豊中市ブログ「マチカネくんのとよなか草子」マチカネくんと魅力文化創造課職員が、豊中のさまざまな魅力を紹介していきます!

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魅力文化創造課 06-6858-2872 (第一庁舎5階都市活力部)まで

“とっておき”に出会う豊中まち歩き!ぶらり、とよなか~graf laboと北摂の台所・豊南市場編2~

2014年03月05日 | とよなかトリビア

マチカネくんブログをご覧の皆様、ご機嫌いかがですか?

都市活力創造室の笹久保ですいつもありがとうございます

 

以前より連載してまいりました、「ぶらり、とよなか」豊中まち歩き企画も、この8回目の「graf laboと北摂の台所・豊南市場編2」でいよいよ最終回となりました

全コース、たくさんのご応募・ご参加いただき、誠にありがとうございました

 

それでは最後も張り切ってまいりますまち歩きレポート今回は私笹久保がお伝えしたいと思います

GOGOSHONAI

 

先月、2月22日土曜日の朝10時、阪急宝塚線庄内駅の東出口に集合しました。

天気も良くてよかったです

 

ふと見上げると、私の頭の上を1機の飛行機が飛んで行きました。

飛行機のお腹が日常の風景で見えるまち、珍しいですよね。庄内ならではの景色です

 

はいではまず1つ目の目的地、「graf labo」に向けて出発

オペラ通りを抜けて

大阪音楽大学のザ・カレッジ・オペラハウスも通過

え??オペラ通りに大阪音楽大学にザ・カレッジ・オペラハウス

そうなんです庄内は音楽のまちでもあります通りを歩けば、クラシックの素敵なハーモニーが聴こえてくるようですバイオリンにチェロ、ピアノにハープ、目を閉じれば私は指揮者、タクトを振るたびに響き渡るオーケストラとのシンパシー…

 

今回、まち歩きのボランティアガイドを務めていただきましたのは、NPO法人とよなか・歴史と文化の会の材寄さんです。

ご丁寧な説明、案内ありがとうございます

 

庄内駅から北西へ歩くこと15分、

本日のお目当ての1つ、graf laboに到着~参加者の皆さんも中の様子に興味津々でした

 

「graf labo」とは…

家具、空間設計、食など、暮らしをトータルにデザインするクリエイティブ集団「graf」の「labo」(工場)のことです

素材やデザインに徹底的にこだわった家具。シンプルですっきりとしたその佇まいに、ファン急増中です

実は私も家具好きなので、内心ワクワクしていました

 

家具などの販売は、中之島にあるshop「graf」にぜひ

■有限会社デコラティブモードナンバースリー「graf」

所在地:大阪市北区中之島4丁目1番地9号

電話:06-6459-2100 FAX:06-6459–3233

HP:http://www.graf-d3.com/

 

まずは、「graf」の服部智樹さんにお話を伺いました

プロジェクターを使って、grafの歴史や作品など見せていただきました

その後は工場見学タイム専門の工具、きれいな木材など、普段見ることができない工場の中をゆっくり見学させていただきました

大きな木ですね形がかわいい

 

今まさに作りかけの新作家具もありました

工具や木材に囲まれて、なんだか私もクリエイティブな気分創作意欲がウズウズしてきました

 

「ご自由にお持ち帰り下さい」を発見

家具を作る際に生まれた木のキューブを、皆さんお土産に持って帰っていました

ありがとうございましたー

 

graf laboを後にし、一路庄内駅方面へ。

途中、野田中央公園に立ち寄り、マチカネくんを発見しました

タイルマチカネくん~かわいい~タクトを振ってますね音楽あふれるデザイン

 

お次は、さくら広場を通過

この公園は春になると、文字通り桜がたくさん咲き、皆さんの憩いの場として愛されています建築家・安藤忠雄さんがデザインした広場です。

開園期間、休園日などの詳細は、「さくら広場」管理事務所のHPをご覧ください。

http://panasonic.co.jp/sakura/toyonaka.html

 

さくら広場のあとは

来ましたー今回の第二の目的地、豊南市場に到着~

「野菜に果物、魚にお肉、練り物、豆腐に、パン米卵、お茶に乾物、惣菜豊富欲しい食材全てが揃う!ここは浪花のパラダイス、そう大阪は北の台所!豊中の人情と風情溢れて賑わう市場、そうここのことだよ豊南市場!ついに来ました豊南市場!よってらっしゃいみてらっしゃい、安い安いは早い者勝ち。見るだけはタダさぁ手に取って見てちょうだい買ってちょうだいそこのおいちゃんおばちゃんねえさんにいさん今夜のおかずはハイこれで決まり

と、威勢の良い掛け声が聞こえてきそうな雰囲気です

 

(笑)

 

まずは、豊南市場商人会会長の田中良直さんからご挨拶。

豊南市場の歴史やお店の数、どのような市場かなど質疑応答を交え、お話をしていただきました

 

では、実際にお店を見に行きましょう皆さんおまちかね豊南市場でお買い物タイムです

皆さん、お買い物ついでにお店の人との会話も楽しみ、無事今回のまち歩きも大成功で終わりました~

 

 

今後も、皆さんと一緒に、とことん豊中にこだわって、豊中の魅力を発信していきます

最後までご覧いただきありがとうございました

 

 


“とっておき”に出会う豊中まち歩き!ぶらり、とよなか~どっぷり昭和、服部界隈を味わう編2~

2014年02月20日 | とよなかトリビア

どうも~都市活力創造室の津田です

 

去年の12月に実施されました「どっぷり昭和、服部界隈を味わう」と題したまち歩きの第二弾が2月15日、先週の土曜に行われました

 

そのまち歩きに私津田が同行しましたので、今回はその様子をレポートしまーす 

 

なになに?確かこの前関西でもすごい雪が降ったのではないか

するどいさすがっす~その通り先週は豊中でも珍しく雪が積もりました

しかーし当日はお陰様でギリギリ雪や雨には遭わず、無事にまち歩きを開催できましたあざっす~

 

 

おっ、まず目に飛び込んできたのがこの垂れ幕

 

「祝 平成25年12月21日 服部天神駅 改称」

待ち合わせ場所でもあるここ阪急服部天神駅は、昨年の12月に改称したばかりです

 

 この駅の梅田方面行き改札内に、なんとご神木のクスノキが駅の天井を突き抜けていて、とっても珍しい光景ですので、機会ありましたらぜひ見つけてみてくださいね

おや?この踏切…どこかで見たような

 

今CMで流れてる場所っすねリリー・フランキーさんが夕暮れの服部で踏切が開くのを待っているシーン

詳しくは大和ハウスのHPをご覧くださいhttp://www.daiwahouse.co.jp/ad/cm/kokode_hatsuyuki.html

 

服部天神駅東側改札口に参加者の皆さんも集合

 

今回のまち歩きのボランティアガイドをしてくれる倉垣さんよろしくお願いします

それでは参りましょうか

 

まず初めは、駅からすぐ近くにある服部天神宮へ 

  

到着すると「開運招福」

 

大きな絵馬が飾られていました。今年の干支は午ですね

 

ここは足の神様として有名な神社で、スポーツ選手なども訪れるそうです

 

 

旧吹田街道を歩くこと約5分、次の目的地に到着、「住吉神社」です

 

長い真っすぐな参道を歩いて…

 

中に入り本殿へ

 

さらに奥へ進むと…

 

そこには、大阪最古の能舞台が現存しており、なんとも奥ゆかしい佇まいで歴史を感じました

普段は一般公開されておりませんので、観覧希望の場合は、住吉神社までお問合せください。

 

うお~綺麗~

 

赤い鳥居が連なる芸術的な風景

 

豊臣秀吉の桐の紋もありました

 

倉垣さんのお話を聞いた後移動。お次は…

 

 阪急服部天神駅を越えて、西側へ歩くこと10分

 服部阪急商店街にやって参りました~

 

ここからは、ここ服部阪急商店街で老舗商店を営む店主さんのお話や、そのお店の味を試食させていただきます

 

まず最初にお邪魔したのはこちらお茶の「伊勢園」さんです

 

店主のお茶への情熱、美味しいお茶の入れ方など、楽しい時間でした。ありがとうございましたー

 

続きまして、和菓子屋の「富貴屋」さんです

 

「マチカネくんの最中(もなか)」を販売してくれていますぜひご賞味くださいね

 

ん~美味しそうな匂いここは「服部かまぼこ」さん

 

練り物のちくわやはんぺんなど、作りたて揚げたての品がズラリそろそろ僕も小腹が減ってきたな。

 

最後に訪れたのがこちらの手作り豆腐屋「安心堂」さん

豆腐って素材の味が生きてて、シンプルな中に非常に奥深いこだわりや熱意を感じます僕は冷奴が大好物です夏はビールに冷奴、最高す

 

そんなことを考えていたらほんとにお腹空いてきちゃいましたここでこのタイミング試食タイムです

今日お話を聞かせてくれました各商店の店主さんが、お店自慢の一品を持ち寄ってくださいました

 

緑茶に豆腐にかまぼこ各種かりんとう饅頭、参加者の皆さんも温かいお茶にほっと一息

 

ほっこりタイムでわいわい賑わっていました

 

お気に入りの商品を夕飯のおかずに買って帰る方も(笑)

皆さん満足していただけたみたいです。よかったー

 

これにて、服部界隈まち歩き終了です

 

そして、いよいよ、この「ぶらり、とよなか」まち歩きのコーナーも残すところあと1回となりました

 

最後のまち歩きは、「おとなの社会見学 graf laboと北摂の台所・豊南市場」です

お陰様で、こちらも既に定員に達し、受付は終了となっております

本当に毎回たくさんのご応募いただきまして誠にありがとうございます。

今回参加できなかった方、大変申し訳ございません。またぜひよろしくお願いします

 

今後も皆さまに喜んでいただけるようなイベントを企画、開催できるよう頑張っていきます

 

 


“とっておき”に出会う豊中まち歩き!ぶらり、とよなか~岡町編~

2014年02月04日 | とよなかトリビア

みなさん、こんにちは都市活力創造室の笹久保です

2月になりましたね毎年この時期はあっという間に過ぎていく気がしますね

 

さてさて本日は「ようこそ岡町 能勢街道沿いに栄えた岡町を巡る」と題しまして、1月25日土曜に開催したまち歩きの様子をみなさんにお届けいたします 

豊中には能勢街道をはじめ、伊丹街道、吹田街道、箕面街道などいくつかの旧街道が通っています

能勢街道は、大阪市の中津から池田市を経て能勢に至る約40㎞の旧街道で、豊中を南北に貫いており、江戸時代には、池田や能勢の農作物や木材などがこの街道を通じて大阪へ運ばれていたそうです

今回は、その能勢街道に沿って、今も当時の風情が残る岡町の商店街や原田神社などを巡りながら、地元の方々との話を交え、岡町界隈を歩きます

 

当日朝10時、阪急岡町駅改札口前にて、今回の参加者の方々と合流。

今回のボランティアガイドを担当して下さったのは、歴史と文化の会の浜田さんです

どうぞよろしくお願いします。それでは岡町編まち歩き出発― 

駅を出て岡町商店街に入り、市役所方面へ歩くこと約2分見えてきました 

こちらが最初の目的地老舗うどん店の本家土手嘉さんです

創業はなんと江戸時代後期にまで遡り、この場所で90年近く続いているそうですすごいですね

土手嘉8代目店主の畑宏年さんに、お店の歴史や岡町のことなどお話を伺いました。

参加者のみなさんも畑さんのお話に熱心に耳を傾けられ、質問もしていらっしゃいました

畑さんありがとうございました次はぜひうどんを食べに来たいと思います

お店を出て角を左に曲がった先に道標が立っていました

 

そうなんです…この道こそ能勢街道です

能勢街道の説明板を見ながら、浜田さんの話にみなさん聞き入っていました

説明板には、「近代になっても北摂の中心的なまちとして商業が栄える一方、芝居小屋、映画館もある大変賑わった所で、ここへ来れば何でも揃うと言われた」(一部抜粋)と書かれていました 

ふと目を閉じれば…たくさん商品を乗せた荷台を引く音や、活気溢れる声、旅人や商人が行き交い飛脚が小粋に挨拶。江戸時代の暮らしの情景がよみがえり、多くの人で賑わったこの道の、昔と今が重なって見えるようです 

能勢街道を北に進み…

 

昔ながらの町屋風情を留める高木邸の外観を見学

ここから、能勢街道の裏の路地を通って、南東の方向へ

 商店街を横切ると、目の前に大きな象のすべり台が出現

ここは、春の桜まつりで賑わう桜塚公園です地元では「ぞうさん公園」と呼ばれて親しまれています 

楽しそうに遊ぶ子どもたちを見ていると、何だか私も幸せな気持ちになりました 

 

さて、お次は桜の庄兵衛ギャラリーへ 

わわわ!急にタイムスリップしたかのようなこの雰囲気

こちらのギャラリーは、国登録文化財の江戸時代の姿のままに修復再生されている近世庄屋屋敷です。

コンサート会場としても活用されていています本市でも、昨秋の豊中まちなかクラシックで土間を演奏会場としてお貸しいただきました

その土間でご当主の奥野さんに、お家の歴史や建物についてお話を伺いました 

 

建物の中も趣があり、ふすまに和の心を感じます。

 

桜の庄兵衛ギャラリーでは、コンサートや展示会など、様々な催しが開催されています。

スケジュールなどの詳細は、HPをご覧ください

桜の庄兵衛ギャラリーHP(http://www.syoubei.com/

 

情緒豊かな日本の美に触れた後は、築100年の元商家を訪ねます

 

ここは能勢街道沿いに建ち、かつては米屋をはじめ、様々なお店を営んでいたそうです。今はその中の一角に、2012年4月にオープンした桜塚校区福祉会の交流スペース「なかよし」があります。

早速中へ入ると、温かいお茶のおもてなしありがとうございます 

そして、この建物の持ち主の三木さんとおかまち・まちづくり協議会の寺本さんのお二人に、商店街の歴史や昔のまちの様子、「なかよし」についてなど、色々とお話を伺いました

 昭和15年頃の商店街の様子が分かるお写真も見せていただきました♪

 

それでは、今回のまち歩きの最終ポイント、原田神社へ向かいましょう!

 

広い境内では様々な催しが行われ、地域の人々の憩いの場として、今も親しまれています。

 

以上で、まち歩き岡町編は終了です!

 

今回散策した能勢街道沿いのコースなど、岡町の見所が詰まった「ぶらり、とよなかMAP」という冊子を、無料配布しております。

岡町の他に庄内・服部・曽根の見所も合わせて載っています。お近くの公共施設でお手に取ってご覧ください

 

こちらは岡町コース(クリックすると拡大されます)

 


“とっておき”に出会う豊中まち歩き!ぶらり、とよなか~graf laboと北摂の台所・豊南市場編~

2014年01月28日 | とよなかトリビア

皆さんこんにちは都市活力創造室の津田でございます

ご無沙汰しております。本年もよろしくお願い申し上げます

 

さて、今日は、1月18日土曜に開催されました「ぶらり、とよなか」シリーズ、『おとなの社会見学「graf laboと北摂の台所・豊南市場」まち歩き』をお届けします

 

それでは張り切って参りましょーレッツGOGO

 

朝10時、阪急庄内駅に参加者の方々に集まっていただきました

今回もたくさんのご応募いただきましてありがとうございます。

 

今回のまち歩きコースの見所は、「graf labo」(グラフ ラボ)と「豊南市場」です

どんな出会いが待っているのでしょう楽しみです

 

ではまち歩きスタートです

 

庄内には、大阪音楽大学があり音楽のまちとしても有名ですその大阪音楽大学の横を通ると、学生さんが奏でるピアノや管楽器の音が…コンサートの練習中でしょうか?音楽溢れるまちですね

 

歩くこと約20分、いよいよ最初の目的地「graf labo」に到着

 

 

「今日はよろしくお願いします

 

入ってすぐ目に飛び込んできたのが、

 

このたくさんの木材や様々な工具

 

そうなんです

「graf」とは、大阪中之島を拠点に「暮らしのための構造」を考えながらオリジナル家具の製造・販売、グラフィックデザイン、アート、食など、人々の暮らしや衣食住すべてにかかわるものづくりを、様々な技術やノウハウを持ったスタッフが集まり制作しているクリエイティブユニットです。そして今回、ここ豊中市穂積にその「graf」のlabo(工場)があり、家具づくりの作業工程など、普段見ることができない制作現場を見学をさせていただきました。

 

まさにメイドイン豊中

 

まずは、「graf」の服部智樹さんからお話を伺いました

 

プロジェクターに映し出される「graf」の仕事や、これまでの作品、ものづくりへのこだわりなど、丁寧にわかりやすく教えてくれました

 

素材やデザインも徹底的にこだわったものづくりの熱意に、感動しました

 

作りかけの椅子をパチリ

この「graf」のロゴマーク、何がモチーフかわかりますか?

 

実はこれ、オシログラフのデザインなんです

オシログラフというのは、心電図などで用いられる電気信号の波形を観測する装置のことです。病院などでよくみかけますよね

そのオシログラフのように、「世の中のことを敏感に感じられるように」という意味が込められているそうです素敵なデザインですね

 

「graf」では、今年2014年の春頃に、このlabo(工場)がある場所に、新しくショップをオープンするそうです

オープンの日が待ち遠しいですねおめでとうございます

 

中之島にある「graf」にもぜひご来店ください

有限会社デコラティブモードナンバースリー「graf」

所在地:大阪市北区中之島4丁目1番地9号

電話:06-6459-2082 FAX:06-6459-2083

HP: http://www.graf-d3.com/

 

服部智樹さんからお話を伺った後は、質問コーナーの時間でした。

参加者の皆さんと「graf」のスタッフさんとの楽しいトーク、帰り際になんとお土産が

 

積み木にピッタリ「graf」の家具を作る際に生まれた木材のキューブと素敵なパンフレットをいただきました~

 

ありがとうございます 

続きまして豊中の台所庄内を代表する豊南市場へレッツゴー

 

ここが阪急庄内駅前にある豊南市場の入口です世界の国旗が、何だか素敵です

 

到着するとまず、豊南市場商人会会長の田中良直さんから、豊南市場の歴史や市場の現状について説明を受けました。

 

元々は野田阪神で市場が展開されていて、昭和30年頃、庄内へ移動

現在では約700坪の敷地に約90店舗のお店が連なっています。

「楽しかったと思ってもらえる市場」をモットーに、豊南市場を盛り上げているそうです

 

 

さあ、皆さんおマチカネお買い物ターイムここからは自由に市場内を巡っていただき、買うもよし、食べるもよし、存分に豊南市場をご堪能ください

 

「らっしゃいらっしゃい~安いよ~」

軽快な声に引き寄せられます

賑やかな昭和の面影残るこの市場での買い物は格別です。

醍醐味はなんといっても店員さんとの威勢の良い対面販売

 

天婦羅ん?なにー当店オリジナルの生姜スライス天美味しそう~

(って食べちゃいました美味しかったです、笑)

 

こんなに種類が豊富!祭りや~

 

ザルがぶら下がってるの見えますか?

 

ここにお金を入れるそうですお釣りのやりとりなどスムーズにできますね

 

狭い通路の両面に並ぶあの店この店。店先ではビニール袋がいくつもぶら下がり、お釣りはザルから「はい200円ねー」

たまにお釣りが「200まんえんねー」になるお店も(笑) これが『ザ・大阪スタイル!』

 

気さくに声をかけてくれたり、オススメを教えてくれたり、初対面なのになんだか昔から知り合いのようなアットホーム感昭和30年から今日まで、ここ庄内で愛され続けているのがよくわかった気がします。

 

参加者の皆さんもお買い物を楽しんでいました

 

これにて、庄内まち歩き終了~!!

最後にアンケートを書いていただき、今回も大盛況のうちに終えることができました

 

ありがとうございましたー!

 

この庄内まち歩き、もう1回やりますよー

今回と同じコースを巡る「graf laboと北摂の台所・豊南市場」編です。

日時:2014年2月22日(土)10:00~12:30

集合場所:阪急宝塚線庄内駅東出口階段上ったところ

事前お申込みが必要ですので、下記電話番号にてお申し込みください。

豊中市都市活力創造室 TEL:06-6858-2863

申込開始日:2014年2月3日(月)9:00~

定員:先着20名様(定員になり次第受付を終了させていただきます)

HP http://www.city.toyonaka.osaka.jp/joho/shoukai/miryoku/burari_toyonaka/aruki3.html

 

画面をクリックすると拡大されます)

たくさんのご応募、お待ちしております

 


“とっておき”に出会う豊中まち歩き!ぶらり、とよなか~どっぷり昭和、服部界隈を味わう編~

2013年12月11日 | とよなかトリビア

こんにちは都市活力創造室の笹久保です

みなさん、お久しぶりです今回の「“とっておき”に出会う豊中まち歩き!ぶらり、とよなか」は、服部緑地撮影まち歩き、庄内ミニジオラマづくり、に引き続き、先週12月3日(火)に開催された、「どっぷり昭和―服部界隈を味わう―」の様子をお届けします

今回も多数のご応募いただきましてありがとうございます計17名の参加者のみなさんと、いざ服部界隈へ「しゅっぱーつ

 

お昼13時に阪急服部駅に集合し、ボランティアガイドをお引き受けいただきました、NPO法人「とよなか・歴史と文化の会」の鈴木さんの案内のもと、まずは東口改札にほど近い服部天神宮へ

みなさん、ご存知でしょうか2013年12月21日(土)に、阪急服部駅が新しい駅名に生まれ変わります

その名も「服部天神駅」ですもうすぐですねその名前の由来となっている神社です。

足の神様として知られており、毎年1月に行われる「豊中えびす祭」では多くの人で賑わいます

境内を散策した後、能勢街道から吹田街道を歩くこと10分、次の目的地「住吉神社」へ到着

鈴木さんから説明を受けて本堂へ

綺麗な緑の屋根が素敵でした

「みなさん、こちらへどうぞ」さらに奥へと進んでいくと…

何やら厳かな雰囲気の建物が現れました実はこの建物は

大阪最古の能舞台なんですしかも、今回特別に能舞台の中を拝見させていただきました

普段は一般公開されておりませんので、もし観覧希望の場合は、住吉神社までお問合せください

住吉神社の後は、阪急服部駅まで戻り、次は西口方面へ今回のまち歩きのもう一つのメインイベント服部阪急商店街へレッツゴー

たばこ屋さんの角を曲がると入口がありました

この服部阪急商店街は、昭和の面影が残り、その雰囲気に包まれるとなんだかなつかしさを感じます

最初に訪れたのは様々な種類のお茶を販売されている「伊勢園」さんですお店のご主人からお茶へのこだわりやお店の歴史など聞かせていただきました

「ん~いいにおい」

あたりにはお茶の良い香りが漂っていて、和やかな気持ちになりました

続きまして、かまぼこや練り物等を販売されている「服部かまぼこ」さんにお邪魔しました天ぷらやかまぼこのお話、参加者からの質疑応答にも丁寧にお答えいただきました

「うわー、美味しそう」「食べたーい

なんとこのまち歩きでは最後に試食・試飲コーナーがついておりますみなさん、もう少々お待ちください(笑)

次のお店は和菓子屋「富貴屋」さんこの豊中が「高校野球発祥の地」であることをアピールしたいと、もなかの皮に野球ボール(白球)のデザインをあしらった、「白球もなか」でもお馴染みのお店です

最後に訪れたのがこちら手作り豆腐の「安心堂橋本豆腐店」さんです昔ながらの製法で一つずつ丹念に作り上げられた手作りのお豆腐などが店先に並んでいました

実は私・・・お豆腐屋さんの手作り豆腐、初めてだったので興味津々(試食歓迎)でした

ご覧くださいどれもすごく美味しそうですねお店の方のお豆腐に対するこだわりと愛情を感じました

 

どのお店も、先人の想いや伝統、大切なものを、受け継いで次に繋げて守っていく…そのような思いに触れることが出来ました

 

(ぐうぅぅ~)

 

「・・・(笑)」

 

すみません感動したら、お腹が空いてしまいました~

では、みなさんお待たせいたしました試食タイム突入です

試食させていただいたのは、【伊勢園さんのお茶】【服部かまぼこさんのちぎり天ぷら】【富貴屋さんの白球もなか】【安心堂橋本豆腐店さんの手作り豆腐と豆乳】です

どのお品も本当に美味しくて、自然と会話も弾みます

下の写真は、富貴屋店主の山下さんが目の前で白球もなかの中にあんこを詰めてくださった実演試食の時のものです

できたてのもなかを頬張り、みなさんから笑顔がこぼれました

今回のこのまち歩きでお世話になりました4店舗のみなさま、ご協力いただき、誠にありがとうございました

 

さて、約2時間の昭和へタイムスリップの(笑)なつかしさ溢れるまち歩き、お楽しみいただけましたでしょうか

以上で「どっぷり昭和、服部界隈を味わう編」まち歩きレポート終了ですご覧いただきまして、ありがとうございました

 

 

と、終わると見せかけて、実は…皆さんに朗報がございます

なんと!!!同じコースのまち歩きが来年も開催されます

「ぶらり、とよなか」まち歩き企画の【コース2】としまして来年2014年2月15日(土)13:00~15:00に、「どっぷり昭和―服部界隈を味わう―」をもう一度、開催いたします

今回の内容と同じものですので、このブログで興味を持っていただいた方、初めての方、何度もまち歩きに参加していただいている方も、ぜひまたご応募くださいねー

申込受付開始は来年の2014年2月3日(月)朝9:00より、豊中市都市活力創造室(TEL:06-6858-2863)で承ります。

定員は20名、参加費用は無料です。その他の詳細は豊中市ホームページをご覧ください先着順ですので、お早めにhttp://www.city.toyonaka.osaka.jp/joho/shoukai/miryoku/burari_toyonaka/index.html

みなさんのご応募を心よりお待ちしております


“とっておき”に出会う豊中まち歩き!ぶらり、とよなか~親子でミニジオラマづくり!編~

2013年12月06日 | とよなかトリビア

皆さんこんにちは都市活力創造室の津田です

先週の11月30日土曜日、鉄道ジオラマづくりでは日本を代表する会社のひとつ「株式会社ヤマネ」(庄内西町)の工場見学&ミニジオラマ制作を開催しました

(株式会社ヤマネ公式ホームページ http://yamane.o.oo7.jp/

このコースは特に大人気で、受付開始から電話が鳴りっぱなしご参加できなかった皆さま、すみませんm(_ _)m

せめてこのブログでお楽しみください

 

それでは、親子でミニジオラマづくりへ出発~

朝9時40分、阪急庄内駅に集合しました。

道中にある昭和10年に造られた古い鉄橋、「牛立鉄橋」を見学

歴史と貫禄を感じるたたずまいに、思わず見とれてしまいました

庄内駅から歩くこと約10分、株式会社ヤマネに到着

「今日はよろしくお願いしまーす

今回、工場見学の案内とジオラマ制作の指導をしてくださる、谷さんと古賀さんにご挨拶

谷さん

古賀さん

 

「ものづくりは根気と根性!うでは後からついてくる」と、語る古賀さん

気合注入ありがとうございます(笑)お邪魔しますまず初めは、ジオラマ見学です

ヤマネの展示ルームには「まち」がありました。車が走り、電車が行き交い、そこで暮らす人々の生活が再現されていました

実際にある阪堺電車「浜寺駅前」のジオラマもありました。精密な造りに息を呑みます

あれこの駅のジオラマ、どこかで見た気がする…あ「るるぶ豊中市」で紹介されてましたね

この写真左に立つ人形が約1cmぐらいなので、ということは…この案内図の文字は一体何ミリ

作品の細部まで行き届いた”ものづくり魂”、すごいです

この看板や錆びた鉄骨の具合にもこだわりを感じます。まちのリアルな風景が浮かんできます

見てくださいこの自動販売機制作者の方も「これはかなりこだわった」とのこと

見れば見るほど確かにすごい。。写真では接写で撮影したので大きく見えますが、実際は驚くほどの小ささで、しかも缶ジュース1本1本のデザインまで見事に再現されています。圧巻の作品(感動)

TVアニメの舞台になった駅も(見る人が見たらわかる駅だそうです

こちらは自然豊かな公園の様子木も本物みたいです。

このコインパーキングもジオラマと言われなければ気づかないくらい精巧な造り。その横をバスが走って行きます

バスや電車が本当に走る、動くジオラマのまちに、子どもたちも大喜び釘づけで見入っていました

こちらは、昔よく見かけた「初代ファミリア」 大人も唸るほどの素晴らしさ光るボディ、カッコいい

思わず言っちゃいました。「すみません、これ、欲しいです。」(笑)

 

続いて、工場見学へレッツゴー

工場では、作りかけの新しいジオラマの世界が広がっていました。が、こちらは撮影NGのため、お見せすることができません(すみません)ジオラマができる工程など、内部の様子を見学しました

 

そしていよいよ親子でミニジオラマづくりのコーナーです

今回は、クリスマスをテーマに、クリスマスツリー1本と、好きな人形1体を選んで、正方形のケースの中に自分の世界を作ってもらいました

まずは人形選び

どれにしようかな~

小さくてかわいいけど、精密な造りに驚かされます

子どもたちの目も真剣です。何十種類もあるので、目移りしちゃいます

舞妓さんに、酔っ払い(笑)この酔っ払いシリーズが子どもたちに人気でした動きが面白いですよね

他にも、オフィスシリーズ、高校生シリーズなど、色んな職業や動きをした人形がありました。犬もいました

(各シリーズやジオラマの詳細はヤマネ公式ホームページでご覧になれます

「ぼくの夢は、将来電車の運転手さん」こちらは駅員さんですね。

親子で人形を選んだり、一緒に作ったり、楽しそうな様子が、本当にとても素敵でした

子どもたちに混ざって、実はお父さんが一番真剣だったりして(笑)

皆さん夢中で作品に向かっていました。職人さんのよう

そろそろできてきたかなー?記念撮影「ハイ、ポーズ!」

「谷さん、ここ教えてください!」優しく教えてくれました。ありがとうございます

完成ーおめでとうすごい

「ぼくも見て見てーできたよー

透明のケースに飾られた、それぞれのクリスマスYesファンタスティック

これは斬新な作品タイトルは「帰ってきた酔っ払い」でしょうか?(笑)素敵です

 

では、みんなの前で完成作品を発表しましょう

自分で作った”世界でひとつだけのミニジオラマ”を手に、みんなから大きな拍手喜びも一際です

豊中市情報チャンネルCATV「かたらいプラザ」の取材もありました

12/11(水)~12/20(金)の期間でこのジオラマ制作の様子が放送されますので、ぜひ見てくださいね

それぞれの夢や想いが詰まった、ミニジオラマの世界

完成した作品は各自お土産として持って帰りました大事に飾ってくれてると嬉しいです

今年のクリスマスも、素敵な一日になりますように―

 

今回、多数のご参加・ご応募いただきまして、誠にありがとうございました。

また、今回の企画の実施にあたり、多大なご協力を賜りました、谷さん、古賀さんをはじめ、株式会社ヤマネのスタッフの皆様に改めて御礼を申し上げます。

これからも、皆さまが笑顔になる企画を考えて、実現できるように頑張っていきます。

 

 

 

 

 


豊中のむかしを探れ!!第2回!!

2013年06月06日 | とよなかトリビア

こんにちは

豊中市政策企画部都市活力創造室の津田です

 

さて前回に引き続き

5月16日・23日に開催された南部連携センター・庄内公民館主催の講座

「豊中のむかしを探る - ため池・用水路を中心に」の模様を、

最近では古い地形図を見るだけでは飽き足らず、

地図を片手に豊中市内を自転車で走り回り、

建物や道を写真に収めるという、

何をしてるんだろうこの人は

と周囲の人から思われる趣味へと進化した津田がお送りします

前回のブログでは豊中市の北部丘陵地を中心にお送りしました

http://blog.goo.ne.jp/machikane75/e/d173063b8f9cecadaf1f6bca0091d2ce

 

今回は西部、南部の平野について

先人たちが水とどうかかわってきたのかを見ていきます

 

その前に豊中の近世の旧村地図と地形図を再確認

(クリックして拡大)

 

豊中の地形は、全体として北部の丘陵地、中央部の台地、南部の低地の3地域に大きく分けられ、

北部に高く南部に向かって標高が低くなってきています

(クリックして拡大)

(新修 豊中市史 第3巻 自然 P33)

 

地形図では猪名川低地、西大阪平野となっていますが

講座ではそれぞれ、原田平野、庄内平野と呼称していたので

それに習うことにします

 

まずは原田平野について

 

原田平野には地元の人が「九名井(くめい)」と呼ぶ用水路がありました

(大阪国際空港の東側を流れる九名井)

 

九名井は、伊丹市下河原の猪名川から取水し、

伊丹市の中村・桑津・口酒井・森本・岩屋

尼崎市の田能

豊中市の原田・桜塚・曽根

の九ケ村の田を潤したことからその名がつきました

(千里川の下をくぐります)

 

その中でも豊中の原田村は

九名井に関わる村々の総水田面積の55%を

所持していたことから

原田の区長は取水堰の普請・清掃の

全体指揮を執っていたそうです

(くねくねと勝部の中を通り抜け)

(原田小学校の東側へ)

 

なので原田村の方は九名井とは呼ばず

誇りを持って原田井と呼ぶとか

(やっぱり原田井だ)

 

現在でも至るところに九名井の名残が

残っているので

興味があるかたは九名井を巡る旅に出て

田園地帯だったころの原田平野に思いを馳せるのも

よいかもしれません

(九名井の洗い場の跡)

 

次に庄内平野(地図上の西大阪平野)です

庄内平野はほぼ水平な地形で、標高5m~2m

千里丘陵の一番高いところが標高135mなので

水は低きに流れるのであれば

水の苦労は……

ありました

この地域では洪水に悩まされてきたのです

 

そのために南部の村々は周囲を堤で囲むことにより

水から村を守ってきました

(明治18年(1885年)豊中市南部地形図より)

 

穂積村は東西約1㎞、南北0.8kmの堤で村を囲っていました

文献によると堤は室町時代に作られたものだそうです

 

現在もその名残が

(堤の上が道路になっています)

(かなりの高低差です)

 

最後に庄内地区

(同地形図より)

 

庄内は天竺川、猪名川、神崎川に囲まれ

それぞれに堤を築いていたのでいわゆる輪中(堤防で囲まれた構造あるいはその集落)を形成していました

(北側の野田堤の跡)

 

地区の中にも水路が網の目のように張り巡らされており

収穫の運搬などは水路を使い小舟で行っていたそうです

島田、島江、洲到止、菰江など水に関係する地名が多いのもうなずけます

 

小舟は農作業に使うだけでなく

4月になると「弁当開き」といって

家族・近所の人を船に乗せてお弁当を食べながら

一面の菜の花が咲きほこる景色を楽しんだとか

(少しだけ花が咲いていました)

 

さて2回にわたりお送りしてきた

豊中の昔を探れ!!

いかがだったでしょうか

 

一口に豊中といってもそれぞれの地域に

固有の歴史があり面白いものですね

 

みなさんも地図を片手に

豊中市内をまち歩きしてみてはいかがでしょう?

視点を変えてまちを見てみると

見慣れた光景が一変するときがありますよ

 

都市活力創造室では

この秋にとよなかのまち歩きツアーを企画しております

豊中市の昔だけでなくいろんな視点から見た

まち歩き企画が盛りだくさん

乞うご期待

 

最後もちゃっかり宣伝してしまいました

 

宣伝ついでにもう一つ

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最後まで読んでいただいた皆さま

ありがとうございました


豊中のむかしを探れ!!第1回!!

2013年05月25日 | とよなかトリビア

こんにちは

豊中市政策企画部都市活力創造室の津田です

 

みなさんマチカネくん体操はもうご覧になりましたか

まだの方はぜひここからご覧ください

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さて、今回は古い地形図を見るのが好きという

あまり理解されない趣味を持つ私が秋に開催予定のまち歩き企画の参考にと

5月16日・23日に開催された南部連携センター・庄内公民館主催の講座

「豊中のむかしを探る - ため池・用水路を中心に」に参加しましたので

その模様を2回に分けてリポートいたします

 

講師は小学校校長を務められた瀧健三先生

豊中の歴史について記した「郷土のくらし」「とよなかの史跡巡り」など多くの著書があります

 

瀧先生からおおむね江戸時代以降の豊中の歴史について

ため池、用水路を中心に教わりました

 

まずは豊中の地理について確認です

(クリックで拡大します) 

 

近世の豊中の村々の地図です

江戸時代のお話なので旧村の地名が何度も出てきます

まずはこちらの地図で位置関係を確認してください

(クリックで拡大します)

(新修 豊中市史 第3巻 自然)

 

豊中の地形は、全体として北部の丘陵地、中央部の台地、南部の低地の3地域に大きく分けられ

北部に高く南部に向かって標高が低くなってきています

 

現在は市域のほとんどが市街地になっている豊中市ですが

江戸時代は岡町など街道沿いの町場を除きその多くが農耕地でした

 

農業を行う上で要となるのはやはり水

必要な水をいかに確保するか(用水)

そして要らなくなった水をいかに排出するか(悪水)に

先人たちは並々ならぬ苦労をしたようです

 

第1回は北部の丘陵地でどのように水を活用してきたか

みていきます

 

北部の丘陵地では

江戸時代はミカンの栽培が盛んで

水田では上質の米が採れ、酒米として伊丹や西宮に出荷していました

 

北部の千里・刀根山丘陵、中部の豊中台地で活躍したのは

なんといってもため池

島熊山に降った雨水をため池に溜めて

一滴も無駄にしないように大切に使ったそうです

 

命の水ともいえる用水を確保するためには

村々の間で争いが起きることも

 

「聞き書き 水とくらし 100号」(豊中市立教育研究所)

より次のようなお話を聞きました

雨水(したり水)は月や木の葉の中を浸って「くぼみ(凹)」に溜り、そこからだんだんに溝ができ、水はその溝を伝って低い方へと流れる。分水のきわどい所にはいくつか石を置いたりして、雨水がわが村の方へ落ちるように密かに細工をして帰った。よその村の者と出会って喧嘩になってもいかんので、峰の見回りには、腕っ節の強いものを行かせた。

 

現在でも上野西の青池、東豊中町の三ツ池などをはじめ20か所ほど残っていますが

明治初期までは市内に100ヶ所を超えるため池がありました

 

文献で確認できる一番古いため池は蛍池中町にある山所池(やまんじょいけ)

戦国時代の文禄4年(1595年)からその存在を確認できます

 

(山所池の上に建つ第十八中学校の体育館)

 

ちなみに現在、山所池は半分以上が埋め立てられ

その敷地には第十八中学校が建てられました

残りの池の上には体育館が建っています

「るるぶ豊中」の中で珍十景in豊中として紹介されているのを

ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか

 

(埋め立て前の大池:昭和初年)

(二尾池の上に建つ市立豊中病院。柴原駅側に少しだけ池が残っている)

 

この山所池をはじめ、大池小学校になった大池、市立豊中病院になった二尾池

市民会館・アクア文化ホールになった芦田ケ池など

宅地化が進んで本来の役目を終えたため池は

さまざまな公共施設に姿を変え、再び重要な役割を果たしています

 

さて、みなさん興味がわいてきましたか?

次回は西部、南部の平野についてお送りします

乞うご期待