豊中市ブログ「マチカネくんのとよなか草子」マチカネくんと魅力文化創造課職員が、豊中のさまざまな魅力を紹介していきます!

このブログの掲載内容についてのお問い合わせは
魅力文化創造課 06-6858-2872 (第一庁舎5階都市活力部)まで

ありがとう2012年!今年を振り返るワニ~☆

2012年12月28日 | マチカネくんがリポート!

こんにちワニ

クリスマスが終わって、一気にお正月モード

2012年もあと少しなんですね

この1年、本当に早かったワニ~

 

1年のしめくくりということで、今年の振り返りをさせていただくワニ

まず、6月にこの「マチカネくんのとよなか草子」ブログが開設~

TV出演もあったワニ

NHKの「ぐるっと関西おひるまえ」で豊中市のPRをしたり、本市のリレーエッセーを書いてくださった、原田伸郎さんと共演させていただく機会もありました

 

夏には、兄弟都市の沖縄市を訪問して、キジムナーフェスタに出演&豊中市のPR

 

豊中まつりでは、沖縄訪問でお世話になった沖縄市のみなさんとも再会できたワニ

あと、大阪国際空港の就航先都市の福島県須賀川市と大分県国東市のみなさんが、その土地の美味しいものを豊中まつりで紹介してくれたなぁ

秋は、御堂筋kappoに初参加そのほか、地域のイベントにもたくさん出演させていただきました

それから、お誕生日カードを送ってくれた、豊南小学校に遊びに行って、みんなと楽しい時間を過ごしたワニ

また、地元のせんちゅうぱるでは、熊本県のくまモンと初共演

くまモンからパワーをもらって、ゆるキャラグランプリに初参戦結果は198位だったけど…来年こそはもっと順位を上げるワニ

12月には、るるぶ豊中市が発売されて、ぼくもるるぶデビュー

ここでは書ききれないくらい、地域のイベントなどに参加して、豊中のPRをさせていただいた一年でした 

予定が重なって、行けなかったイベントもたくさんあったのが残念だったけど…来年もみなさんに豊中の魅力を知っていただけるようにもっとPR頑張るワニ

 

今年もたくさんの温かいご声援をありがとうございました来年もどうぞよろしくお願いいたします

それではみなさん、良いお年をお迎えください

 

 


箕面自由高等学校吹奏楽部 全日本マーチングコンテスト 2年連続金賞おめでとう!! …そして

2012年12月20日 | ちょっととよなか自慢

突然ですが
なぜ豊中市が箕面自由学園高校の活躍を取り上げるのかご存知ですか

名前は箕面ですが

実は箕面自由学園高校は豊中市にあるのです

学校のHPを見ても
http://mino-jiyu.jp/school/about/index.html

ほら
ちゃんと所在地は大阪府豊中市宮山町4丁目21番1号と書いてあります

だから何?
って言われたらそれまでなんですけど

実は疑問に思ってられる方が多いのではないかと
思いまして…

さて、マーチングの話題

マーチングは最近テレビ番組でもよく取り上げられるので
随分メジャーになりましたよね

座奏と呼ばれる演奏のみの吹奏楽に

息のぴったり合った動きをプラスし
迫力の演奏と華麗な動きで織りなす吹奏楽の総合芸術
それがマーチングなのです

一糸乱れぬ動きはまさに華麗で
間近で生の演奏を聴くと、鳥肌が立つほど感動します

さて、箕面自由学園高校吹奏楽部は
今年で創部21年目
部員数は127名と校内でも最大の規模を誇ります

2008年、2009年、2010年と
関西マーチングコンテストで金賞を取るものの
全国マーチングコンテストへは選ばれない年が続きました

しかし、2011年に初めて全国大会に出場するやいなや
一気に金賞受賞を果たしました

今年も大阪府大会⇒関西大会と順調に勝ち進み
2012年11月18日(日) 大阪城ホールにて行われた
第25回全日本マーチングコンテストで
見事2年連続金賞を受賞しました

おめでとうございます

 

 

吹奏楽部を率いる顧問の福里先生


 
あ、テレビに出演していた方ですね

「昨年金賞を受賞したので、今年はそれ以上の演奏をしないといけないというプレッシャーがありました。だから、今年は金賞を取るだけではなく、日本一を目指す意気込みで練習を続けてきました。今年は金賞が取れて、嬉しいというよりホッとしたという感じでした。」

常勝へのプレッシャーって並大抵ではないんですね~

キャプテンの足立さんは
 
「同じ夢を持って一緒に練習してきた仲間や先生と金賞が受賞できて本当にうれしいです。これまで応援してくれた家族や地域の人にも感謝したいです。」

と、喜びの言葉を述べてくれました

今年は関西代表として4校が全国大会に出場しました
全国大会で金賞に輝いた10校(出場は25校)のうち
関西の4校はすべて金賞受賞

関西は非常にマーチングのレベルが高いそうです
そんな中で切磋琢磨し
練習に励んできた箕面自由学園高校吹奏楽部の皆さん
本当におめでとうございます

今後も頑張ってください


そんな吹奏楽部のみなさんに心からのお祝いです

その名も

「豊中かがやき大賞」

え、なにそれ
という人のためにもう一度ご説明を

豊中かがやき大賞は、豊中市民や豊中市にゆかりのある個人または団体が対象です。
世界や日本で活躍し、豊中市民に夢と明るい希望と感動を与え、豊中市のイメージアップに貢献してくれた人に対して、市長がこれを顕彰することにより栄誉を讃えることを目的とし創設しました

そして、箕面自由学園高校吹奏楽部が受賞第2号となりました


 

淺利敬一郎豊中市長から
「2年連続での金賞受賞おめでとうございます。これからも質の高い演奏を市内などで披露してくれるのを楽しみにしています」
と豊中かがやき大賞の賞状とともに
お祝いの言葉が贈られました

豊中かがやき大賞の受賞第1号は
豊中市立第11中学校の吹奏楽部

そして第2号は

箕面自由学園高校吹奏楽部

さすが音楽あふれるまちとよなかです

もちろん豊中かがやき大賞は音楽だけが対象ではありません
世界や日本で活躍し、豊中市民に夢と明るい希望と感動を与え、豊中市のイメージアップに貢献してくれた人たちにお贈りしますので、今後もこのブログをチェックしておいてください

このブログを読んで
生で演奏を聴いてみたいと思われた方に朗報

2013年1月14日(祝)の豊中市成人式にあわせて
開催されるはたちの仲間の集いに
箕面自由学園高校の吹奏楽部がゲスト出演してくれます
時間は12:45~、場所はせんちゅうパル北広場です。

みなさん是非お越しください

最後にお願いなんですけど
箕面自由学園のマーチングは
箕面の「M」の字になって終わるそうなので
それを次は豊中の「T」の字に

って無理かなあ…

以上、都市活力創造室の津田がお送りしました


市役所第二庁舎ロビーで「豊中市内府立高校 美術授業作品展」が始まりました!

2012年12月18日 | マチカネくんがリポート!

都市活力創造室の笹久保です。

現在、市役所第二庁舎1階ロビーで、千里青雲高等学校・豊中支援学校・刀根山高等学校・桜塚高等学校の生徒たちが美術の授業時間を使って制作した作品を展示する「豊中市内府立学校 美術授業作品展」が始まりました 期間は、20日(木)午後2時まで。

この取り組みは、平成20年から始まり、今年で5回目を迎えます

今年のテーマは「マチカネワニ」

例えば、この作品展を主催した桜塚高等学校では、絵画・デザイン・立体ごとにそれぞれテーマを設定されているとのこと

生徒のみなさんは、美術の授業の中で、10時間~12時間もの時間をかけて制作されたそうです

その力作のいくつかをご紹介します

 

それでは、立体作品から

テーマは、マチカネワニが表現されている公園の遊具かバスとバス停

まずは、マチカネワニの公園と遊具です

今度は、マチカネワニバスですね

こんな公園やバスが実際にあったら、楽しいだろうな~と思う作品ばかり

 

続いては、デザイン

あたたかい雰囲気が伝わってきます

こちらは、カラフルなマチカネワニとメッセージがインパクト大の作品です

次は物語になっています

森で迷っている女の子を、マチカネワニが背中に乗せて送り届けてあげる、といったストーリーでしょうか

見る人によって、色んな物語が想像できそうな作品ですね

 

そして、絵画

「生きる」がテーマで、「生」や「生命体」など、自由な解釈で表現されます

鋭い歯、うろこの質感など、細部までリアルに再現された作品

どれも個性的で創造性あふれる作品ばかり

その他にも高校生のみなさんの思いが込められた、素晴らしい作品が数多く展示されていますので、ぜひ会場でご覧ください

 

詳細

期間:平成24年12月17日(月)午後4時~12月20日(木)午後2時まで

場所:市役所第二庁舎1階ロビー

参加校:千里青雲高等学校、豊中支援学校、刀根山高等学校、桜塚高等学校

テーマ:「マチカネワニ」

主催:桜塚高等学校

 


豊中の魅力が凝縮!12月14日(金)に「るるぶ豊中市」が発売。

2012年12月13日 | とよなかInfo

こんにちワニ~

毎日寒いですね

12月に入り、今年もあとちょっと!一年は、本当にあっという間だワニ~

でも、今年もまだまだ豊中のPRを頑張るので、よろしくお願いします

 

さて、今日は嬉しいお知らせ

12月14日(金)に、旅行やおでかけに便利な旅行情報誌「るるぶ」の豊中市域限定版「るるぶ豊中市」が発行されます

この「るるぶ豊中市」では、よりディープな豊中の情報が満載なんですよ

市民のみなさんにより身近な内容になるように、商工会議所や青年会議所などにもご協力いただきながら、情報提供などの編集協力をしたんだワニ

ここで、るるぶに関するプチ情報を1つ

るるぶは、1984年8月から2010年11月までの発行点数3791点が世界最多ということで、「発行点数世界最多の旅行ガイドシリーズ」として、2010年12月にギネス世界記録™に認定

ということは…

世界一の雑誌の豊中市バージョンということですね出来上がりがとっても楽しみだワニ

さて、ブログを見てくれたみなさんにだけ、一足早く表紙をご紹介

 

どうですか明るくて温かみのある雰囲気が豊中にぴったり実はぼくも表紙の中に出ているんですが、気づきましたか??探してみてくださいね

市政情報からグルメスポットまで、豊中の魅力が凝縮した一冊になっているんです

市民のみなさんには、身近なまちの情報源として、市外にお住まいのみなさんには豊中の魅力を知っていただくきっかけとして、活用していただける存在になったら嬉しいな

そして

発売を記念して、販売キャンペーンを行います

詳細はこちら

実施日:12月14日(金)

【田村書店 千里中央店】11時~19時、せんちゅうパル南広場の特設販売ブース

 ※11時、12時30分、13時30分、14時30分にぼくが登場予定

【紀伊国屋書店 梅田本店】11時~19時、1番カウンター前の特設ブース

 ※18時にぼくが登場予定

 

それでは、12月14日(金)、せんちゅうパルと梅田で、みなさんのお越しをお待ちしているワニ~

  


ニューヨーク・ヤンキースの主軸、カーティス・グランダーソン選手がやってきた!

2012年12月10日 | ちょっととよなか自慢

12月8日(土)、MLB(メジャーベースボールリーグ)の人気球団、ニューヨーク・ヤンキースで活躍中のカーティス・グランダーソン外野手が豊中ローズ球場を訪問。市内の小中学校の女子野球選手25人を招いて野球教室を開きました。

カーティス・グランダーソン選手は、ニューヨーク・ヤンキースの中軸打者として活躍中。これまでにオールスターゲームに3回も出場したMLBのスターのひとりです。

今回は、MLBが世界中の野球ファンに感動を届けることを目的としたMLB国際大使プログラムの一環で来日。日本各地を回り、野球教室や交流会を行っており、忙しい合間をぬって、この豊中にも立ち寄ってくれました。

ニューヨーク・ヤンキースのホームページはこちら。

http://newyork.yankees.mlb.com

 野球教室には、日本女子プロ野球機構も協力。日本女子プロ野球チームの大阪ブレイビーハニーズ、兵庫スイングスマイリーズ 、京都アストドリームスの選手たちや同機構ユースチーム「ピュアエンジェル」のみなさんも参加し、豊中の野球少女たちには、まさに夢のような一日。

日本女子プロ野球のホームページはこちら。 

http://www.girls-probaseball.jp/

 さっそく、野球教室の様子をご紹介します。

 ウォームアップのあとは、さっそくティーバッティングをしながらのバッティング指導。グランダーソン選手は、スタンスの幅やヘッドの位置などを説明した後、自らバットをもってお手本も。また、スイングする子どもたち一人ひとりに身振り手振りで、親身にアドバイスを送ってくれました。

また、その横では、大阪、兵庫、京都の女子プロ選手たちもティーバッティングを披露。コンパクトできれいな打撃フォームは、子どもたちのよいお手本です。

外野での守備練習では、自らグラブを持って、ゴロの取り方などを実技指導。

女子プロ野球選手のみなさんも、子どもたちの練習をお手伝いいただきました。

  最後は、グランダーソン選手への質問タイム。「守備範囲を広げるには」、「普段の練習時から意識していることは」、「ホームランを打つ方法は」など実践を意識した質問から、「好きな食べ物は」といったプライべートに関するものまで、たくさんの質問が寄せられました。

 グランダーソン選手は、常に試合での実践を意識して練習に取り組むことや、野球を楽しむ気持ちを忘れないことなど、子どもたちの一つひとつの質問に真摯に答えてくれていました。 

閉会のあいさつでは、子どもたちへ、いつまでも学び続ける姿勢を忘れず、常に野球を楽しんでほしいと語りかけてくれました。 

記念品の贈呈では、淺利敬一郎豊中市長が本市を紹介したペナント等をプレゼント。

日本女子プロ野球機構は、「第41回ベストドレッサー賞」を受賞した京都アストドリームスの川端友紀選手がプレゼンター役を務めました。

グランダーソン選手からは、自分の背番号14が入ったユニホームのレプリカをプレゼントいただきました。

 

教室終了後には、みんなで記念撮影です。 

 高校野球発祥の地・豊中を代表する豊中ローズ球場に、プロ野球選手から小学校の子どもたちまで、女子野球選手が一堂に会するのは初めてのこと。冬の雲の合間から差し込む太陽を浴びてグラウンドで輝く女子選手たちの姿に、何か豊中の野球の新しい可能性を垣間見るような気がしました。 

今日のブログは、都市活力創造室の長坂が、ローズ球場のスタンドからお伝えしました。


錦秋に余韻をとどめる豊中まちなかクラシック

2012年12月01日 | ちょっととよなか自慢

11月末で閉幕となる豊中音楽月間。中でも好評を博した豊中まちなかクラシックは、市内10会場で開催。市内外の多くの皆さまに日本センチュリー交響楽団が奏でる味わい深い演奏を、さまざまな編成でご堪能いただきました。
 同楽団の緻密なアンサンブルはもとより、会場の魅力も相まって、きらりと豊中の魅力が輝きました。後半の演奏会をたどってみましょう。

「萩の寺に綾(あや)なすモーツァルトの調べ」
(11月10日(土)13時~14時/東光院 萩の寺)
<プログラム>
バッハ:「ゴールドベルク変奏曲」~アリア(D.シトコヴェツキー編)
モーツァルト:弦楽三重奏のためのディヴェルティメントK.563

 萩の名所で知られる東光院のたたずまいにもしっくりと馴染んでいたゴールドベルク変奏曲。仏様の御前に整えられた調度も美しい本堂で聴くバッハの端正な音律。この静謐な空間が心做(な)しか、極楽浄土のように感じられたかもしれません。
 
(下写真)左から、ヴァイオリン:松浦奈々さん、チェロ:北口大輔さん、
ヴィオラ:飯田隆さん


 

 続いては、モーツァルトのディヴェルティメントの中でも珍しい弦楽三重奏です。演奏者の北口さんも「モーツァルト晩年の室内楽作品の最高傑作の一つ」と語る珠玉の作品。6楽章からなるこの大曲が、緊密なアンサンブルによって息もつかせぬばかりの心地よい緊張感とともに奏でられました。

 

「木管五重奏に南仏プロヴァンスを想う」
(11月10日(土)15時~16時/ノワ・アコルデ音楽アートサロン)
<プログラム>
モーツァルト:ディヴェルティメント第9番
ヴィヴァルディ:フルート、オーボエとファゴットのための協奏曲 ト短調
イベール:3つの断章
大きな古時計(楽器紹介)
ミヨー:ルネ王の暖炉

 5種の管楽器が勢揃い。フルートやクラリネット、ホルンはよく見かけるかもしれませんが、オーボーエや特にファゴットを間近に見聴きする機会は珍しかったのでは…
分かりやすい解説・楽器紹介も交えながら、時代や曲調もさまざまな作品を通じて、これら管楽器の個性豊かな音色を楽しみました。

(下写真)左から、フルート:永江真由子さん、オーボエ:宮本克江さん、
ホルン:向井和久さん、ファゴット:宮本謙二さん、
クラリネット:大中一巳さん


 

肌寒さの増すころ、ぬくもりに満ちた演奏で、ミヨーの「ルネ王の暖炉」ゆかりの南フランス・プロヴァンスの日だまりのあたたかさを感じていただけたのではないでしょうか。


「教会にいま甦える古(いにしえ)の響き」
(11月10日(土)17時~18時/ 日本キリスト教団豊中教会)
<プログラム>
マリーニ(1594-1663):ソナタ No.9  Op.8
テレマン(1681-1767):ソナタ
フレスコバルディ(1583-1643):カンツォーナ No. 1
ヘンデル(1685-1759):協奏曲第1番 変ロ長調
ヒダシュ(1928-2007):序奏とフーガ
ヨルゲンセン(1881-1947):ロマンス Op.21
カステレーデ(1926-):ファンタジー コンチェルタンテ
ロペス(1957-):トリオ Op. 1

 この演奏会のプログラムでは、すべての作曲家に生没年が添えられ、時代性を感じ取っていただきながら各曲をお聴きいただきました。
日ごろオーケストラではトロンボーンでご活躍のお二人が、古い時代の曲は、その再現にふさわしいトロンボーンの前身「サックバット」でお聴かせくださいました。後半は現代のトロンボーンに持ち替えてのご演奏。両楽器の形状や特徴を楽しくお話しいただき、音色も聞き較べながらこれら楽器の変遷をたどりました。

(下写真)左から、三窪毅さん、笠野望さん。
お二人の前に立て置かれているのがサックバット。


 

 この礼拝堂は天井が高く、17世紀から現代までの多彩な演奏曲が伸びやかに響きわたりました。高い窓からやわらかな夕日が差し込む厳(おごそ)かなひととき、したたる音楽の芳香に包まれました。

(下写真)ピアノは中山詩子さん



「四季(全曲)とヴィオラ協奏曲の夕べ 」
(11月14日(水)19時~20時45分/ アクア文化ホール)
<プログラム>
モーツァルト:歌劇「偽りの女庭師」K.196より序曲
シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲ニ長調Op.1
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《和声と創意の試み》Op.8「四季」

 豊中まちなかクラシックの最後を飾る充実のプログラム。「四季」の12の全楽章が奏でられ、今秋の一連の演奏会の幕を閉じました。
 ヴァイオリン、ヴィオラの独奏とともに、第1ヴァイオリン・第2ヴァイオリンが各4人、ヴィオラ3人、チェロ2人、コントラバス1人、オーボエ・クラリネット・ホルンが各2人、チェンバロ1人のチェンバーオーケストラはこの演奏会のために特別に編成されたものです。

 開演時には淺利敬一郎豊中市長からご挨拶させていただき、市と日本センチュリー交響楽団とで9月に取り結んだ「音楽あふれるまちの推進に関する協定」や、豊中まちなかクラシックによるこの協定の具現化などについてもお伝えしました。

 幕開けは、モーツァルトの序曲。寒気に少し冷える夜でしたが、澄明で軽妙なこの1曲で会場がでぱっと華やぎました。 

 続くシュターミッツのヴィオラ協奏曲は、日本センチュリー交響楽団ならではの選曲。ヴィオラをメインに聴ける演奏会は少ないものですが、楽器の中でも人の肉声に最も近いといわれるふくよかで厚みのあるヴィオラの音色を存分にお楽しみいただきました。
 18世紀の作品ながら、表現の幅と表情に富んだ曲調、そしてヴィオラ独奏の華麗なカデンツァ、息の合ったオーケストラが満場を魅了しました。

(下写真)ヴィオラ独奏:丸山奏さん


 

 後半の「四季」はヴィヴァルディの代表作としてよく親しまれていますが、日本センチュリー交響楽団の精鋭メンバーが紡ぎ出す繊細かつダイナミックな四季はまさに鮮烈。
 今から300年近く前のイタリアの四季の風物が、生き生きと目の前に描きだされるようです。小鳥のさえずり、そよ風に水の流れ、嵐などとともに、羊飼い、村人の踊りや狩猟シーンまでもが描ききられた名画を居ながらにして鑑賞いただいたことでしょう。
 ヴァイオリン独奏とオーケストラの見事な掛け合いがステージ上に繰り広げられ、終演時には客席から感嘆のため息が漏れました。

(下写真)ヴァイオリン独奏:蔵川瑠美さん


 

以上、都市活力創造室の加藤からお伝えさせていただきました。