回はあえて奥にある広い公園スペースではなく、入り口に近い場所を会場に選びました。

この日は朝からぐっと冷え込んだものの、野点の現場をお手伝いしてくれるサポートスタッフさんが早速準備にとりかかってくれました。

「ゆっくり丁寧に。わからんかったら誰でもいいから聞いてくださいね。無理したらあかんよ。ほな。ぼちぼち荷物おろしましょかー」そこから野点の一日がはじまります。

移動式の陶芸窯を据えたリヤカーや、絵付けに使う釉薬を準備して、さあ!真っ赤なドレスのじんじんさんの登場です!!

  

今年のとよなか野点が始まりました!ありがたいことに始めからたくさんのお客様!早速お茶碗を選んでもらいます。

     

こちらはお客さんが絵付けをするときに使う釉薬(ガラスの粉といろんな色の粉が混ざった絵具のようなもの)のお世話をするスタッフ。

ほったらかしてしまうと、底のほうで固まってしまうので、ときどきぐるぐるかき混ぜる必要があります。

絵筆で、好きな色の釉薬を使ってお茶碗に絵付け。

じんじんさんに渡すと800度~900度の窯で焼きます。そのあと新聞紙と一緒に燻すことで還元反応により発色。1時間ほどですすだらけのお茶碗が出てくるので、それをスタッフが丁寧に磨いてお客さんへお渡しします。

  

こちらは焼きあがったお客さんのお茶碗と、燻窯から出した煤だらけのお茶碗をみがいているところ。

マイお茶碗でじんじんさんにお抹茶を立ててもらって、リヤカーのお茶席で飲むこともできるんです!

去年と同じ形のお茶碗を狙ってきました!と朝早くにお越しになった方や、たっぷり時間を使って自由に絵付けを楽しむお子さんも!

みなさん、気に入って使ってくださっていることを願うばかりです。

 

     妄想屋台集団 JINJIN`s~     

全国津々浦々、毎年ツアーを行われているじんじんさんの野点ですが、豊中では一味違う「妄想屋台集団 JINJIN's」が同時開催!!

普段の活動や妄想など「魅力の予感を路上に持ち出す」この集団。今年もたくさん出店してくださいました。

ソーシャルディスタンス似顔絵

 

一度に複数の描き手が色んなタッチで似顔絵を描く屋台。数分後にはこんなにたくさんの自分の似顔絵がもらえちゃう!そんなとってもお得な屋台です。モデルになった後は、アナタが描き手にまわることも可能!

手にペイント

今年初参加!プロフェッショナルなイラストレーターさんが、手にペイントしてくれる屋台。

お気に入りのキャラクターを描いてもらった男の子が「今日からお風呂入れへん!学校行くまでなくなったら嫌やもん!」それを見た友達が「僕も!私も!」と大人気でした~。「こういうのを描こうって決めていったんですが、リクエストにこたえるといういい形で新しい試みにもなった。子どもたちにあんなに喜んでもらえるなら、疲れも感じなかったですよ」とイラストレーターの太田裕範さん。

 

サンタ&トナカイのもうすぐクリスマス

  

開店直後から閉店までずーっと子どもたちの訪問が途切れなかったこちらは、ひと月後に迫ったクリスマスの飾りを手作りできる屋台。「女の子はとにかく、キラキラ!あと、ピンクのリボンが大好きなのね。もうお茶を飲む暇ないほど忙しかった~」と店主のお二人。帰ったら、きっとおうちに飾ってくれてるんだろうな~

 

ブラコボリ

 

豊中市教育委員会の学芸員小堀さんが曽根の歴史と地形をご案内してくれる屋台。普段は非公開の古墳の内部にも特別に入れたんだって!

マニアックな内容にお客さんも興味津々!20名くらいの大所帯でまちあるきに出かけていきました。ぜひ参加したかった~というスタッフ続出

ヘッドフォンの中身がKNSN*気になってしょうがない

 

音楽好きの店主がヘッドフォンをつけてる道行く人に、「今、何聞いてるの?」と声をかけて音楽談義に花を咲かせる屋台。

ときどき素敵な音楽がスピーカーから流れてくる~。実際は子どもたちのたまり場になってた?!笑 でもそんな在り方も可能なのが妄想屋台。だって、そもそも妄想ですから!

 

 

もくもくと石をみがこう 豊中野点特製クリアファイル

妄想屋台出店常連コンビ!! 石やのおっさんが、大理石のかけらを持ってきて、ちゅるんちゅるんになるまでヤスリで磨かせてくれる屋台。

と、豊中でしか手に入らない、豊中野点特製クリアファイル販売屋台。カバンからのぞかせると注目度アップ間違いなし!

「なんやそれ~」といながら磨き始めてみれば、いつの間にか無心で石と向き合うお客さん。そんな時間、一年に一回くらいあっていい!

 

日本髪べんきょう処と着物のハギレでお針子屋台

     

こちらも常連のお化髪(おばけがみ)こと日本髪を結ってくれる、または結い方を教われる屋台と、着物のハギレでちくちくとお針子仕事をしたり、おりがみで駒を作れる屋台。左端の写真は小学生の女の子が教えてもらいながら結い上げたのだとか!すごい!!

 

 コロナウイルス撃退!消毒します!キレインジャー

 

昨年に続いて現れたキレインジャー!今年は子キレインジャーが大活躍。

「消毒して~」ってお願いすると、水鉄砲に入った消毒液をチュッチュッ!と噴射  お客さんをウイルスから守ってくれるのです!

 

じんじんさんのリヤカーと、個性豊かな妄想屋台集団によって、いつもとは違う装いの豊島公園にお散歩や買い物帰りの女性も驚いた様子で、

「これ何やってんの?え?野点?陶芸??お茶碗の絵付け!?はあ~、ほなまた28日に行くわ~」

初めてみたら、じんじんさんの姿だけでも驚いちゃうのに、説明すること満載のとよなか野点一日目の夜が更けていきました。

2日目につづく~